『トップガン』ネタバレのあらすじ(再々掲) | アンパンマン先生の映画講座

アンパンマン先生の映画講座

映画の面白さやストーリーの素晴らしさを伝えるため、感想はネタバレで、あらすじは映画を見ながらメモを取って、できるだけ正確に詳しく書いているつもりです。たまに趣味のAKB48のコンサートや握手会なども載せます。どうかご覧ください。

テーマ:

 2024年11月8日に「金曜ロードショー」で『トップガン』が放映される。そこで2022年5月に掲載した「『トップガン』ネタバレのあらすじ」を再々掲載する。

監督:トニー・スコット  1986年

主な登場人物:コールサイン(俳優)役柄。

ピート・ミッチェル海軍大尉:マーヴェリック(トム・クルーズ)天才パイロット。

ニック・ブラッドショウ海軍中尉:グース(アンソニー・エドワーズ)マーヴェリックのレーダー員。

ビル・コーテル海軍大尉:クーガー(ジョン・ストックウェル)マーヴェリックの隊で1番のパイロット。

サム・ウェルズ海軍中尉:マーリン(ティム・ロビンス)クーガーのレーダー員。

シャーロット・ブラックウッド:チャーリー(ケリー・マクギリス)敵戦闘機の専門家の民間人教官。

マイク・メットカーフ海軍中佐:バイパー(トム・スケリット)トップガンの教官。

リック・ヘザーリー 海軍少佐:ジェスター(マイケル・アイアンサイド)トップガンの教官。

トム・カザンスキー海軍大尉:アイスマン(ヴァル・キルマー)トップガンで成績1番のパイロット。

ロン・カーナー海軍中尉:スライダー(リック・ロソヴィッチ)アイスマンのレーダー員。

リック・ネヴン海軍大尉:ハリウッド(ウィップ・ヒューブリー)トップガンで成績2番のパイロット。

レオナルド・ウルフ海軍中尉:ウルフマン(バリー・タブ)ハリウッドのレーダー員。

マーカス・ウィリアムズ海軍中尉:サンダウン(クラレンス・ギルヤード・Jr)マーヴェリックの新しいレーダー員。

トム・ジャーディアン海軍中佐:スティンガー(ジェームズ・トールカン)マーヴェリックの隊の上官。

キャロル・ブラッドショウ(メグ・ライアン)グースの妻。

 

 「1969年3月、アメリカ合衆国はパイロットのエリート学校を設立し、空中戦の極意を教え込んだ。世界最高のパイロットを育てると言うその目的は見事に成功し、生徒達はその学校をこう呼んだ」

 (タイトル『TOP GUN』。オープニングクレジット)

 海軍の空母エンタープライズから戦闘機が離陸する。国籍不明機が空母に接近する。飛行中の味方の戦闘機は、パイロットのマーヴェリックとレーダー担当のグースの戦闘機。および、この空母で一番の腕前を持つクーガーだった。2機は国籍不明機の2機のミグ28を発見し、お互いに後ろを取ろうとする。マーヴェリックの機は、ミグに後ろを取られる。

 空母からは、相手が撃ってこなければ撃つなとの命令が出る。マーヴェリックがミグ28の後ろをとって、ロックオンして脅かす。ミグ28もロックオンしてくるが、やはり脅しだけで撃っては来ない。マーヴェリックは背面飛行してミグの上に接近し、写真を撮って挑発をした後、ミグ28は離脱していく。

 燃料が切れそうになったこともあり、空母に戻る事にする。しかし、今の戦闘でクーガーの様子がおかしくなり、帰還できそうになくなる。マーヴェリックは一旦空母に着艦しようとするが、帰還命令を無視して、クーガーの機の傍に戻る。クーガーを空母まで誘導して、励まして落ち着かせて、何とか無事に着艦させる。

 クーガーは限界を感じて、スティンガーに辞職を申し出る。スティンガーはマーヴェリックとグースを呼び、命令に従わなかった事を叱る。しかし、クーガーが辞めたので隊のトップパイロットとして、ミラマー海軍基地のエリート育成学校「トップガン」に行くことを命じ、5週間、世界のトップクラスのパイロットと競い合うと言う。

 〔カリフォルニア州ミラマー海軍航空基地〕ジェスター教官が生徒達に「朝鮮戦争での米軍の撃墜率は12対1。ベトナム戦争では3対1に落ちた。パイロットはミサイルに頼るようになり、空中戦の技術が低下した。この学校では空中戦(ドッグファイト)を教える」と言う。トップガンの卒業生で世界最高のパイロットのバイパー教官が指導責任者で、「1日2回の実践訓練で鍛え直す。その合間に講義がある。次第に難易度を上げる。優秀な成績を収めれば、トップガンの教官になることができる」と説明する。マーヴェリックは「1番になる自信がある」と言う。

