『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 運命』ネタバレの詳しいあらすじ | アンパンマン先生の映画講座

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映画の面白さやストーリーの素晴らしさを伝えるため、感想はネタバレで、あらすじは映画を見ながらメモを取って、できるだけ正確に詳しく書いているつもりです。たまに趣味のAKB48のコンサートや握手会なども載せます。どうかご覧ください。

監督:英勉 2023年

主な登場人物:愛称(俳優)役柄

【主要人物】

花垣 武道:タケミチ(北村匠海)冴えないフリーター。タイムリープに目覚める。

橘 日向:ヒナ(今田美桜)タケミチが高校時代に交際していた。

橘 直人:ナオト(杉野遥亮)ヒナタの弟。

【東京卍會(とうきょうまんじかい)】

佐野 万次郎:マイキー(吉沢亮)「東京卍會」の総長。

龍宮寺 堅:ドラケン(山田裕貴)「東京卍會」副総長。

三ツ谷 隆:ミツヤ(眞栄田郷敦)「東京卍會」弐番隊隊長。

林田 春樹:パーちん(堀家一希)「東京卍會」参番隊隊長。少年院に収監中。

稀咲 鉄太:キサキ(間宮祥太朗)元「愛美愛主」幹部。「東京卍會」参番隊新隊長。

松野千冬:チフユ(高杉真宙)「東京卍會」壱番隊福隊長。

場地圭介:バジ(永山絢斗)「東京卍會」壱番隊隊長。

【芭流覇羅(バルハラ)】

半間 修二:ハンマ(清水尋也)元「愛美愛主」総長代理。「芭流覇羅」初代副総長。

羽宮一虎:カズトラ(村上虹郎)「芭流覇羅」ナンバー3.

【その他】

千堂 敦:アッくん(磯村勇斗)高校時代の武道の不良グループ「溝高五人衆」のリーダー格

山本 タクヤ:タクヤ(田川隼嗣)「溝高五人衆」の1人で武道の幼馴染。

鈴木 マコト:マコト(高橋里恩)「溝高五人衆」の1人。

山岸 一司:ヤマギシ(藤堂日向)「溝高五人衆」の1人。

佐野真一郎:シンイチロウ(高良健吾)佐野万次郎の兄。バイク店経営。

清水 将貴:キヨマサ(鈴木伸之)元「東京卍會」参番隊隊員。ボッタクリバー店員。

 

〔2010年〕

 多摩少年院から一虎が出所し、誰かが迎えに来る。

 一虎と半間が率いる芭流覇羅(バルハラ)が、パーちんが率いる東京卍會を襲撃する。一虎は「ダメでしょ。動けなくなるまでやらなきゃ」と、徹底的に東京卍會隊員を痛めつける。半間も「東京卍會、全員殺すか」といて痛めつけ、東京卍會は敗れる。特攻服を燃やされて激高したパーちんが、芭流覇羅のメンバーを鉄パイプで殴る。

(タイトル『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 運命』)

 (前作『東京リベンジャーズ』のあらすじ)

〔2020年〕

 10月11日、朝。アパートで27歳のタケミチはアラームが鳴るが目覚めないので、隣室の住人に「アラームを止めろ」と怒鳴られてやっと起きる。

レンタル店で仕事していると、同僚と店長からバカにされる。しかし、ヒナタから「今夜会えるの楽しみ」とメールがきたので、ヒナタが生きており、リベンジに成功して新しい未来を作ったと確信する。

 その夜、ナオトのマンションの部屋で、ヒナタが「(砂糖は)いくつ?」と聞くと、タケミチは「27(歳)」と答えるなど、タケミチとヒナタはぎごちない会話を続ける。その様子に耐えきれなくなったナオトは、二人でドライブデートに行くように勧める。

 

 ヒナタが運転する車の中でも、ヒナタ「どっち行きたい?」、タケミチ「右かな」など、ぎごちない会話が続く。ヒナタは「もうすぐハロウィンね。今度こそ一緒にいられたら、仮装してデートしよう。でもゾンビはダメ。タケミチ君はいつも血まみれだから」と誘う。

 車を駐車場に止め、埠頭公園に行く。ヒナタは「懐かしい、この公園。好きな人ときた。今でもその人が忘れられなくて。1年前のクリスマスイブに、ここで振られた」と話す。過去に行っていたタケミチは記憶になく、誰の事かと思っていると、ヒナタは「何で振られたの?教えてよタケミチ君」と迫り、タケミチは自分がヒナタを振ったと知る。ヒナタはタケミチと学校の屋上で撮った写真を見せる。タケミチは混乱してトイレヘ逃げる。

