『アントマン&ワスプ クアントマニア』ネタバレの詳しいあらすじ | アンパンマン先生の映画講座

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映画の面白さやストーリーの素晴らしさを伝えるため、感想はネタバレで、あらすじは映画を見ながらメモを取って、できるだけ正確に詳しく書いているつもりです。たまに趣味のAKB48のコンサートや握手会なども載せます。どうかご覧ください。

監督:ペイトン・リード 2023年

主な登場人物(俳優)役柄

【現実世界の人間】

スコット・ラング(ポール・ラッド)アベンジャーズの一員である2代目アントマン。

ホープ・ヴァン・ダイン(エヴァンジェリン・リリー)ハンクとジャネットの娘で2代目ワスプ。

キャシー・ラング(キャスリン・ニュートン)スコットの一人娘。

ジャネット・ヴァン・ダイン(ミシェル・ファイファー)ピムの妻でホープの母親。30年間、量子世界で行方不明になっていた。初代ワスプ。

ハンク・ピム(マイケル・ダグラス)昆虫学者、物理学者で、ピム粒子を発見した初代アントマン。

ジェームズ・E・ウー(ランドール・パーク)自宅軟禁中のスコットを監視していたFBI捜査官。

デイル(グレッグ・ターキンソン)サーティーワンアイスクリームの一店舗のマネージャー。

【量子世界の人間】

カーン(ジョナサン・メジャース)量子世界の征服者。

ヴェブ(声:デヴィッド・ダストマルチャン)量子世界に住むスライムのような生き物。

クアズ(ウィリアム・ジャクソン・ハーパー)量子世界の住人。テレパスの能力を持っている。

ジェントーラ(ケイティ・オブライアン)量子世界内のコミュニティのファイター。

クライラー卿(ビル・マーレイ)量子世界の内にあるコミュニティ、アクシアを統治する男。

ダレン・クロス(コリー・ストール)M.O.D.O.K.。ハンクの元弟子兼助手。前作でイエロージャケットの軍事利用を企んでスコットと戦い、量子世界に飛ばされて巨大な顔と短い手足を持つ姿となった。

 

 量子世界に迷い込んだジャネットが自宅近くにいると、金色の宇宙船が飛来するのを見つける。宇宙船が落下した場所に行くと、蜘蛛のような怪物に襲われてピンチになる。すると宇宙船の乗員のカーンがジャネットを助け「ここはどこだ?」と聞く。

 〔サンフランシスコ〕サノスの脅威をアベンジャーズと一緒に退けたアントマンことスコット・ラングは有名になり、町を歩くと人々に声を掛けられ、犬と一緒に記念写真を撮られる。ハンバーガー店では店主に奢ってもらうが、店主はスパーダーマンと勘違いしていた。野外カフェで、自宅軟禁時代の監視役のジミーFBI捜査官と約束の食事をすると、他の客に代金を奢ってもらう。

 スコットが前に働いていたが首になった「バスキン・ロビンス」(日本では「サーティワン」)アイスクリーム店で、マネージャーのデイルから「世紀の従業員」として表彰され、記念撮影をする。

 ホープは「ピム・ヴァンダイン財団」を作ってピム粒子を管理し、世界を毎日救っていた。仕事をしているホープにスコットが差し入れを持ってくると、2人はワスプとアントマンに変身し、橋の橋脚の天辺で食事する。

 スコットは自叙伝『小さき者を見捨てるな』を出版し、書店で観客に「失敗を恐れるな。人々は成功の余地がある」と朗読する。

 すると、彼の携帯に留置所から電話がかかってくる。スコットとホープが留置場に行くと、キャッシーが「指パッチン事件」で家を失ってホームレスになった人を排除しようとしたパトカーを、ピム粒子で小さくして捕まっていた。

 帰りの車の中でスコットが「この技術を他人に使われると危険だ」と注意すると、キャッシーはスーツも自作したと言う。ホープが気分転換に音楽を掛けようとすると、スコットの本の朗読だった。

 ホープの家で、ジャネットが小さなピザを焼き、ハンクがピム粒子で大きくしてみんなで食べる。ホープが量子世界での30年の生活を質問するが、ジャネットは答えたがらなかった。

 キャッシーが留置所に入ったのは、今回が初めてではなかった。彼女は有名になってから安定志向の父スコットに不満をぶつける。

 キャッシーはハンクと、知能を持ったアリの飼育をしていた。さらに、父が不在の5年間に量子技術に興味を持ち、ハンクに教えてもらっていた。キャッシーは、危険な量子世界に直接行かずに探査観測できる衛星機器を開発しており、皆に作動させて見せる。ハンクは、量子バージョンのハッブル宇宙望遠鏡みたいなものだと言う。スコットが仕組みを質問すると、キャッシーは、双方向通信のようなものだと説明する。こちらから信号を送っていると知ったジャネットは血相を変え、すぐに装置を止めるように言う。

 ところが時すでに遅く、装置から光が出ると、アリの巣や周り物と一緒に、ジャネット、ハン ク、ホープ、キャッシー、スコットが装置に吸い込まれる。

 量子世界に落下しながら、スコットはアントマン・スーツで巨大化してキャッシーを捕まえ、岩の上に落ちる。

 ホープ、ハンク、ジャネットは森のような場所に落下する。やってきた探査機のような飛行物体を見たジャネットは、2人に隠れるように言う。ジャネットは「皆を見つけて、早く家に帰らなければ」と焦る。