 その夜、皆でバーに飲みに行く。グースは、パイロットの腕はアイスマンが一番で、スライダーがレーダー員だと教える。アイスマンはマーヴェリックを「クーガーが辞めて、運よく来た」と馬鹿にする。

 マーヴェリックはバーに来た美しい女性のチャーリーを、歌を歌ってナンパする。チャーリーが「この歌で何回ナンパした?」と尋ねると、マーヴェリックは「2回。1回目は墜落し、2回目は分からない。ここまでは良い調子だ」と答える。

 彼女には年上の彼氏ペリーがいた。チャーリーを追ってマーヴェリックは女子トイレに行き、言い寄る。チャーリーはマーヴェリックに、優秀なパイロットか尋ねる。

 翌日の講義で、敵群に詳しい民間人の教官として現れたのは、何とチャーリーで、マーヴェリックは焦る。彼女は戦闘機に関して詳しく「F5とA4をミグ28に見立てて訓練するが、ミグ28はマイナス4Gでの急降下はできない」と教える。マーヴェリックが「ミグ28と遭遇した時、マイナス4Gで急降下したミグ28を見た」と話す。チャーリーが「どのくらいの距離で?」と尋ねると、マーヴェリックとグースは「1.5メートルで、背面飛行しながら」と教える。チャーリーは「あなただったのね」と感心する。

 訓練が開始され、生徒のパイロット達が、ミグに見立てたジェスター教官の戦闘機を追う。マーヴェリック機の後ろにジェスターが付くが、マーヴェリックは急上昇してジェスターの後ろに付く。ジェスターが逃げるがマーヴェリックは先回りして、ジェスターの戦闘機にロックオンする。マーヴェリックは、管制塔をかすめて戻る。

 バイパー教官はマーヴェリック達に「最低高度を破った。管制塔をかすめたのもルール違反だ」と注意する。マーヴェリックは「教官の機を目視しており、教官も最低高度を破って急降下したので、追った」と答える。

 マーヴェリックだけが教官に勝ち、他の生徒は全員負けていた。アイスマンがマーヴェリックに「お前の飛行は危険だ」と言う。みんな帰った後、バイパーがマーヴェリックを誉める。

 マーヴェリックはチャーリーの教官室で、ミグについて話す。マーヴェリックが食事に誘うとチャーリーは断るが、チャーリーがマーヴェリックに渡したメモには「5時半に自宅で食事。極秘にせよ」と書いてあった。

 マーヴェリックは皆とビーチバレーをする。マーヴェリックはバイクで、遅刻してチャーリーの家に行く。食事をしながらチャーリーは「家に招いたのはミグの話を聞きたかったから。昇進を狙っており、昇進したらここを出る」と話す。チャーリーはマーヴェリックの父もパイロットだと知っており、マーヴェリックは「父はF4に乗って消息不明になった。最高のパイロットだった。どんな状況だったかは機密事項だ」と教え、食事だけして帰る。

 戦闘機のシミュレーションの講義でバイパーが、マーヴェリックがS字旋回したのは失敗だと言う。チャーリーは「でもギャンブルは成功し、結果勝利した」と付け加える。怒ったマーヴェリックは、さっさとバイクで帰る。

 チャーリーが車でマーヴェリックを追いかけ「講義では、あなたを天才パイロットだと言わなかった。あなたに恋をしたと、皆にばれるから」と伝える。

 エレベーターで、チャーリーとマーヴェリックが偶然会う。チャーリーは「普通、生徒は招かない」と教え、マーヴェリックが「君の気持ちは分かった」と言う。

 生徒の家族逹が面会に来る。バーでグースが息子をピアノに乗せて弾き、マーヴェリックと歌う。グースの妻キャロルは、チャーリーに「私もマーヴェリックを好き。ずっと前から知っている。今夜沢山の女の子が泣く。彼があなたの物になるから」と話す。キャロルはグースの膝の上に座り「私をベッドに連れて行って」と言う。

 その夜、マーヴェリックはバイクにチャーリーを乗せて港に行く。チャーリーはマーヴェリックに「私をベッドに連れて行って」と言ってキスする。チャーリーの家で2人は愛し合う。

 19回目の訓練で、1位はアイスマン、2位がマーヴェリックで、その差は2点だった。今日の訓練では、敵戦闘機はバイパーとジェスターの2機で、マーヴェリック機とハリウッド機が追う。マーヴェリックはハリウッドの援護をせずに、バイパーを追う。バイパー機にもう少しでロックオンして倒せると思った瞬間、ジェスター機に背後に回られてロックオンされ、アウトになる。生徒は全員アウトだった。

