『ジョン・ウィック コンセクエンス』ネタバレの詳しいあらすじ(改訂) | アンパンマン先生の映画講座

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映画の面白さやストーリーの素晴らしさを伝えるため、感想はネタバレで、あらすじは映画を見ながらメモを取って、できるだけ正確に詳しく書いているつもりです。たまに趣味のAKB48のコンサートや握手会なども載せます。どうかご覧ください。

 2025年8月22日(金)に『バレリーナ The World of John Wick』が公開される前に、『ジョン・ウィック コンセクエンス』を見直したので、2023年9月の公開当時に掲載した「ネタバレの詳しいあらすじ」を改訂して掲載する。

監督:チャド・スタエルスキ 2023年

主な登場人物(俳優)役柄

【主人公】

ジョン・ウィック(キアヌ・リーブス)伝説の殺し屋で、主席連合に追われている。

【コンチネンタル】

ウィンストン(イアン・マクシェーン)コンチネンタル・ホテル・ニューヨークの支配人。

シャロン(ランス・レディック)コンチネンタル・ホテル・ニューヨークのコンシェルジュ。

シマヅ・コウジ(真田広之)大阪のコンチネンタル・ホテルの支配人で、ジョンの旧友。

アキラ(リナ・サワヤマ)コウジの娘で、大阪のコンチネンタル・ホテルのコンシェルジュ。

【地下犯罪組織】

バワリー・キング(ローレンス・フィッシュバーン)地下犯罪組織の王。

【主席連合】

ヴィンセント・デ・グラモン侯爵(ビル・スカルスガルド)パリに住む主席連合のメンバー。

チディ(マルコ・サロール)グラモン侯爵の部下。高い戦闘能力を持つ。

ケイン(ドニー・イェン)盲目の暗殺者。ジョンやシマヅと旧友

告知人(クランシー・ブラウン)主席連合の告知人。

キーラ(スコット・アドキンス)ベルリンに拠点を設ける主席連合のメンバー。

カティア(ナタリア・テナ)主席連合のメンバーで『ルスカ・ロマ』の現首領。

首長(ジョージ・ゲオルギウ)主席連合の首長。

【その他】

トラッカー/ミスター・ノーバディ(シャミア・アンダーソン)犬を連れてジョンを追う賞金稼ぎ。

          

 ジョンがロープを巻き付けた柱を拳で打っている。そこにバワリーが防弾スーツを持って来て「準備は?」と聞くと、ジョンは「できている」と答える。

 ヨルダンの砂漠の日の出。馬に乗ったジョンが、馬に乗って逃げる3人の首長の部下を撃ち殺す。ジョンは首長に会い、前作で渡した指輪と自分の自由を求める。首長は「自由を得られるのは死ぬ事だけだ」と拒否し、ジョンは首長を撃ち殺す。

 コンチネンタル・ホテル・ニューヨークに告知人がやって来て、支配人のウィンストンに「主席連合のグラモン侯爵の命令により、NYコンチネンタルは1時間後に廃業だ。侯爵がお待ちだ」と伝え、大きな砂時計を置いて立ち去る。ウィンストンはシャロンに「12人の主席が署名して、侯爵が全権を持った。ホテルから退去する」と言う。

 ウィンストンとシャロンはグラモン侯爵の建物に行く。侯爵の部屋にも砂時計があり、砂が落ちていた。侯爵は「ルールとコンセクエンス(報い)も分かるか?」と聞く。ウィンストンは「次のチャンスを」と頼むが、侯爵は「それはない。主席の中には今回の件でニューヨークを責める者がいる。主席は、ここを甘やかしすぎた」と言う。ウィンストンが「私は彼を撃った」と弁解するが、侯爵は「まだ生きている」と言う。シャロンは「コンチネンタル・ホテルのお陰で、主席の下の者はルールに逆らえないと忘れずにいられる」と弁明する。侯爵は「失敗の責任は支配人だ」と責める。