 タケミチが気を取り直して戻る途中で、半間とすれ違う。半間は「車に乗っていないじゃないか。車ごとやっちまおうと思ったのに」と呟く。

 埠頭公園に戻るとヒナタがいない。駐車場に戻ると、黒い車が猛スピードでヒナタが乗っている車に激突する。その車は爆発し、ヒナタの車も炎上する。タケミチはドアをこじ開けてヒナタを助けようとするが、ヒナタは足が挟まれて感覚がなく「もう無理だよ」と言う。タケミチはヒナタに「愛している」と言って抱き着くと、ヒナタはタケミチを車外に押し出し、ヒナタの車は爆発炎上する。

 タケミチは「何でだよ。また同じじゃないか。絶対助ける。何回失敗しても、ヒナタが生きている未来にたどり着くまで、折れない。俺が東卍のトップになる」と涙ながらに心に誓う。

 数日後、ヒナタの葬儀が行われる。ヒナタの弟で刑事のナオトから、ヒナタの車に突っ込んだ車に乗っていたのは、親友のアッくんだと知らされる。ナオトは「何をやっても無駄。過去に戻っても、姉さんは殺される」と諦めている。タケミチは「ヒナタが生きている世界が絶対にある。俺が東卍のトップになる」と宣言する。

 10月24日、午後。タケミチとナオトは、刑務所で死刑囚として服役しているドラケンと面会する。タケミチは、ドラケンを救った後の東京卍會を聞く。ドラケンは「東卍は今では反社会組織だ。東卍がああなったのは、俺がキサキを止められなかったせいだ。もう一度人生をやり直せるなら、キサキを叩く」と話す。ドラケンはタケミチに、キサキに命を狙われているので、東京を離れるように助言する。面会時間が終わる。

〔2015年(回想)〕

 夜景の見えるバーのフロアでナイフを手に「キサキはどこだ」と立ち尽くすドラケン。ドラケンは、やってきた景観に逮捕される。高級ホテルのラウンジでドラケン逮捕の報を側近に耳打ちされ、微笑むキサキ。屋上で夜の街を見下ろすマイキー。

〔2020年〕

 10月25日、夕。タケミチとナオトは、東京卍會の極秘調査資料を確認する。キサキがマイキーに取り入ったことから、東京卍會が狂い始めた事を知る。ナオトは「キサキはマイキーを操っている」と言う。タケミチは「キサキは何で東卍に入った?」と疑問を持つ。タケミチは改めて「過去に戻って東京卍會のトップになり、キサキを止める。ヒナタを助ける」と宣言する。タケミチはナオトと握手し、過去に行く。

〔2010年〕

 10月25日、夕方。高校生のタケミチは銭湯にいて、湯船に落ちる。ドラケンとマイキーがタケミチに、早く出るように言う。2人はタケミチに、神社での参番隊隊長の任命式に出るように誘う。

 夜。タケミチは武蔵神社での東京卍會の集会で、参番隊隊長のパーちんが、芭流罪羅のメンバーを刺して少年院に入っていることを知る。マイキーは芭流覇羅との抗争開始を宣言し、そのために勢力を拡大すると言う。そしてキサキをパーちんの代わりに参番隊隊長に任命する。キサキは元「愛美愛主(メビウス)」のメンバーを連れて東京卍會に入っていた。

 参番隊隊長の任命式が終わる。捜査資料のキサキがフラッシュバックしたタケミチは、いきなリキサキを殴リつける。壱番隊副隊長一千冬ほかがタケミチを止め、東京卍會メンバーは騒然とする。

 騒動を見ていた壱番隊隊長・場地が現れ、タケミチを殴り倒す。境地は、ドラケンから集会を出禁になっている事を指摘される。境地は「俺は芭流覇羅に行く。俺は、今日から東京卍會の敵になる」と宣言し、メンバーが引き留めるのも聞かずに去っていく。

 キサキは「東卍は荒れているな」と言うと、タケミチを殴り、気絶させる。

 夜。場地は芭流覇羅の一虎と落ち合う。

 意識を取り戻したタケミチはマイキーから、場地が東京卍會結成メンバーの5人の一人である事を知らされる。マイキーはタケミチに、場地を芭流覇羅から連れ戻してほしいと頼む。タケミチは、場地を芭流覇羅から連れ戻したら、代わりにキサキを東京卍會から外すよう、マイキーに交換条件を出す。マイキーは「いいよ。キサキより役立つことを見せろ」と承諾する。さらにマイキーは、タケミチを東京卍會の正式メンバーに認める。

