水曜に祖母が亡くなり、昨日、葬式が終えました。
あっという間の4日間でした。
家に祖母の体ある時も、
花がたくさんあって、人もたくさんいて。
葬式も会場ホールが立派で、
華やかなで、
あまりにも綺麗で豪華で・・
そのせいかあまり悲しみを感じずにいましたが。
親戚がみんな帰ってから、
急に寂しさと悲しみが襲ってきました。
父は長男で、祖母とは30年以上暮らしました。
最後2年半は老人ホームでしたが。
父の兄弟親戚が集まりました。
いとことも何十年ぶり。
小さい頃、正月に集まったり、遊んだりしました。
祖母達が、僕といとこを山に連れてってくれたりもして。
遠くにいてこれないいとこもいましたが、
みんな30代で大人になって
いとこの旦那や嫁さんも来てくれて、ありがたく。
久しぶりのいとことも再会してそれがうれしい時間でした。
祖父が死んで、
祖母が生きていたから、
おばあちゃんに会いにということで、
時々いとこ達も来てくれていました。
もうこれから会うきっかけがなくなったなと思ったら、
さびしく思いました。
いとこや親せきのおじさん達、みんな帰った後、
父母と家族3人になり、急に寂しく感じました。
いとこの1歳半の娘もきて、
みんなのヒーローでした。
ばあちゃんにあまりひまごを抱かせてやれなかったなとか、
父母にもですけど
そのこともまた思ったりして。
なんかひねくれた心で、
一人でいいやなんて思ってましたけど。
またいつか結婚したいなと思いました。
僕はずっとつっぱって生きてきました。
小学時代は明るくて
友達付き合いもできて、友達も普通にいて。
中学ぐれてから、人に対して
「俺はお前らとちがうんだ」
っていう気持ちを持つようになって。
それは高校時代、ダンスやっている時も、
20代の頃もそうで。
自分が集団の輪に入れない寂しさを感じた時や、
人付き合いうまくできない時、
「俺は、お前らと違う。人と違うんだ」
なんて気持ちを持っていたように思います。
自分の変なプライドで、変な殻をつくっていたなと。
今になってよく感じます。
すごく小さいですけど。
クリスマスキャロルという映画をみたことがあります。
人に壁をつくり、意地悪ばかりして、
変哲な性格の主人公が、
死んだときの夢を見ます。
その夢では、誰も葬式に来てくれなくて、
「あいつが死んでよかった」
と散々言われている夢。
そして神様みたいな人から、
これは正夢だ、こういう風になると言われます。
そして主人公は、その夢から覚めた時、
そんな最後を送りたくないと、
隣人に心を開き、優しくなり、
人生を変えていくという話です。
昔の僕も、まさにこの主人公みたいだなと思いました。
父や母ともろくにコミュニケーションをとらず、
「こいつらのせいで」
て人生うまくいかないことを親のせいにして。
なんてみじめな小さい性格だったなと思います。
離婚して、何もかもうまく行かない時に、
他人に対してのこういう嫉妬心を抱えていました。
全然、人の幸せを願えなくて、
嫉妬やねたみばかりがどんどん膨らんで。
ここ最近の自分はそうじゃないし。
人の幸せを普通に願える自分ですが。
嫉妬心で自分を小さくしていたなと気がついてから、
嫉妬心もなくなりましたけど。
小さい頃から一人っこで寂しくって、
兄弟いる人や、人に囲まれて満ち足り人が
うらやましかったんだろうなって思いました。
けして嫌われるタイプじゃなかったのに、
自分が壁をつくり、人を寄せ付けなかったなと。
元奥さんに対しても、本当に申し訳ないことをけっこうしたな
今さらながら反省しました。
こういう思いがフラッシュバックしてきました。
自分はほんとに何をみてきたんだろうなって思いました。
祖父が亡くなった時は16歳で、
その時のことはあまり記憶にありません。
今回こうして、
一緒に住んだ家族の死を身近で体験しました。
老人ホームにいる時も、あまりしゃべれなかったし、
家から近かったので
いつでも会えるなんて思っていましたけど。
もう会えないのがつらいですね。
父やおじさん達、誰かが会いに行くと、いつも
「たかし」
と僕の名前を言っていたと。
生きてるから大丈夫だ、まだ会えるなんて思わないで、
もっと会いにいけばよかったなと後悔しました。
みんなに久しぶりに
「たかし」「たかしくん」
て呼ばれて。
俺はいつまでたっても、何をしてようと、
この家の長男であって。
つっぱろうが、
大人になろうが、何の仕事しようが、
ちっちゃい頃から何も変わらない
たかしなんだなあって思いました。
祖父と祖母がいた、
いとこ達もみんな集まった小さい頃に
戻りたいなって思ったりもして。
いや、タイムマシンあったら戻りたいです。
話せて元気だったころのばあちゃんに会いたいなと思います。
寂しさとか悲しみとか味わいたくないですけど、
これが生きるということなんでしょうね。
すごい寂しいですけど、
これと同じくらい楽しいことも待ってると思う事にします。
生きるとは、時にはかなしかったりつらいことです。
どうぞ、人生を大切にして下さい。