古事記 スサノオと美琴 終幕 | 折井あゆみオフィシャルブログ「折井あゆみの、目覚まし7コ愛用中…★」powered by アメブロ

古事記 スサノオと美琴 終幕

こんにちは、折井あゆみです。

皆様、如何ですか?

9月に入りましたね。
雨の日が続き、日が落ちると少し冷えます。

今年の夏は長かったね。

私の夏の思い出は、
ファンタジックオーケストラミュージカル『古事記 スサノオと美琴』
一択でした。

衣装写真は初だしですね。

観劇できなかった方の為に、凄ーく簡単ですが、物語のあらすじを。

小学生の美琴君。学校の帰り道、いじめっ子達に追いかけられているうちに雷が落ち、高天原という神々の世界に飛ばされてしまいます。
黄泉の世界に飛ばされてしまったいじめっ子達を助けようと、黄泉の国に行く為に必要な三種の神器を集める旅を、
高天原で出会った暴れん坊な神、スサノオと共に始めます。

幼くとも勇気と信念を持ち、正しい行いをしようとする美琴君と旅をするうちに、暴れん坊だったスサノオも次第に心を動かされていきます…。

私は家族と村の人達の為に、ヤマタノオロチの生贄になろうとする、クシナダ姫役でした。


今年の5月から、私の胸の中にはぐるぐると色んな感情が駆け巡っていました。

何としても取りたい…そんな思いで受けたオーディションから3ヶ月。

数日経ち、ああ、終わったなぁと、漸く実感しています。


本格的にお芝居を初めた日から今まで、沢山の素敵な作品に出演させてもらい、素敵な劇場に立たせていただきました。

でもこの作品は、自分の人生においてまた特別な決意と共にありました。


スタッフ、出演者、最初は誰一人知っている方はいませんでしたが、初めましてのみなさんの事を大好きになりました。ここで簡単ではありますが、お世話になったメインキャストの皆さんをご紹介します。

まず、イザナギ役岡幸二郎さん
作品の始まりと終わりを担った岡さん。岡さんがお稽古に合流して、初めてお歌を聴いた時、稽古場にいた全員から拍手が起こり「この作品は成功するね!」ってみんなで言い合いました。
技術と思いが両方備わった歌とは、こういう事だ!としっかりそのお姿から教えていただきました


そして、真ん中に写っていらっしゃるのは、アマテラス役月影瞳さん
月影さんは、同じ長野出身です!
長野出身でこういった芸事の世界にいらっしゃる方はとても少ないので、出会った時から勝手に親近感を感じていました。
大先輩にも関わらず、毎日とても優しく接して下さり、本当のアマテラス様のようでした
美しく優しく、可愛らしく、憧れの方です。
これからもお会いしたいなぁ…

美琴の母と、イザナミの二役を演じられた彩輝なおさん
美琴君とお母さんのシーンに涙した方も多かったのでは?優しく優しく大切な息子に語りかける一言一言が、とても沁みました。
私もいつか、あんなお母さんになりたいな。。
なんて思ったりして
ご本人も気さくで素敵な方です!この現場、本当に素敵な女性陣ばかりでした

そして、美琴役、木村咲哉君。
うっかり衣装で写真撮るの忘れちゃったショック
ちょっとシャイで、真面目で頑張り屋さんなさくちゃん。さくちゃんのひたむきさは、みんなの心を見事にかっさらって行きましたw
私もさくちゃんの事が、美琴君の事が大好きになりました!
美琴君が「お母さん」「スサノオ」って叫ぶ度に、舞台袖で泣きそうになっちゃった。
困難も、自分の力で乗り越えて行った姿、ちゃんと見てたよ!すごーくすごくカッコ良かった
絶対素敵な俳優さん、素敵な大人になるね!

そして、座長スサノオ役廣瀬智紀君
廣瀬君が真ん中にいなかったら、この作品は出来なかったんじゃないかな。私だけじゃなくきっとみんながそう思ってる。
お芝居の話をした事は全然なかった。
でも一回一回の稽古で、どんどん廣瀬君のお芝居が変わっていって、あ!今日はそう来るんだなぁ!って毎回新鮮な気持ちでお芝居を受けて、しっかり返そうって思いました。
真摯に役に向き合い、座組みの空気を読み、自分の役割を全うし、子役ちゃん達の良いお兄ちゃんで、みんなみんな感謝してます。俳優としても、人間としても凄い人。きっと今まで色んな事を乗り越え、これからも更に高みを目指して行くのでしょう。
ありがとうね、本当に。

さくちゃんと廣瀬君の年の差の友情が、凄く素敵で、良いな…ってずっと微笑ましく見ていました。

遠くない未来、この二人がまた会えたら良いなって思います。

一瞬の花火のような、そんな夢のようで儚いお話でした。夏休みの終わりの時期にぴったりだったね。

合唱団の方々の歌、カッコ良かったなぁ
迫力があって、私もこっそり口ずさんでいましたw

小林紀子バレエシアターの方々の踊りは、美しいだけでなく、そのシーンに合わせたドラマがありました。鍛え上げられた美しい身体で表現する繊細で、時にダイナミックな踊りに胸を鷲掴みにされました。

オーケストラの皆様、素晴らしい演奏をありがとうございました!55人のオーケストラで歌えたなんて…皆様の素晴らしい響きと共に音楽をお届けできた事、忘れません。

演出の杉本さん、私を信じてくださった事、とても嬉しかった!この作品を愛してくださる気持ち、その思いに、ジャンルが違う全員が応えようと団結できたんだと思います!

坂本和彦マエストロ、いつも私の事を気づかって下さり、頼もしく、時にお茶目に場をほぐしてくださった事、忘れません沢山勉強させていただきました!
3時間指揮をする姿、カッコ良かったです

副指揮の佐藤さん、草川さん、松田さん、最後にご挨拶できなかった事が心残りです。大変お世話になりました!皆さんのおかげで、歌えました!届きますように。
ありがとうございました!

そして、岡田プロデューサー、井戸代表も、この作品を創ろうとしてくださった事、そして私を選んでくださった事、心から感謝しています

他にもお礼をお伝えしたい方が沢山いるのですが、長くなるので……

演劇、オペラ、バレエ、合唱、オーケストラと、様々なジャンルの方々が集結したこの作品。

この作品を通し「オペラも観てみようかな?バレエも行ってみようかな?」
など、それぞれの架け橋になってくれていたらと願います。

『芸術を楽しむという事は、人生が豊かになる魔法のようなもの』

私がずっと言い続けてきた言葉です。
この作品に出会い、私自身も改めて体感する事ができました

限りある人生です。
皆さんの心の中に、沢山の物語と音楽がありますように。


忙しい中、駆け付けてくれた、家族、親戚、友人達、関係者の皆様、ありがとうございました

父親の「面白かったよ」

という言葉が、一番嬉しかった。


2018年の夏は、素晴らしい出会いと、素晴らしい景色がありました。

twitter見てる方は知ってると思うけど、12月頭に、またヒロインで舞台出演が決まりました!
こちらの作品も歌があるようですが、
オペラパレスで歌ったらもう怖いもんないやい
そちらについては次回書きますね!


ご観劇くださった皆さん、いつも応援してくれてる皆さん、ありがとうございました。

またお会いしましょう。