 マイキーが去ったあと、タケミチは神社の境内でお守りを見つける。お守りの中には、東京卍會結成メンバー「6人」の写真が入っていた。マイキーは、結成メンバーは5人と言っていたが、一人知らない人物が写っていた。

 10月26日、午後。タケミチは学校の屋上で、場地を連れ戻すにはどうしたらいいか悩んでいると、ヒナタがやって来る。今日は傷が少ないので、ヒナタはタケミチと一緒に写真を撮る。タケミチは「僕たち、分かれたりしないですよね」とヒナタに聞く。

 タケミチは廊下でアッくん達溝高軍団と出会い、思わず飛びつく。場地を芭流覇羅から連れ戻せるか、溝高軍団に相談する。溝高軍団の説明では、芭流覇羅はトップが不明なので「首のない天使」と呼ばれている。ナンバー2は半間、ナンバー3は一虎だった。

 突然、一虎が教室にやってきて、タケミチを芭流覇羅のアジトヘ誘う。溝高軍団は反対するが、タケミチは場地を連れ戻すチャンスだと思い、一緒に行く。廊下には一虎が倒した生徒が沢山倒れていた。タケミチは一虎に、同じ高校なのに有名でない理由を聞くと、一虎は「あいつのせいで少年院にいたから」と話す。

 夕方。タケミチは一虎に連れられて芭流覇羅のアジトに行くと、場地が東京卍會での腹心だった、壱番隊副隊長の千冬を何度も殴りつけ、血まみれになっていた。一虎は、芭流覇羅に入るための「踏み絵」だと説明する。

 場地は千冬を容赦なく殴ることで、芭流覇羅入りを認めさせようとする。半間は、一虎が連れてきた、東京卍會の集会を一部始終見ていた一般ギャラリーのタケミチに、「証人喚問」をする。タケミチは場地が「俺は芭流覇羅に行く。俺は、今日から東京卍會の敵になる」と言っていた事を話す。タケミチは場地に、創設メンバーなので東京卍會に戻るように説得する。場地は、一虎も東京卍會の創設メンバーだったが、東京卍會を恨んでいる事を教える。

〔2008年(回想)〕

 3月中旬、午前。結成メンバー6人は、喫茶店で落ち合う。三ツ谷が東京卍會の特攻服を徹夜して仕上げて持って来る。マイキーが喫茶店の壁に「東京万次郎會結成」と落書きをし、ドラケンが「東京卍會結成」に書き換える。

 午後。特攻服を着て全員で海辺をバイクで疾走する。マイキーだけ原付なので遅い。マイキーはバブに乗るまでは原付で良いと言う。マイキーの原付がガス欠になり、じゃんけんで負けた場地が原付を引いてガソリンスタンドを探す。

 場地が暴走族・舞亜冥土(マーメイド)に絡まれる。場地は体を張ってマイキーの愛車を守る。その後、マイキーや他のメンバーもやってきて、舞亜冥土メンバーと乱闘になる。

 夕方。6人は渋谷の交差点のど真ん中で、ボコボコにした舞亜冥土のヘッドに記念写真を撮らせる。

 3月13日、夕方。一虎が場地にバイク修理店にある、マイキーが欲しがっていたバイクのバブを見せ、マイキーの誕生日プレゼントにバイクを盗もうと提案する。場地はしぶしぶ付き合うことにする。

 その深夜。マスクにフードをかぶったー虎と境地が、バイクの修理店に行く。扉の南京錠がかかった鎖を一虎がワイヤーカッターで切断し、店に侵入する。一虎は店の奥に行き、場地はバイクを押して店から出ようとすると、店に現れた男が場地の顔を知っていた。場地はその男はマイキーの兄の真一郎で、このバイク修理店は真一郎の店だと気づく。

 一虎が真一郎に後ろから近づき、ワイヤーカッターで殴ろうとする。場地が止めるが、一虎はワイヤーカッターで真一郎を思いっ切り殴る。真一郎は頭から血を流して倒れ、呼吸していなかった。一虎は、マイキーの兄を殺してしまったと教えられて愕然とするが、バイクを欲しがったマイキーが悪い事にし、マイキーを殺すことを決意する。

 場地と一虎が警察に連行される。現場にやってきたマイキーは二人が兄を殺したと知る。マイキーに場地は「ごめん。俺は真一郎を…」と涙ながらに謝る。一虎はマイキーに掴みかかろうとする。