 砂時計の砂が無くなり、NYコンチネンタルは爆破される。侯爵はウィンストンに「お前は追放処分になった。コンシェルジュはいらない」とシャロンを撃つ。シャロンは「ご一緒できて光栄でした」と言って亡くなる。ウィンストンは「撃つなら私を」と言うが、侯爵は「撃たなかった理由を考えろ」と言う。侯爵は部下のチディに「ケインを呼べ」と指示する。

 パリ。公園でケインの娘がバイオリンを演奏し、遠くから盲目の暗殺者ケインが聞く。ケインは侯爵の屋敷に呼ばれて仕事を依頼されるが、引退したと断る。侯爵は「娘に危険が及ぶ」と脅す。今回の標的は、ケインの友人のジョン・ウィックだった。侯爵は「主席との仕事はまだ有効だ」と言い、ケインは主席への忠誠を誓う。侯爵がジョンの居場所を聞くと、ケインは「ジョンの友人は残り少ない」と答える。

 大阪コンチネンタル・ホテル。犬を連れたトラッカーが、受付のアキラに金貨を出し宿泊を頼む。ロビーでトラッカーが携帯電話で確認すると、ジョンの賞金は1800万ドルに上がっていた。

 支配人のシマヅ・コウジに娘のアキラが今日の予定を伝える。アキラは「ゴールド会員が不安がっている。今日NYで」と話す。アキラは「私達も気を付けるべきでしょうか」と聞くと、シマヅは「主席が来たら手厚くもてなそう」と言う。アキラは「ウィックとの関係は知られている。ウィックは死をもたらす」と心配する。

 シマヅは見張りの力士に誰も入れるなと指示し、屋上でジョンに会う。シマヅは「首長を殺したのは間違いだ。NYコンチネンタルはそのせいで破壊された。次は我々だ。ウィンストンは生きているが、コンシェルジュが見せしめのために殺された。主席からは逃れられない」と教える。ジョンは「迷惑をかけてすまない」と謝り、シマヅは「困った時に助けるのが友情だ」と答える。

 ロビーでトラッカーが客を観察していると、チディと彼の戦闘部隊ミュルミドーンが来て、受付のアキラに、支配人に会いたいと言う。アキラはスタッフに「全員を避難させて」と指示する。

 ジョンがシマヅとウイスキーを飲みながら「奴らを全員殺す」「君にさえ無理だ」と話す。アキラが「主席が来た」と知らせに来て、ジョンがいるのに驚く。シマヅは「我々の客だ」と教える。

シマヅは厨房にいた部下達に「お客様のご到着だ。おもてなしの準備を」と指示する。部下達は日本刀、弓矢、手裏剣を取り出す。ホテル内に「速やかに建物の外に避難して下さい」のアナウンスが流れ、宿泊客が出ていく。

チディはシマヅに会うと「主席連合の使いだ。追放者を匿っている。ホテル内を調べる」と言う。シマヅは了解するが「ホテル内では仕事はできない。銃を渡せ」と忠告する。チディは「ニューヨークの二の舞になるぞ」と断る。

 そこにケインが来て、シマヅに「友よ」と挨拶する。シマヅは「奴らの仲間か?」と聞く。ケインは「違う。今日は血を流さずに済ませたい」と言うが、シマヅは「出て行け」と断る。チディは「侯爵の命令で、ここは聖域指定解除になった」と伝える。シマヅはホテル内の灯りを消し、非常灯に切り替わる。 ロビーの上の吹き抜けから、シマヅの部下達が弓でチディとその部下達を狙う。ケインは去る。

シマヅは攻撃を命令すると矢が射られ、シマヅと彼の部下が日本刀で、チディ達は銃で、入り乱れて戦う。

 ホテル側が優勢になると、銃を持ち鎧の様な防弾服を着た主席連合の武装戦闘部隊がやって来る。シマヅたちは後退する。チディはジョンを探すように命令する。

 アキラはジョンに「あなたはここにいる資格はない。あなたが見つかれば、主席は父と私を殺す」と恨む。そこに部下が「ホテルが攻められている」と伝える。アキラは上着を脱いで戦闘服になる。戦闘部隊がやって来て、アキラは弓矢で、ジョンは拳銃で応戦する。

