パチドール屋を訪れてから一年以上後、まったくの別件であの工房兼店の…つまりは恩田社長の会社の近くを車で通りかかる機会があった。
運転していたのは同業の編集者&雑文業のJ…そして行きつけの店の女の子二人である。
Jとは恩田社長を通じて知り合った仕事&遊び仲間であり、その夜は女の子達の店が終わったあと…ぶっちゃけアフターと言うヤツで食事に出かけたのだ。
…目黒駅の裏あたり…恩田さんの会社の近くに美味い店を見つけたんですよ…
確かその夜のドライブはJのそんな言葉で始まったはずだ。
自慢じゃないが僕は相当の方向音痴だしJもかなりのモンである。
それ故…と、言うべきが当然と言うべきか僕達はたちまち道に迷った。
…銀座を出るとき泣きだしそうだった空は白金辺りでついに我慢出来なくなり、フロントガラスに大粒の雨粒が当たりはじめる。
今いるところすら怪しくなったJに僕は取り敢えず位置関係が判る場所…つまり恩田社長の会社まで行ってみることを提案した。
…いや~、ボクも一瞬それを考えたんですがね…あそこって夜行くと恐いじゃないですか?
バカ! なに子供みたいなこと言ってるんだよ!
Jが夜行くと恐い…と言ったのは勿論あのパチドール屋の駐車場に捨てられた人形の面(おもて)の話である。
社長の会社は狭い私道…しかも行き止まり…の途中にあり、車がUターンするにはどうしてもあの駐車場に頭を突っ込まなければならかったのだ。
ナニナニ? 何の話し?
この近くにナンかあるの?
二人の話を聞いた女の子達がたずねる。
僕はパチドール屋とその駐車場に捨ててある面(おもて)の話をした。
それ見たい! あたし恐いのスキ!
エ~ツ!? やめようよ…恐いの嫌い! お人形苦手~!
二人の反応は正反対だったが結局僕達は行ってみることにした。
恐いもの見たさ…見せたさ(?)てのも在ったが目的の店のラストオーダーの時間が迫っていたのだ。
いつもの道順では無かったので多少手間取りはしたがJは五分ばかりで恩田社長の会社へ…つまりはパチドール屋へと続く路地に入った。
その頃には雨足はかなり強くなっており路地の入り口脇に立てられた…『この先私有地行き止まり』の看板が無かったら確実に道を間違えていたろう。
道幅はまさにギリギリ一車線の小道である。
右手に恩田社長の会社そして正面にパチドール屋の駐車場…
雨に濡れた砂利をタイヤが踏む音が車内にも聞こえる…。
そのとき四人全員が声にならない…なんとも形容し難い呻きをもらした。
前方…雨に濡れて黒く光っている砂利の上に『ソレ』が在ったのだ。
『ソレ』…人形の面は僕の…そしておそらくはJの予想とも異なる姿をしていた。
捨てられた面は瞳の無い…つまりは黒目の入っていない状態のはずだった。
だが青白いヘッドライトの光芒に浮かび上がったそれには明らかに黒目が…文字通りガラスのドールアイが光っていたのだ。
玉砂利の上…降りしきる雨に濡れなから面は無表情な瞳をこちらに向けている。
よくよく見ると瞳が入れられた面(おもて)は一つだけで、そのまわりには黒目のはいっていないヤツが幾つも転がっていた。
一瞬のあいだ思考停止状態に陥っていた僕は我に返るとJを促し、彼は乱暴に車をUターンさせた。
後部座席の女の子達は身体を寄せあうようにして竦んでいる。
その夜、僕達は結局、目的の店には行かなかった。
パチドール屋の駐車場を出たあと、なかばパニックを起こしたJが闇雲に車を走らせ、気が付くと三田の慶応近くまで来ていたのだ。
女の子達はすっかりおじ気付き、半泣きで早く帰りたいと訴えた。
結局、一人は恐いので片方の家にもう一人が泊まると言うことになり二人を東中野まで送っていくという話になった。
実はこの辺りからの四人の記憶は甚だ曖昧になる。
Jは僕と二人して彼女達をマンションまで送って行ったと主張しているが、僕の記憶では送ったのはヤツ一人なのだ。
女の子達の話も同様にハッキリせず、一人はJと同じく二人に送ってもらったと…もう一人は僕と同じで送ったのはJ一人だけだったと記憶していたのである。
非常に短時間の…しかも単純な出来事についての記憶がこうも食い違っているのはそのときの僕達がいかに狼狽え、平常心を無くしていたかの証拠だろう。
ま、誰の記憶が正しかったか? なんてことを今更議論しても始まらないので、ここは僕の記憶に基づいて話をすすめよう。
基本的にオカルト…超常現象に関して僕は極めて鈍いタイプの人間である。
所謂、霊感めいたものは一切無いし…予感とか、虫の知らせと言った経験をしたことも殆ど無い。
(皆無ではない!)