 アイスマンがマーヴェリックに「お前は危険だ」と言う。また、マーヴェリックの父親は優秀なパイロットだったが、操縦ミスをして死んだ、と言う。

 31回目の訓練では、マーヴェリック機とアイスマン機が組になり、教官機と戦う。アイスマンがマーヴェリックの前を塞いで、邪魔ばかりする。アイスマンは頃合いを見て、急速上昇する。乱気流が発生して、マーヴェリックの戦闘機はフラットスピンを始め、エンジンが停止して操縦不能に陥る。マーヴェリックはやっとの事で非常脱出用のレバーを引き、操縦席が射出される。マーヴェリックは助かるが、その時にグースはキャノピーに頭をぶつける。2人は海面に落下し、ヘリコプターに救助されるが、グースは死亡する。

 病院でバイパーがマーヴェリックを慰め「自分は同僚が10人死んだ。グースの事は忘れろ」と言う。事故調査委員会が開かれ「事故は予測不可能でマーヴェリックの過失ではない。訓練を許可する」との判断が出る。

 自信を喪失したマーヴェリックは、グースの遺品を整理してキャロルに渡す。キャロルは「彼はあなたと飛ぶのが好きだった」と話す。

 アイスマンもマーヴェリックを慰める。マーヴェリックがレストランにいると、スライダーに居場所を聞いたチャーリーがやって来る。チャーリーは昇進が決まってここを出ると言う。チャーリーは「あなたのせいじゃない、あなたは最高のパイロット。飛ぶべき」と言う。チャーリーが車でマーヴェリックを宿舎まで送り「会いたくなったら、いつでも来て」と言う。

 マーヴェリックは訓練に出るが、教官機の後ろに付くものの撃てなかった。マーヴェリックはどうするか迷い、バイパーの家を訪れて相談する。バイパーは、実はマーヴェリックの父親と同じ部隊で、機密事項の彼の父親の死の真相を話す。敵の戦闘機がたくさんいる中で、父親は味方を救うために撃たれ、彼は英雄だと話す。戦闘場所が境界線を越えていたために、戦闘その物が機密にされていると教える。バイパーは、飛び続けるかどうかは、自分次第で決める事だと励ます。

 マーヴェリックはバイクで、空き家になったチャーリーの家の前を通り、基地の飛行場に行って眺める。

 訓練生の卒業式に、マーヴェリックは来なかった。アイスマンが1番の成績で表彰される。その後の祝賀会に、マーヴェリックが遅れて参加する。するとバイパーが、緊急事態が起き、次の者を実践に派遣すると言う。アイスマンとレーダー員のスライダー、ハリウッドとレーダー員のウルフマン、マーヴェリックのレーダー員は未定なのでバイパーがなると言う。

 〔24時間後、インド洋〕空母の艦長が「潜水艦が航行不能となり、他国に迷い込んだ。その救出作戦を上空から援護する。ミグに攻撃されたら、撃墜してかまわない」と作戦を伝える。

 アイスマン組とハリウッド組が出撃して、マーヴェリックとレーダー員のマーリンが空母に待機する。アイスマン達は5機の敵機に囲まれ、ハリウッド組の戦闘機が撃墜される。マーヴェリック機が出撃する。

 マーヴェリックは戦闘空域に近づくが、敵戦闘機とすれ違った際、乱気流により一時的に制御不能になる。怖気づいたマーヴェリックは一旦戦闘空域から離れるが、気持ちを取り直して再び戦闘空域に戻る。

 アイスマンの戦闘機が敵機に後ろに付かれ、ミサイルを撃たれるが外れる。マーヴェリックがアイスマンの後ろの敵機にミサイルを発射して撃墜する。ミサイルで敵機をもう1機撃墜する。敵機が機関銃を撃って来て、マーヴェリック機の左エンジンが止まる。マーヴェリックがミサイルを放つが、外れる。もう1発発射して撃墜する。残りのミサイルはあと1発。マーヴェリックの後ろに敵機が付くが、マーヴェリックは急回転して敵機の後ろに付き、ミサイルで撃墜する。マーヴェリックは4機撃墜し、残りの1機は逃げ帰る。

 空母の管制室では、大喜びする。マーヴェリックはブリッジの脇を通過する。マーヴェリックが着艦すると、皆が大歓迎で迎える。ハリウッド達は、ヘリコプターで救助されて戻って来る。アイスマンは「お前は危険だが、いつでも一緒に跳ぶ」と誉める。マーヴェリックはグースの認識票を海に投げ捨てる。

 スティンガーがマーヴェリックに「好きな部署に行ける」と言うと、マーヴェリックは「トップガンの教官になりたい」と答える。

 チャーリーがミラマー基地のバーに戻ってくると、チャーリーが「世界一のパイロットが戻って来たと聞いたから」とマーヴェリックに会いにワシントンD.C.から戻って来る。思い出の曲が流れ、チャーリーが「この曲で何回ナンパした?」と尋ねる。マーヴェリックは「2回。1回目は墜落し、2回目は分からない。ここまでは良い調子だ」と答える。2人は仲直りする。

 (エンドクレジット)

(写真は「IMDb」より)