 厨房に来た戦闘部隊に、シマヅ達は日本刀と銃で応戦する。チディが来て、厨房でラーメンを食べていたケインに戦えと言う。ケインは仕込み杖の刀でシマヅの部下と戦う。ケインは厨房のあちこちにセンサーを取り付け、シマヅの部下がセンサー近くに来るとブザーが鳴り、その音を頼りにケインが銃で撃ち、接近戦では仕込み杖で戦う。

 ロビーでは、アキラがナイフと銃でチディの部下達と戦い、ジョンも銃で戦う。アキラは戦闘部隊に脇腹を撃たれる。やって来たシマヅが戦闘部隊を日本刀で斬り、ジョンに「梅田駅に行け。できるだけ多く敵を殺して行ってくれ」と頼む。

 ジョンはホテル内の鎧や浮世絵などの展示場で戦闘部隊と戦うが、銃を撃っても防弾服のためなかなか殺せず、首を撃ってようやく仕留める。ジョンは戦闘部隊の機関銃を奪ってやって来たチディの部下に撃つ。格闘になり、ジョンは展示物のヌンチャクで戦い、銃でとどめを刺す。次々にやって来るチディの部下や戦闘部隊と戦い、ジョンはフラフラになる。

 そこにケインが来る。ジョンは「俺が標的か」と聞くとケインは「俺もだ」と言って発砲する。ジョンは拳銃と日本刀を拾い、ケインと戦う。ジョンとケインは撃ち合いになる。吹き抜けからトラッカーが銃でジョンを狙い、ジョンとケインは離れる。ジョンの賞金が2000万ドルに上がる。

 ホテルの庭園に出たジョンはチディの部下を撃ち殺し、男の背広のバッジを取ってポケットに仕舞う。チディの部下を、トラッカーの犬が襲う。トラッカーはジョンに「賞金が上がっている。俺に稼がせてくれ」と言うと、襲って来たチディの部下を撃ち殺す。トラッカーは「増額中だ。簡単に死ぬなよ」と言い、ジョンを見逃す。

 シマヅがアキラを担いで日本屋敷を出ると、庭にチディの部下の死体があり、ケインがジョンの居場所を聞く。シマヅは拒否し、ケインと日本刀で戦う。ケインはシマヅを刺し殺す。アキラは仇を取ろうとするが、ケインは「よせ、生きろ」と止め「お前を待っている」と言う。アキラは去る。

 ジョンは梅田駅で地下鉄に乗る。ケガをしたアキラも乗って来て「父はあんたのせいで死んだ。奴を殺さないなら、私が殺す」とジョンに言う。ジョンは「よくわかった」と答える。アキラは次の駅で電車を降りる。

 爆破されたNYコンチネンタルの前にウィンストンが立っていると、バワリーが来て「ホームレス同士助け合おう」と言う。ウィンストンは「ジョンに警告しなければ」と言う。

 馬場で侯爵に告発人が「ホテルを破壊すれば、ジョンを殺せると思ったか?」と聞く。侯爵は「見せしめだ」と答える。告発人は「大阪の流血は不要だった」と言うと、侯爵は「血を流すと点数が上がる」と答える。

 馬小屋でトラッカーとケインが待つ。トラッカーは侯爵に、ジョンを殺す賞金を2500万ドル要求する。侯爵は2300万ドルで了承する。侯爵はトラッカーの手の甲にナイフを刺し、「ナイフを抜くか、抜かずに手を引くか」と選択を迫る。トラッカーはナイフで手を切り裂いて手を抜く。侯爵は満足する。

 ジョンはニューヨークのシャロンの墓でウィンストンと会う。ジョンが「惜しい男を失った」と悔やむと、ウィンストンは「我々の罪を引き受けた」と話す。ジョンがバッチを見せると、ウィンストンは「グラモン侯爵だ。パリにいる」と教える。ジョンが侯爵を殺すと言うと、ウィンストンは「奴が死んでも代わりの者が出てくるだけで、変わらない。1対1の決闘を申し込んで勝てば、自由を得られる」と教える。そのため、ジョンに関係を修復して、主席連合の一員の「ルスカ・ロマ」が決闘を申し込み、ジョンが代理人になるように助言する。