〔2010年〕

 場地は「あの時、一虎が俺を庇ってくれたせいで、少年院に入らずに済んだ」と話す。そして、一虎の出所を待っていた事や、マイキーたちとの決別をタケミチに語る。

 その話を聞いた半間は「マイキーの兄を殺したのなら、大歓迎だ」と言って、場地の芭流覇羅入りを認める。一虎はタケミチに「10月31日、マイキーに伝えろ。廃車場で決戦を行う」と指示する。

 10月26日、夕方。タケミチ、場地の話を背負い重い気持ちで土手を歩く。タケミチは以前マイキーが「死んだが、10個上の兄貴がいた」と話していた事を思い出す。

 10月27日、午後。タケミチは、真一郎の墓参りをしていたマイキーとドラケン、三ツ谷に、一虎による芭流覇羅の宣戦布告を伝言する。マイキーはタケミチに「兄を殺したのは、一虎と場地。今乗っているバイクは兄貴のバブで、誕生日プレゼントにくれるはずだった」と話す。

 10月27日、午後。喫茶店でドラケンは三ツ谷に「場地も一虎も、あんなことをしたかったわけじゃない」と、芭流覇羅との決闘に乗り気ではないことを打ち明ける。三ツ谷も「心が付いてこない」と同感だった。

 タケミチは公園で干冬に呼び止められる。タケミチは、場地からボコボコにされていた男だったと気づく。千冬は、場地が芭流覇羅に入ったのは、何か理由があるはずだと言う。タケミチは「ヒナタを守るために東京卍會のトップになりたい」と言う。千冬は「タケミチに協力するので、俺にも協力しろ」といって、干冬は意気投合して相棒となる。

 2人は、芭流罪羅のアジトヘ乗り込む。千冬は場地に「ちゃんと話を聞かせてくれ」と言うが、場地は干冬を蹴り飛ばす。

 タケミチと千冬は公園に戻り、千冬は血を水道で洗う。千冬は「場地は内部から芭流覇羅を調べるために入った」と確信する。そこで、千冬は、外から芭流覇羅を調べると言う。

 10月28日、昼。千冬はタケミチを、ぼったくリバーヘ連れて行く。そこの店員は、かつてタケミチが喧嘩で勝ったキヨマサだった。タケミチと千冬は、キヨマサにドラケンを刺した経緯を聞く。キヨマサは、黒幕は愛美愛主ではなく、集会を追い出された自分を勧誘したのはキサキであったと話す。さらにその場には半間もいたと告白する。千冬は、芭流覇羅のトップはキサキだと確信する。

 タケミチ、誰かを殴り続けるマイキーの映像が突然浮かび、呼吸が苦しくなって倒れる。助けようとする千冬を振り切って、タケミチは店の外へ飛び出す。タケミチは、キサキと半間が繋がっていると確信する。しかし、なぜ芭流覇羅のトップであるキサキが東京卍會に入ったのかわからず、土手を疾走する。

 キサキは「芭流覇羅と抗争しなければ東京卍會ではない」とマイキーをたきつける。

 裏道を歩いていたドラケンは、いきなリ一虎に蹴リを入れられる。

 三ツ谷がトンネルをバイクで走っていると、芭流覇羅メンバーに鉄パイプで前輪をロックされ、バイクとともに吹っ飛ばされる。

 キサキが歩道橋の上から、道を歩いているヒナタを見つめる。

〔2020年〕

 10月29日、午前。現代に戻ったタケミチはナオトに、10年前の10月31日の東京卍會と芭流覇羅の抗争を調べてほしいと頼む。

 タケミチとナオトは、再び刑務所のドラケンに面会する。2人は芭流覇羅のトップがキサキかどうかを尋ねると、ドラケンは「芭流覇羅のトップはマイキーだ」と言う。ドラケンは「10年前の『血のハロウィン』と呼ばれた東京卍會と芭流覇羅との抗争で、マイキーのせいで東京卍會は初めて負けた。マイキーが一虎を殺した」と話す。

 タケミチは、返り血を浴びたマイキーが地面に倒れた一虎を殴り続ける映像が浮かび、椅子から崩れ落ちる。タケミチは「俺はこれを見た」と思い出す。

(エンドクレジット)

 タケミチとナオトは、10年前に抗争が起きた廃車場を訪れる。タケミチは「マイキーに人殺しをさせない。ヒナタもマイキーも、みんな俺が助けてくる」と宣言し、ナオトと握手を交わし、過去に行く。

(写真は「映画com」「公式Twitter」より)