4.グループ別・チーム別得票数
(1)グループ別得票数
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当選者合計:2,185,253票
1位:AKB48:1,149,366票(占有率:52.6%)
2位:SKE48:492,485票(占有率:22.5%)
3位:HKT48:236,248票(占有率:10.8%)
4位:NMB48:196,372票(占有率:9.0%)
その他(宮澤、高城、平嶋の合計):110,782票(占有率:5.1%)
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①当選者合計得票数について
まず全体的な視点から言及すると、「当選者合計:2,185,253票」は全得票数2,646,847票の
82.6%
に当たります。ちなみに、当選者上位64位の全立候補者246名の
です。
厳密には算出しませんが、売上の8割を2割の商品が稼ぐというパレートの法則(経験則)が、AKB48選抜総選挙にも当てはまったと言えそうです。
これが何を意味するかですが、65位以降のメンバーの得票数が仮にロングテール的な推移を描くとすると、落選してしまったメンバーにはヲタが思っている以上に票が入っていない可能性があるということです。
来年度の初当選を目指すメンバーのヲタの皆様は、この辺りを頭の片隅にでも置いておいていただければと思います。
②グループ別得票数について
次に、グループ別得票数です。
昨日の記事で書いたとおり、当選者数で見るとAKB48の失速が目に付きましたが、得票数で見るとAKB48で過半数を占めておりまだまだ圧倒的といえます。
仮に比例代表制厳正拘束名簿式で議席数を決めた場合には、AKB48から過半数の当選者が出たことになり、翌日の朝刊は
与党勝利、単独過半数を維持
となったでしょう。
AKB48が多くの得票数を得た要因としては、数字に裏付けられた根拠があるわけではないものの、主に
という単純な理由だと考えられます。
昨今、姉妹グループのヲタは、基本的にはAKB48のCDを買いたいと思わず、自分の応援する姉妹グループのCDを買いたいと思っています。
これには、自分の応援する姉妹グループのCDを買ったほうが、例えば
・紅白歌合戦出場に近づける
・推しメンへの利益配分(給料)が増える
・単独ドームコンサート開催に近づける
等の効果がありそうで(事実かどうかはわからない)、自分の推しメンが喜ぶ又は箱推しなのでそっちのほうが嬉しいなどの理由があるからです。
もしくは、NMB48などの場合には、自身のCDのイベントとして写メ会、サイン会をするケースもあり、そちらにお金を使いたいという理由もありえます。
AKB48のCDを買うことは、握手会に参加することはできるものの、ある意味では敵に塩を送る行為(ここまで言わなくても、推しグループのCDを買う資金を減らす行為)となるわけで、大量買いするにはやはり抵抗がある人もいます。
他方、AKB48のヲタにとっては、AKB48のCDを買うことによって推しメンもAKB48も幸せになれるため、何の心理的障害もありません。
この心理的な差が、得票数の差に現れた一因と考えることができます。もちろん、神7等の知名度の圧倒的に高い人気メンバーが、AKB48に在籍することも大きな要因の一つです。
そのため、今回、劇場盤CDに投票券が付いたことは、東スポが報じるように確かに一歩前進ではあるものの、姉妹グループのCDにも投票券が付くまでは未だ選挙制度改革が十分でないという意見も多く存在します。
(2)チーム別得票数につづく。