 ジョンはベルリンの教会に行く。トラッカーも追っていた。ジョンは神父に「ピョートル叔父に会いたい」と言うと、いきなり銃で撃たれる。

 オペラハウスにいた侯爵に、トラッカーが「ジョンはベルリンのルスカ・ロマにいる」と電話で教え、発見料を要求すると、侯爵は「殺したら金を払う」と言う。侯爵はバレエを鑑賞する。

 ジョンが目覚めると、首にロープが掛けられていた。ジョンが「叔父に会いたい」と言うと、カティアは「お前が首長の頭を撃ったため、侯爵が父の頭を撃たせた」と教え、ジョンを縛り首にしようとする。ジョンが「俺が侯爵に決闘を申して殺す」と教えると、カティアは興味を示す。ジョンが「ルスカ・ロマ」に戻る条件として、カティアは父を殺したキーラを殺す事を命じる。

 ジョンはカティアの部下クラウスに連れられて、クラブ「天国と地獄」でキーラに会う。キーラはジョンをテーブルに座らせる。ケインもテーブルに着く。キーラがジョンに銃を向けると、ケインがキーラに銃を向け「俺がジョンを殺す」と言う。トラッカーもキーラの部下に捕まって連れられ、「ジョンを殺しに来た」と言い、テーブルに着く。

 誰がジョンを殺すか、4人がポーカーで勝負する。キーラが2のファイブカードで勝つ。

 ジョンはカードでキーラの首を切る。トラッカーはキーラの部下を犬に襲わせ、ケインは閃光弾でキーラの部下を目つぶしする。ジョンは逃げたキーラを追いかけ、斧で襲うキーラの部下とダンスフロアで戦う。ジョンはキーラと戦い、2階から突き落とされる。ジョンは斧で襲うキーラの部下と戦う。

 ケインは仕込み杖でキーラの部下と戦い、トラッカーは犬に手伝わせてキーラの部下と戦う。

 ジョンはキーラと格闘し、斧を投げてキーラの尻に刺し、2階から突き落として殺す。ジョンは倒した証拠に、キーラの前歯の金歯を奪う。

 ジョンが避難する観客と一緒に建物から出る。トラッカーがジョンを狙撃しようとすると、ケインが仕込み杖でトラッカーを脅し「俺がやる」と止める。

 ジョンは教会に戻り、カティアにキーラの金歯を差し出す。カティアとジョンはお互いの腕に焼き印を押す。カティアは「よく戻った。ジャルダーニ」と歓迎し、ジョンは「ルスカ・ロマ」の一員になる。

ルーヴル美術館にいた侯爵に、ウィンストンが「決闘書」を届け「ジョンはお前に決闘を申し込む」と言う。侯爵は「ジョンは主席連合でない」と言うと、ウィンストンは「ジョンはルスカ・ロマの家族に戻った。ルールを受けなければならない」と教える。ウィンストンは「ジョンが勝ったら、主席連合から解放される」と伝える。侯爵は「明日正午、エッフェル塔の前で協議だ」と受ける。ウィンストンは「勝ったら介添人の私の追放を解き、ホテルを戻してもらう」と要求する。

翌日の正午、ジョンがエッフェル塔のトロカデロ広場に来る。ジョンの介添人はウィンストン。侯爵の介添人はケイン。告知人が立会人になり、侯爵とジョンがテーブルのカードをめくりながら、時刻は明日の日の出。場所はサクレ・クール寺院、武器は決闘用拳銃、とルールを決める。慈悲は無用。侯爵は代理人にケインを指名する。ジョンが勝てば自由になり、ホテルを再建する。侯爵が勝ったらジョンと介添人が死ぬ。と約束する。

ケインが決闘を断ると、侯爵は「ジョンを殺したら、お前も娘も自由を与える。断れば、娘に危害が及ぶ」と脅す。

 ジョンが教会に行き、蝋燭に火を灯す。ケインがジョンに「娘を助けるため、死んでもらう」と話す。ジョンは「どうなるかな」と答える。ケインは「話せて嬉しい」と言い、ジョンは「明日会おう」と言って去る。