かと言ってその種の事象を信じていないとか、嫌いだとか言うわけでも無い…むしろ怪談やオカルト話は大好きな野次馬である。
すごく卑怯で狡い考えだとは思うが…僕には超常現象ってヤツで自分が傷ついたり呪われたりすることは絶対に無いと言う妙な確信が在るのだ。
閑話休題…話をあの晩にもどそう。
僕の記憶では三田の慶応近くで、女の子達を家まで送って行くと言う話になった。
魚藍(ギョラン)坂に在った行きつけのスナックで飲むことにした僕はJ達と別れ車を降りた。
一方、東中野から一旦自宅(渋谷)に戻ったJは、タクシーで新宿へ出て飲みはじめた。
かたや魚藍坂のスナックで飲んでいた僕もそこのマスターと新宿で飲むことになったのだ。店が暇なのを良いことに早仕舞いをして遊びにいこうと考えたマスターに誘われたのである。
ま、所詮業界人の行動範囲なんてのは狭いモンで、二人は区役所通りにあるMなる店で再会したと言うわけだ。
余談ついでに書いておくが、このMなる店…業界ではかなり有名で、店名が某カルトクイズの問題に出されたことさえある。
再び閑話休題…あのバタバタした一夜(J曰く恐怖! 光る眼の夜)から数日後…僕は恩田社長に電話をかけた。あの店がどうなったか気になったのだ。
ヱ!? 沙羅パパは知らなかったっけ?
恩田社長は素っ頓狂な声をあげた。
いや…あの店さァ無くなったんだよね…。
聞けばパチドール屋は半年ばかり前に突然閉店したらしいのだ。
しかも建物自体も取り壊され、いまは駐車場になっていると言う。
家賃だか地代の支払いで、地主と揉めたらしくてさ、あっという間に取り壊しちまった。引っ越す…てェのに行き先も言わなきゃ挨拶も無しだ。まったく近ごろの若い連中はよう…
じ、じゃァあそこはいま?
僕は社長の言葉を遮って尋ねた。
だから、いまやあそこは全面駐車場…つ~か、ただの更地。
地主の爺さんは年内にはなんか建てるっていってたけどどうなることやら…
そのあと恩田社長とどんな会話をしたのか…どう言うタイミングで電話を切ったのかまったく記憶に無い。
翌日…僕は何の予定も無いのにJRに大枚を払って東京に出た。
勿論、ことの真偽を確かめるためだ。
結論から言ってパチドール屋が建っていた場所は恩田社長の言うとおり綺麗サッパリ、更地になっていた。
唯一、以前から敷かれてい小粒の玉砂利と、後から敷かれた大粒で不揃いの砂利の境目が、以前この土地に何か建物が建っていたことを物語っている。
そして問題の人形の面(おもて)は影も形も…瞳の入ったヤツも白目をむいたヤツも一つも落ちてはいなかったのだ。
だがこの期に及んでも僕はこの話の合理的解決ってヤツに少なからず自信を持っていた。
店が無くなった後も捨てられた面が残っていた…ってのは充分有り得る話だし、ましてや引っ越しが急だったとすれば、そのどさくさで完成品の人形が壊れ、黒目の入った面が捨てられた…と、言う可能性も無いわけじゃナイだろう…。
そしてこの土地に何か新しい建物を建てる話が決まり僕達が見た雨の日以降…つまりここ二、三日のあいだに面が片付けられた…なんてコトも有り得ると思ったのだ。
だが残念ながら僕の考えは間違っていた。
恩田社長の話だと、そもそも揉めた切っ掛けは、駐車場に不良品の面が捨てられていたことらしいのだ。
地権者…大正生まれの爺さんは僕と同じく、たとえ不良品でも商売物を…まして人型をした人形を粗末に扱うなと説教したらしいのである。
つまり、引っ越しの切っ掛けが捨てられた面だとすれば、それらは一番に先片付けられたと考えるのが合理的だろう?
