鬼滅の刃 柱稽古編第5話『鬼を喰ってまで』ネタバレの詳しいあらすじと感想 | アンパンマン先生の映画講座

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映画の面白さやストーリーの素晴らしさを伝えるため、感想はネタバレで、あらすじは映画を見ながらメモを取って、できるだけ正確に詳しく書いているつもりです。たまに趣味のAKB48のコンサートや握手会なども載せます。どうかご覧ください。

主な登場人物(声優)役柄

【鬼殺隊とその関係者】

竈門炭治郎:かまど たんじろう(花江夏樹)鬼と化してした妹を人間に戻すため、鬼殺隊に入隊する。

我妻善逸:あがつま ぜんいつ(下野 紘)炭次郎と同期の鬼殺隊戦士。「雷の呼吸」の使い手。

甘露寺蜜璃:かんろじ みつり(花澤香菜)恋柱。華奢な見た目に反して、並外れた筋力を持つ。

伊黒小芭内:いぐろ おばない(鈴村健一)蛇柱。口元を包帯で覆い、蛇と行動を共にする。

不死川実弥:しなずがわ さねみ(関 智)風柱。玄也の兄。鬼に対して人一倍強い敵意を向ける。

不死川玄弥:しなずがわ げんや(岡本信彦)炭治郎の同期の鬼殺隊剣士。不死川実弥の弟。

悲鳴嶼行冥:ひめじま ぎょうめい(杉田智和)岩柱。人を憐れむ気持ちが強く、念仏を唱え涙する。

【柱稽古編 第5話『鬼を喰ってまで』】ネタバレの詳しいあらすじ

 竈門炭次郎は次の柱稽古の甘露寺の屋敷に行くと、甘露寺蜜璃が歓迎する。甘露寺は炭次郎にバターを乗せたパンケーキをごちそうする。炭次郎はおいしさに感激する。

 炭次郎と隊士達はレオタードに着替え、レコードの音楽に合わせて甘露寺が新体操の動きを指導する。甘露寺は「技の切れを上げるために、体の柔軟はとっても大事なの。ほぐしまくりましょうね」と言い、隊士に体の柔軟をさせる。甘露寺は隊士や炭次郎の足を力技で180度開かせる。炭次郎は「柔軟は地獄」と叫ぶ。

 次の柱稽古の伊黒小芭内に炭次郎が「よろしくお願いします」と挨拶すると、伊黒は「殺すぞ。甘露寺からおまえの話は聞いた。ずいぶん楽しく稽古をつけてもらったようだな」と話す。

 甘露寺からの手紙に「今日は稽古後に、炭次郎君とお茶したんだよ。丹次郎君は頬っぺた落ちそうになって、とっても可愛いの」と書かれてあり、伊黒は嫉妬する。

 伊黒は「俺は甘露寺のように甘くないからな」と宣言する。道場の中には、いたるところに柱に縛られた隊士がいて、伊黒が「お前には、この障害物を避けつつ、太刀をふるってもらう。太刀筋矯正だ」と言う。炭次郎は「ここは処刑場?この人達は何か罪を犯しましたか?」と聞くと、伊黒は「弱い罪、覚えない罪、手間を取らせる罪、イラつかせる罪、と言うところだ」と答える。

 伊黒は見本だと言って、木刀を振って、隊士と隊士の間の金属の円盤を打つ。炭次郎の番になり、隊士たちは「当てないで」と怯える。炭次郎は緊張しながらゆっくり木刀を振ると、伊黒は「話にならん。それで稽古と言えるのか。俺が相手をしてやる。打ってこい」と言う。

 炭次郎が隊士に当てないようにとためらうと、伊黒は隊士と隊士の間から木刀で炭次郎を打つ。炭次郎は「木刀でも当たれば大ケガ。この可哀想な隊士たちの間をぬって、伊黒の攻撃が来る。これ本当にやばい」と、伊黒の異様な曲がり方をする太刀筋に、炭次郎は苦戦する。「狭い隙間でも、ぬるりと入ってくる攻撃。まさに蛇。それに加えて、仲間の心の声が聞こえてきて精神をえぐる」と思う。伊黒は「ためらうな」と指導し、炭次郎は「そうとう正確な太刀筋で刀を振らないと、大惨事だ」と思う。

 稽古後、炭次郎が「皆に迷惑かけたくないから」と、柱に木刀を振って稽古する。それを見た他の隊士も稽古する。ケガが風呂の湯に沁みる。

 2日目。炭次郎に伊黒は「鈍い、そんな速さでは稽古の意味がない」と、容赦なく打つ。ケガが風呂の湯に沁みる。

 3日目。炭次郎は伊黒に「のろい」と言われ、打たれ続ける。また、ケガが風呂の湯に沁みる。

 4日目。炭次郎は「伊黒さんだけに集中するんだ。障害物を避けて刀を振るのと同じだ」と思って伊黒と戦う。「今までにない正確な太刀筋で打ちこめるようになってきた。伊黒さんの攻撃を避けて、自分の方からも攻撃できる」と思う。攻撃が当たり、伊黒さんの羽織の裾を切ったとき、訓練終了と言われる。

