ボイストレーニング教室で、基本的な発声から、MC、ナレーション、DJなどのレッスンをさせて頂くようになって早5年?いや6年になろうかとしてます♪
やり始めた当初は…
いや、今もそうですが…
「大した実績も無い私ごときが指導なんて、とんでもないなぁ~」
と思いながらも(笑)
「でも、与えられた役割はちゃんとこなそう!!」
と毎回無い知恵を絞って、なんとか頑張っております♪
でも今となっては・・・
そういった状況を与えてくれたことにものすごく感謝しています♪
それは、
自分の商売道具である「声」のことだったり「話し方」のことを改めて一生懸命勉強するようになったから(笑)
本を何十冊も読んだり、セミナー授業を聞いたり…
今まで絶対にしなかったことです。
言うなれば「アウトプット」するために「インプット」するようになった(笑)
ここ最近のお気に入りは…
講演家の鴨頭嘉人先生ですね♪
この先生の論理…原理原則は素晴らしいと思います。そして、実践力がある。
スピーチ力は惹き込まれます。
申し訳なく思いながら・・・鴨頭先生の講義をパクッて・・・
いや、ところどころ真似てます(笑)
「学ぶ(マナブ)」は、「真似る(マネル)」ですから♪
自分も講師をしていて思うのが…
この「原理原則」を伝えるのって結構難しい(>_<)
暗・黙・知
あん・もく・ち
とあるビジネスの先生が仰っているのを聞いてとても心ざわついたんです。
暗黙知(あんもくち)→文字や言葉にして伝えることが難しいこと。
言語化して伝えることが難しいもの…
例えば「泳ぎ方」とか「自転車の乗り方」とか「絵の描き方」とか…。
武道なんかもそうですね。
言葉だけで、クロールが出来ない人にクロールが出来るように指導ってできますか?
言葉だけで、武道の技の極意を伝えることが出来ますか?
ビジネスもしかり。その境地に到達するには言葉に発して指導はしていないけど、知ってて当然の事や、自然と身についている事があるから成功していたりする。
自分が当たり前に出来ているとしたら、改めてそのやり方を伝えるというのは、
意外と難しいことだったりします。
で、
そのビジネス指南の先生いわく…
ビジネスで成功するにおいて
指導者を間違えず選ぶことは重要である!
が、ほとんどの人はそこで失敗している…と。
ビジネスで成功するための指導者選びで、
選んではいけない先生というのがあるそうです!!
おっ、怖っ!!(笑)
でも、これは逆に反面教師というか…
分野は違うけれど、どういう指導者になれば良いのか?
の参考になるのではと思ったんです。
ビジネスにおいて成果を出してはいるが・・・指導者として
「決して選んではいけないタイプ」とは?
①天才肌タイプ
スティーブ・ジョブズに代表されるような、直観とセンスで成功を収めている天才肌の人。
当然、実績があるか?ないか?だと実績がある方が良い事に異論はありません。
が、なんとなくやっていても成果の出てしまう文字通り天才と呼ばれる人。
凡人にはその成功した過程が理解できないし、実践できない。
②黎明期有名人タイプ
製品には、黎明期(導入期)→成長期→成熟期→衰退期が必ずある。
つまり、みんながやり始める前に「先見の明」でビジネスに参入して成功を収めている人のやり方は参考にならない。始めた時期が早かった事だけが成功の大部分の要素であるから参考にならないパターン。
③宗教家、大学教授タイプ
理論はしっかりとしていて素晴らしいが実践の伴わないタイプの人。つまり頭でっかちで実際のビジネス経験の無い人。
以上の3タイプは指導者として選んではダメらしい。
まぁ、どれも理解はできますね(笑)
では、どういう指導者を選ぶのが良いのか??
どうしたら、そこに再現性が生まれるか?徹底的に研究し理解しようとする人。
なぜ自分は上手くいっているか?を語る事が出来て、それを他人にも教える事が出来る人。
言い換えれば・・・
「物事の原理原則や、本質をつかんでいる」指導者。
これって!!
「ボイストレーニング」や「話し方」を教えている
私の「教え方」にも十分すぎるほど関係する!!
と感じました。
怖くなります。
今までそんな教え方が出来ていたか?と。
マンツーマンや、少人数指導だと、「暗黙知」の壁は比較的越えさせてあげやすい。
が、
「緊張をどうするか?」「なぜ噛んでしまうか?」「どうして声が出ないか?」「なぜ納得できる声色が使えないか?」「なぜ原稿が綺麗に読めない?」「表現力がなぜでないのか?」「なぜオーディションに通らないか?」「なぜ仕事がこないか?」・・・
そういった事を、再現性をもって語っていないんじゃないか?
簡単に「それは貴方の能力や努力が足りないからです!!」という安易な言葉で片づけていたんじゃないだろうか?
「俺の背中を見て学べ!!」的な精神論でスルーしていたんでは??
「こうすれば成功します!!」っていう経験に裏打ちされたノウハウと研究が全然足りないんじゃないか?
と、もの凄く、いや少し(笑)反省したわけです。
「自分がなぜこの仕事が出来ているか?」
ここから立ち返らねばなりません!!2017年 冬 ♪(笑)