 告知人は侯爵に「侯爵が勝てば伝説になる。ジョンが勝てば聖人になる。人の野心は人の価値を越えてはいけない」と忠告する。

 ジョンは閉鎖された地下鉄の駅に行く。電車でウィンストンとバワリーが来て、バワリーがジョンに防弾スーツを与える。

 パリの街の模型を見ている侯爵にチディは「盲人に運命を託すとは、正気と思えない」と話す。侯爵は「ジョンは夜明けまでやって来こない」と言う。

 エッフェル塔にある主席連合運営部では、ジョンの賞金が2600万ドルに上がる。ラジオ放送で殺し屋達に「夜明けまでジョンを殺せば賞金がもらえる」と呼びかける。ジョン、ケイン、トラッカーも放送を聞く。放送を聞いた殺し屋達は、武器の準備をする。

 バワリーは新型銃9㎜ピット・ヴァイパーをジョンに渡す。バワリーとウィンストンはジョンをモーターボートに乗せ、パリの地下のサン・マルタン運河を通って、エッフェル塔の近くまで送る。ウィンストンは「シャロンの墓に何と言葉を刻むか迷って『友』とした。日の出は6時3分。遅れないでくれ」と言い、ジョンは「『妻を愛した夫』と俺の墓に刻んでくれ」と頼んでボートを降りる。

 ジョンの目撃情報が伝えられ、7区にいると放送される。

 ジョンは路上で殺し屋に挟まれて格闘になり、さらに殺し屋の車に衝突される。ジョンは次々に襲ってくる殺し屋を撃ちながら、車を奪って逃げる。ジョンの車がエトワール凱旋門のラウンドアバウト(環状交差点)に来ると、チディ達の車がジョンを攻撃する。殺し屋達も撃ってきて、ジョンも撃ち返す。ジョンの車が殺し屋の車に衝突され、横転する。車から出たジョンは、次々にやってくる殺し屋を撃つ。

 ジョンはチディの車に跳ね飛ばされ、撃ち合いになり、ジョンが逃げる。格闘になりジョンが投げ飛ばしたチディが車に当たる。また殺し屋がやってきて撃ち合いになり、殺し屋が車に衝突する。さらに殺し屋やチディが来て撃ち合いになる。

 トラッカーは侯爵に電話し「ジョンは寺院に着く。あんたは負けだ」と言って電話を切る。トラッカーは路上でジョンを襲っている殺し屋を撃ち、ジョンを撃とうとしたチディを犬に襲わせる。ジョンはバイクを奪って逃げる。

 ラジオで、ジョンは8区に向かっていると放送する。

 ジョンは細い道で殺し屋たちに挟まれ、工事中の屋敷に逃げ込み、屋敷の中で追ってきた殺し屋と戦う。ジョンを追った殺し屋をトラッカーの犬が襲う。

 侯爵がトラッカーに携帯電話で掛けると、トラッカーは3500万ドルを要求する。怒った侯爵は携帯電話を投げ捨てる。

 ジョンは2階に逃げる。トラッカーは殺し屋を撃ち、犬に襲わせる。

 侯爵は固定電話でトラッカーに連絡すると、トラッカーは4000万ドルを要求する。侯爵は要求を呑む。

 ラジオでジョンの賞金が4000万ドルに上がったと放送される。

 工事中の屋敷に、さらに殺し屋がやって来る。ジョンは殺し屋から発火弾の銃を奪って撃つと、撃たれた殺し屋が燃える。俯瞰で見ると、ジョンは移動しながら発火弾の銃で殺し屋達を次々に撃つ。

 ジョンとトラッカーが撃ち合いになる。2人は取っ組み合いになり、床の穴から下の階に落ちる。ジョンとトラッカーが格闘していると、チディも屋敷にやって来て2人を撃とうとし、犬に襲われる。ジョンはトラッカーに銃を向けるが、犬を撃とうとしていたチディを撃ち殺す。