もしかすると引っ越しのとき壊れて捨てられた人形が残っていて…なんて言う僕の推論は完全に成り立たなくなったのだ。
S川早苗とK森定夫がどうなったか? 気になった僕は伝手を辿り行方を追ってみたが二人の行方はついぞ分からなかった。
その後、恩田社長の会社も葛西だか何処だかに引っ越し、めっきり会う機会も無くなくなった。
あの女の子達が勤めてた銀座の店も既に無い…。
Jは編集者を辞め、奥さんの実家のある某地方都市で酒の卸問屋を営んでいる。
つまらり僕のまわりにあのパチドール屋のことを…そしてあの夜の出来事を知る人間は誰も居なくなってしまったのだ。
いまでも僕は雨が振る夜にはあのパチドール屋の事を思い出すことがある。
別段恐ろしくは無い…人間ある程度長く生きると、世の中には理屈で説明できない事柄がいくつも在る…て、事がだんだんと判ってくるものだ。
と、ここまでがmixiに書いた『光る眼』①~③の話であります。
構成が不味いとか…
文章が拙い…
なんて話は一先ず置いてきぼりにして…
この話…実は終わってはいなかったのである。
運転していたのは同業の編集者&雑文業のJ…そして行きつけの店の女の子二人である。
Jとは恩田社長を通じて知り合った仕事&遊び仲間であり、その夜は女の子達の店が終わったあと…ぶっちゃけアフターと言うヤツで食事に出かけたのだ。
…目黒駅の裏あたり…恩田さんの会社の近くに美味い店を見つけたんですよ…
確かその夜のドライブはJのそんな言葉で始まったはずだ。
自慢じゃないが僕は相当の方向音痴だしJもかなりのモンである。
それ故…と、言うべきが当然と言うべきか僕達はたちまち道に迷った。
…銀座を出るとき泣きだしそうだった空は白金辺りでついに我慢出来なくなり、フロントガラスに大粒の雨粒が当たりはじめる。
今いるところすら怪しくなったJに僕は取り敢えず位置関係が判る場所…つまり恩田社長の会社まで行ってみることを提案した。
…いや~、ボクも一瞬それを考えたんですがね…あそこって夜行くと恐いじゃないですか?
バカ! なに子供みたいなこと言ってるんだよ!
Jが夜行くと恐い…と言ったのは勿論あのパチドール屋の駐車場に捨てられた人形の面(おもて)の話である。
社長の会社は狭い私道…しかも行き止まり…の途中にあり、車がUターンするにはどうしてもあの駐車場に頭を突っ込まなければならかったのだ。
ナニナニ? 何の話し?
この近くにナンかあるの?
二人の話を聞いた女の子達がたずねる。
僕はパチドール屋とその駐車場に捨ててある面(おもて)の話をした。
それ見たい! あたし恐いのスキ!
エ~ツ!? やめようよ…恐いの嫌い! お人形苦手~!