 炭次郎は伊黒に「さっさと行け、ゴミカス。馴れ馴れしく甘露寺としゃべるな」と言われ屋敷を出る。

 炭次郎が不死川の道場に向かうと、脱走して来た善逸が「逃がしてくれ。もう無理。命にかかわる。殺される」と炭次郎にしがみつく。不死川が善逸を捕まえて「選べ、訓練に戻るか。俺に殺されるか」とすごむ。不死川は善逸の気を失わせ、炭次郎に運ばせる。

 炭次郎が「よろしくお願いします」と挨拶すると、不死川は「調子に乗るな。俺はお前を認めていないからな」と言う。炭次郎も「大丈夫です。俺もあなたを認めていないので。禰󠄀豆子を刺したので」と言い返す。

 不死川が炭次郎や隊士に稽古をつける。炭次郎は「不死川さんに切りかかっていくという単純な打ち込み稽古だったが、失神するまでが一区切りで、それまで休憩なしだった。伊黒さんだって、もっと休憩をくれた。不死川さんは特に俺への当たりが強く、一瞬でも気を抜いたら、大ケガをして治療に逆戻りだ」と思う。

 訓練が終わり、炭次郎が廊下を歩いていると玄弥が実弥に「話したいことがあるんだ」という。実弥は「しつこいんだよ。俺には弟はいない。いい加減にしないとぶち殺すぞ」とすごむ。「お前は何の才覚もないから、鬼殺隊辞めろ。呼吸も使えないやつが、剣士を名乗るな」と言う。玄弥は「俺。鬼を喰ってまで戦ってきたんだぜ」と言う。それを聞いた実弥は「何と言った。鬼を喰っただと」と怒り、玄弥を攻撃する。炭次郎が玄弥を助ける。

 庭で隊士が「こんなこと、あと何日続くんだよ」と休んでいるところに、炭次郎と玄弥が転がって来る。炭次郎が「玄弥を殺す気か?」と言うと、実弥は「殺さないよ。隊律違反だし、再起不能にする。今すぐ鬼殺隊を止めるなら許してやる」と言う。炭次郎は「あなたはそこまでする権利がないだろう。さっき弟はいないと言っただろうが。玄弥の選択に口出しするな。才がなくても命を懸けて鬼と戦うと決めているんだ。絶対に玄弥の邪魔をさせない。玄弥がいなければ、上弦に勝てなかった。再起不能になんかさせるものか」と止める。実弥は「まず、お前から再起不能だ」と言う。

 実弥は炭次郎を殴るが、炭次郎は実弥のパンチを止めていた。炭次郎は実弥に蹴りを入れる。実弥の蹴りがかすり、炭次郎の耳は切れる。実弥は「お望みどおりに殺してやるよ」

 炭次郎に頼まれた善逸は玄弥を連れて逃げる。隊士が実弥を止める。夕方近くまで乱闘が続き、上から正式にお叱りを受け、風柱との修行は中断の上、接近禁止が命じられた。炭次郎は結局、不死川兄弟の仲を取り持つ事はできなかった。

 山道を歩きながら、炭次郎は「修行の成果、出ていないなあ」とぼやくと、善逸は「出ているよ。風柱やりあえたじゃないか」と言う。音がする方へ行くと滝があり、伊之助などの隊士が滝に打たれていた。岩柱悲鳴嶼行冥は火の中で「心頭滅却すれば、火もまた涼し」と唱えていた。炭次郎と善逸は驚く。

 

【柱稽古編 第5話『鬼を喰ってまで』】ネタバレの感想

第2話は富岡義勇を説得する話。第3話は宇髄の基礎訓練稽古。第4話は時透による高速移動の稽古。と言うように一人の柱に1話の話だったので、今回は甘露寺の柱稽古が1話分続くのかと思ったら、意外にも早く終わった。他の話のように、原作を伸ばせなかったのか?もっと甘露寺の訓練を見たかった。

次の伊黒による太刀筋矯正は、たくさんの隊士を道場に並べた柱に縛り、木刀が触れたら大ケガをするというプレッシャーの中で、炭次郎は伊黒と戦う。でもこれでは炭次郎の訓練だけで、他の隊士の訓練にならないのでは?この伊黒による稽古も意外に短い。炭次郎は、伊黒の羽織の裾を切って合格するとは、なかなかのものである。他の隊士はどうすれば合格なのだろう?

次の不死川の稽古に行く。1日目の稽古が終わり、その後炭次郎は不死川兄弟の争いに巻き込まれる。なぜ実弥はこれほどまでに玄弥を嫌っているのだろう?炭次郎は実弥の稽古中断と、接触禁止になるが、元々対立していたので仕方ないかも。

このように今回は3つの柱の稽古が紹介されて、慌ただしい。次は悲鳴嶼行冥の稽古である。滝に打たれたり、火の中で念仏を唱えたりしているので、命にかかわりそうで怖い。

(写真は「公式ホームページ」より)