 殺し屋に追われ、ジョンは4階の窓から下の車の屋根に落下する。ジョンは時計を見て、フラフラになって歩き出す。

ラジオで「ジョンはサクレ・クール寺院に向かっている。もうすぐ時間切れ。222段の上に待つのは誰か」と放送する。ケインも放送を聞き、鉛筆を懐に入れて出かける。

 ジョンがサクレ・クール寺院の前に来ると、長く急な石段(フォワイヤティエ通り)があった。腕時計を見ると午前5時55分。石段には多くの殺し屋がいた。ジョンは殺し屋を次々に撃ち、投げ飛ばし、石段を登って行く。殆ど登り切ると、ジョンはチディに蹴られ、石段の一番下まで転げ落ちる。

 サクレ・クール寺院の前では侯爵、ウィンストンが待ち、告知人が「ウィックは来ないようだ」と言う。

 午前6時を告げる寺院の鐘が鳴る。ケインが来てジョンに「夜明けまであと何分だ」と聞き、ジョンは「2分か3分だ」と答える。ケインはジョンを助け起こすと、ケインが仕込み杖で殺し屋を切り殺し、ジョンが銃で撃ち、2人で殺し屋を殺しながら石段を駆け上がる。

 チディがジョンを襲い、倒れたジョンに銃を向ける。ジョンを狙撃しようとしていたトラッカーは、犬の借りでチディを撃つ。ケインがチディを刀で斬り、手に鉛筆を刺す。トラッカーは犬にチディを襲わせ、とどめを撃つ。

 ジョンとケインは石段を登り切る。ケインは貸しとして、ジョンの右腕を刀で刺す。2人とトラッカーもサクレ・クール寺院に来る。日が昇り、告知人は決闘を始める。ジョン、ウィンストン、ケイン、侯爵が「報い」に杯を交わす。ジョンとケインは防弾スーツを脱ぐ。2人に決闘用の銃が渡される。

 背中合わせにお互い30歩進む。2人が向き合い、弾が1発渡され、銃に詰める。ウィンストンは「美しい日の出だ」と言う。

 告知人の合図で2人が撃つ。ジョンは右ひじを撃たれ、ケインは左腕を撃たれる。告知人が指示し、お互い10歩近づく。また弾が1発渡され、銃に詰める。告知人の合図で2人が撃つ。ジョンは左肩、ケインは右わき腹を撃たれる。

 告知人は、もう10歩近づくように指示する。もう1発の弾が渡される。ウィンストンはジョンに「奴を殺せ」と言う。告知人の合図で撃ち合う。ジョンが左脇腹を撃たれて倒れる。

 それを見た侯爵はとどめの1発を自分が撃つので、ケインに銃を渡せと言う。ケインは侯爵に娘の自由を確認する。ケインは銃を渡し、侯爵が銃に弾を1発詰める。侯爵が倒れたジョンを撃とうとすると、ウィンストンは「彼は撃っていない」と教える。ジョンは侯爵の額を撃ち抜いて殺す。

 決闘を見ていたトラッカーは「見事だったな」と感心する。

 告知人はジョンに「これで自由の身だ」、ケインに「君と娘も」、ウィンストンにも「元の支配人に復帰する。我々の執務は終了した」と言って去る。ケインはジョンに「一つ貸しだぞ」と言って去る。

 ジョンはウィンストンに「連れ帰ってくれ」と頼む。ジョンは石段に座り込むと、妻ヘレンを思い出し、倒れる。

 ニューヨークの「妻を愛した夫」と刻まれたジョンの墓と、「夫を愛した妻」と刻まれたヘレンの墓に、ウィンストンとバワリーが墓参りする。バワリーが「彼は天国か?地獄か?」と聞くと、ウィンストンは「知るか」と答える。ウィンストンは「お別れだ、息子よ」と言って去る。

 (タイトル『JOHN WICK CHAPTER 4』。エンドクレジット)

 広場でバイオリンを演奏している娘に、ケインが花束を持って近づく。ナイフを持ったアキラがケインに近づく。

 (写真は「IMDb」「映画com」より)