二人の反応は正反対だったが結局僕達は行ってみることにした。
恐いもの見たさ…見せたさ(?)てのも在ったが目的の店のラストオーダーの時間が迫っていたのだ。
いつもの道順では無かったので多少手間取りはしたがJは五分ばかりで恩田社長の会社へ…つまりはパチドール屋へと続く路地に入った。
その頃には雨足はかなり強くなっており路地の入り口脇に立てられた…『この先私有地行き止まり』の看板が無かったら確実に道を間違えていたろう。
道幅はまさにギリギリ一車線の小道である。
右手に恩田社長の会社そして正面にパチドール屋の駐車場…
雨に濡れた砂利をタイヤが踏む音が車内にも聞こえる…。
そのとき四人全員が声にならない…なんとも形容し難い呻きをもらした。
前方…雨に濡れて黒く光っている砂利の上に『ソレ』が在ったのだ。
『ソレ』…人形の面は僕の…そしておそらくはJの予想とも異なる姿をしていた。
捨てられた面は瞳の無い…つまりは黒目の入っていない状態のはずだった。
だが青白いヘッドライトの光芒に浮かび上がったそれには明らかに黒目が…文字通りガラスのドールアイが光っていたのだ。
玉砂利の上…降りしきる雨に濡れなから面は無表情な瞳をこちらに向けている。
よくよく見ると瞳が入れられた面(おもて)は一つだけで、そのまわりには黒目のはいっていないヤツが幾つも転がっていた。
一瞬のあいだ思考停止状態に陥っていた僕は我に返るとJを促し、彼は乱暴に車をUターンさせた。
後部座席の女の子達は身体を寄せあうようにして竦んでいる。
その夜、僕達は結局、目的の店には行かなかった。
パチドール屋の駐車場を出たあと、なかばパニックを起こしたJが闇雲に車を走らせ、気が付くと三田の慶応近くまで来ていたのだ。
女の子達はすっかりおじ気付き、半泣きで早く帰りたいと訴えた。
結局、一人は恐いので片方の家にもう一人が泊まると言うことになり二人を東中野まで送っていくという話になった。
実はこの辺りからの四人の記憶は甚だ曖昧になる。
Jは僕と二人して彼女達をマンションまで送って行ったと主張しているが、僕の記憶では送ったのはヤツ一人なのだ。
女の子達の話も同様にハッキリせず、一人はJと同じく二人に送ってもらったと…もう一人は僕と同じで送ったのはJ一人だけだったと記憶していたのである。
非常に短時間の…しかも単純な出来事についての記憶がこうも食い違っているのはそのときの僕達がいかに狼狽え、平常心を無くしていたかの証拠だろう。
ま、誰の記憶が正しかったか? なんてことを今更議論しても始まらないので、ここは僕の記憶に基づいて話をすすめよう。
基本的にオカルト…超常現象に関して僕は極めて鈍いタイプの人間である。
所謂、霊感めいたものは一切無いし…予感とか、虫の知らせと言った経験をしたことも殆ど無い。
(皆無ではない!)
かと言ってその種の事象を信じていないとか、嫌いだとか言うわけでも無い…むしろ怪談やオカルト話は大好きな野次馬である。
すごく卑怯で狡い考えだとは思うが…僕には超常現象ってヤツで自分が傷ついたり呪われたりすることは絶対に無いと言う妙な確信が在るのだ。
閑話休題…話をあの晩にもどそう。
僕の記憶では三田の慶応近くで、女の子達を家まで送って行くと言う話になった。
魚藍(ギョラン)坂に在った行きつけのスナックで飲むことにした僕はJ達と別れ車を降りた。
一方、東中野から一旦自宅(渋谷)に戻ったJは、タクシーで新宿へ出て飲みはじめた。
かたや魚藍坂のスナックで飲んでいた僕もそこのマスターと新宿で飲むことになったのだ。店が暇なのを良いことに早仕舞いをして遊びにいこうと考えたマスターに誘われたのである。
ま、所詮業界人の行動範囲なんてのは狭いモンで、二人は区役所通りにあるMなる店で再会したと言うわけだ。
余談ついでに書いておくが、このMなる店…業界ではかなり有名で、店名が某カルトクイズの問題に出されたことさえある。
再び閑話休題…あのバタバタした一夜(J曰く恐怖! 光る眼の夜)から数日後…僕は恩田社長に電話をかけた。あの店がどうなったか気になったのだ。
ヱ!? 沙羅パパは知らなかったっけ?
