こんばんは。
怒涛の投稿みすず学苑こと
フネです。
ありがたくも
メッセージで頂いた
記事のリクエストがありますので
公開させていただきます。
手前味噌なお願いですが
みそさんみたいに
コメントくれると相乗効果で
なお嬉しいので
是非ダブルで来いダブルで!!
では本題です。
今までで一番面白かった依頼
今までで一番面白かった依頼ってなんですか?
という直球の質問をいただきました。
正直、結構な難問だと思いました。
一番って難しいんですよ。
生き霊がついたとか
変なチャンネルが開いてしまったとか
大変だったやつ、香ばしいやつは
色々あるんですが
じゃあそれ面白いか?
っつーととにかく面倒臭いばかりで
しばらく自問自答していました。
なお最近は
石屋さんスピ屋さんのお客から
一見深刻そうで実質どうでもいい
ご相談をいただくことが多いです。
この辺の依頼は
読み物としてはハッキリいって面白くないです。
それ以外だと
サタンの力を手に入れてしまったので自制法を教えて……
みたいななろう小説が裸足で逃げ出すレベルの
かゆみを伴う相談もありますが
これはもう全編苦いです、ほろ苦い。(読後感も)
面白かった依頼か〜……
ああそんなのもあったな
という感じで脳内検索かけたので
過去歴代一番か?と言われると約束できません。
思いついた限りでは
一番面白かった依頼レベルかもしれませんが
ま、そこはご容赦くださいm(_ _)m
引きこもりの追い出し
思い出した限りで一番面白かったのは
引きこもりの追い出しです。
上客のお知り合いのお子さんが
今でいうところの引きこもりになってしまい
カウンセラーや支援者の方が
手を尽くしても一向に
天岩戸からお出でにならない
なんでもいいからいい案ないか?
ということで私に
お鉢が回ってきた時の話です。
え〜もし自殺とかされちゃったらやだな〜
寝覚め悪いな〜なんて思ってたんですが
「その後は責任とらなくていいから」
という話になり(親御さんも追い詰められてたんでしょうね)
じゃあ遊び半分で好き勝手やってやろ
と思いお引き受けいたしました。
で、
私がどんな選択肢をしたかと言いますと
ソイツんちのバをメチャクチャにしました。
手始めに家の意識的動線を
グッチャグチャにしたんですね。
いくら引きこもりであっても
時期を見てトイレや風呂には入るわけです。
そこに行く道に罠を仕掛けました。
具体的な内容を書くのは
ちょっと憚られるので
ある程度ご想像にお任せします。
見たくないもの、
違和感を覚えるもの、
認知がズレるようなもの、
を絶妙な塩梅で配置しました。
ボカして書きますと
「ハッキリと意図がとられると効果が出ない」
という前提で巧妙にやりました。
「ああ、こいつら俺を部屋から出そうとしてんな」
と気づかれますとこの作戦は裏目に出ます。
ですので
微妙な歪みを少しずつ入力していく形式です。
結果から言いますと
だいたい二ヶ月くらいで
ソイツの自律神経はおかしくなりました。
親御さんにも同意を得て
「特定の言葉を定期的にかける」
ということをお願いしました。
この言葉には明確な形式があります。
呪いの言葉じゃないですよ。
一見するとすごく優しげなものです。
スピとか自己啓発ハマってる人は
大量に吹き込まれてるんじゃないかな。
書きませんけど、
ある程度察せるところかと思います。
そいつを定期的に
自律神経的に一番不安定になる時間を狙って
優しく吹き込む。
耐性をなくすんですね。
本当にタチ悪い。
聴覚エイズみたいなもんだわ。
ま、扉越しではあるんですけど
一日のうちのある決まった時間帯に
その言葉が優しい口調でかけられるわけです。
返事をしようがしまいが
やめろ!と怒鳴られようが
徹底して行ってもらいました。
こういう術の悪用みたいなことって
普段はまずしません。
合コンでいい感じのねーちゃんを
口説くレベルならばいいんですが
このような内容だと準備も面倒だし
色々その後が面倒くさいからです。
しかし
お墨付きで悪用できる、
絶好の実験場を貸してもらえたわけです。
引きこもりのソイツにとっては悪用だったでしょうが。
まあ、こんなに面白い話はないでしょう。
逃げ出すという選択肢が決め手
そんなことをずっと続けていたものですから
地味に対象の精神はオカシクなってきます。
後から聞いた話ですが
変な汗が止まらなくなり、食欲がなくなり、
緩やかな体重減少が続いたそうです。
典型的な自律神経障害の症状ですね。
ここからはこちらとソイツの我慢比べでした。
本音としては
(早まるなよ、後、ポックリ逝くなよ……)
と願いながら、ある日突然勝負はつきました。
ソイツは自ら天岩戸を開き
「頼む、病院連れてってくれ」
と親御さんに懇願したそうです。
その連絡が私にきた時
思わずガッツポーズをしました。
博士、実験成功です!
と叫びたくなりました。
そしてソイツが少し離れた病院に
親同伴で向かっている際に
許可を得てソイツの部屋に入り
最後の仕上げをしました。
何をしたかはもう書くまでもないと思います。
トドメの一撃を
あくまでさりげなく
置いていったのです。
その後の顛末
程なくして、
彼が家を出て一人暮らしを始めたと聞きました。
一人暮らしだなんて甘えてねーで
寮付き住み込みの仕事でもしろや!
と思ったのですが
多分親御さんが初期費用を出してくれたんでしょう。
彼に仕事があるのか、
あっても正社員かアルバイトなのかは
わかりません。
とにかく家を出て引きこもりじゃなくなったので
あとはもう私の知ったこっちゃありません。
親御さんからは結構なお礼金を頂き、
ふねのたのしいじっけんしつ
は閉幕したのでした。
・・・・・・
一番楽しかった依頼は
多分これだと思います。
普段使わない使い方で
術の実験ができたのは
本当にいい経験だったし
お礼金も美味しかった(直球)
今回はこのくらいで。
リクエストありがとうございました。
フネ