恩田社長は素っ頓狂な声をあげた。
いや…あの店さァ無くなったんだよね…。
聞けばパチドール屋は半年ばかり前に突然閉店したらしいのだ。
しかも建物自体も取り壊され、いまは駐車場になっていると言う。
家賃だか地代の支払いで、地主と揉めたらしくてさ、あっという間に取り壊しちまった。引っ越す…てェのに行き先も言わなきゃ挨拶も無しだ。まったく近ごろの若い連中はよう…
じ、じゃァあそこはいま?
僕は社長の言葉を遮って尋ねた。
だから、いまやあそこは全面駐車場…つ~か、ただの更地。
地主の爺さんは年内にはなんか建てるっていってたけどどうなることやら…
そのあと恩田社長とどんな会話をしたのか…どう言うタイミングで電話を切ったのかまったく記憶に無い。
翌日…僕は何の予定も無いのにJRに大枚を払って東京に出た。
勿論、ことの真偽を確かめるためだ。
結論から言ってパチドール屋が建っていた場所は恩田社長の言うとおり綺麗サッパリ、更地になっていた。
唯一、以前から敷かれてい小粒の玉砂利と、後から敷かれた大粒で不揃いの砂利の境目が、以前この土地に何か建物が建っていたことを物語っている。
そして問題の人形の面(おもて)は影も形も…瞳の入ったヤツも白目をむいたヤツも一つも落ちてはいなかったのだ。
だがこの期に及んでも僕はこの話の合理的解決ってヤツに少なからず自信を持っていた。
店が無くなった後も捨てられた面が残っていた…ってのは充分有り得る話だし、ましてや引っ越しが急だったとすれば、そのどさくさで完成品の人形が壊れ、黒目の入った面が捨てられた…と、言う可能性も無いわけじゃナイだろう…。
そしてこの土地に何か新しい建物を建てる話が決まり僕達が見た雨の日以降…つまりここ二、三日のあいだに面が片付けられた…なんてコトも有り得ると思ったのだ。
だが残念ながら僕の考えは間違っていた。
恩田社長の話だと、そもそも揉めた切っ掛けは、駐車場に不良品の面が捨てられていたことらしいのだ。
地権者…大正生まれの爺さんは僕と同じく、たとえ不良品でも商売物を…まして人型をした人形を粗末に扱うなと説教したらしいのである。
つまり、引っ越しの切っ掛けが捨てられた面だとすれば、それらは一番に先片付けられたと考えるのが合理的だろう?
もしかすると引っ越しのとき壊れて捨てられた人形が残っていて…なんて言う僕の推論は完全に成り立たなくなったのだ。
S川早苗とK森定夫がどうなったか? 気になった僕は伝手を辿り行方を追ってみたが二人の行方はついぞ分からなかった。
その後、恩田社長の会社も葛西だか何処だかに引っ越し、めっきり会う機会も無くなくなった。
あの女の子達が勤めてた銀座の店も既に無い…。
Jは編集者を辞め、奥さんの実家のある某地方都市で酒の卸問屋を営んでいる。
つまらり僕のまわりにあのパチドール屋のことを…そしてあの夜の出来事を知る人間は誰も居なくなってしまったのだ。
いまでも僕は雨が振る夜にはあのパチドール屋の事を思い出すことがある。
別段恐ろしくは無い…人間ある程度長く生きると、世の中には理屈で説明できない事柄がいくつも在る…て、事がだんだんと判ってくるものだ。
と、ここまでがmixiに書いた『光る眼』①~③の話であります。
構成が不味いとか…
文章が拙い…
なんて話は一先ず置いてきぼりにして…
この話…実は終わってはいなかったのである。