 スコットはキャッシーに「大丈夫だ」を連発し、安心させようとする。スコットは光る物体や、巨大なゾウリムシのような生物に襲われるが、頭に光線銃になっているこの世界の住民に助けられ、捕まる。

 ホープはこの量子世界について質問すると、ジャネットは「時間がない。スコット達を見つけるのが先」と取り合わない。ハンクが「見たことがない」とこの世界に驚くと、ジャネットは「虚無空間の下に、いくつもの世界がある」と教える。

 荒野でホープ、ハンク、ジャネットたちは、この世界の住民に囲まれる。ジャネットがボス戦うと、2人は知り合いだった。ジャネットは乗り物として、空飛ぶ巨大なエイのような生物を貰う。ジャネットは「近くに古い友人がいて、スコットの場所が分かる」と教える。

 スコットとキャッシーは村のような所に連れていかれる。そこには人間のような住民の他に、ゼリーのような住民など、さまざまな形態の生物がいた。スコットが無理やりドロドロの液体を飲ませられると、彼らの話す言葉が理解できるようになる。

 住人にはゼリーのような生物のヴェブ、テレパシーで相手の思考が分かるクアズなどがいた。キャッシーとスコットは、サンフランシスコから来たと教える。住民のリーダーのジェントーラは「上から来た征服者と同じだ」と言う。キャッシーが「誰?」と聞くと「カーン」だと答える。

 ホープ、ハンク、ジャネット達は現地の服に着替え、エイのような生物に乗って空を飛び、町のような所に来る。沢山の住民が暮らしているのを見て、ハンクは驚く。ジェネットがある建物のドアを開けると、高級バーのような「アクシア」だった。ジャネットはカウンターで、言葉が分かるようになる液体を2人に飲ませる。

 ジャネットは、解放軍(反乱軍)にいた頃の友人クライラーを呼ぶ。クライラー卿が飛行機でやって来て、ハンクやホープの事をジャネットから聞いて知っていると言い、3人に食事を奢る。

 クアズはテレパシーで、「彼らは知らない」と言い、ジェントーラは「出て行け」と言う。スコットが「家に帰りたい」と言うと、ジェントーラは「家があるだけいい。征服者が家を焼き尽くした」と話す。キャッシーが「力になる」と言うと、スコットは家に帰るのが先で、関わるなと言う。スコットが「ジャネットが頼りだ」と言うと、ジェントーラが警戒する。

 ジャネットはクライラー卿に「友人を探している」と言うと、クライラー卿は「どうして戻ってきた?君のせいで何人も死んだ。家族は君の正体を知っているのか?」と聞く。

 兵士が来て、ジャネット達を連行しようとする。ホープはワスプに変身し、兵士達を攻撃する。ジャネットとハンクは、クライラー卿の飛行機を奪って脱出しようと考える。ハンクは拡大用のピム粒子ディスクで、クライラー卿が生きたまま食べていたタコのような小さな生物を拡大し、クライラー卿を襲わせる。

 ホープが防戦している間に2人はクライラー卿の飛行機に乗り、ジャネットがエンジンを始動させ、ハンクが半透明の巨大なミミズのような操縦桿に両手を突っ込んで操縦し、現場から脱出する。

 ジェントーラは、ジャネットを征服者達が探し回っているので、この村も危ないと言う。すると、征服者達の飛行機が村を攻撃し、兵士達が下りてきて住民を襲う。ジェントーラは槍のような武器で兵士と戦う。住民たちがやられているのを見たキャッシーは、手製のアントマン・スーツに変身して兵士と戦う。それを見たスコットが、キャッシーに戦い方を指導する。

 敵の強力な戦闘機が村を攻撃する。住民は生きている家に乗って応戦する。スコットとキャッシーの前に、頭が大きく手足が小さいモードックが現れ、自分はダレン・クロスだと正体を明かす。彼は前作で、小さくなったスコットにイエロージャケットを破壊され、ミクロ化して量子世界に閉じ込められたと教える。モードックは、スコットとキャッシーを捕らえる。クアズとジェントーラ達も兵士に捕まる。

 スコットとキャッシーは、通路を挟んだ牢に閉じ込められる。ダレンがやって来てスコットに、量子世界にやってきた時、顔が巨大化して手足が短くなり、カーンによってサイバネティクスに強化されたモードックとなった、と教える。

 飛行機内でホープとハンクに聞かれたジャネットは、30年間の量子世界生活で起きたことを話す。

 墜落した宇宙船でやってきた男をジャネットが助ける。男は科学者で、この宇宙船はマルチバースを旅する事ができるが、エネルギーコアが壊れていると言う。ジャネットはこの宇宙船を修理すれば、家に帰れると思い、宇宙船を家に運び、エネルギーコアの修理にとりかかる。何度も失敗し、2人はお互いに信頼するようになる。やっとエネルギーコアの修理が完了し、ジャネットがエネルギーコアを宇宙船に挿入する。この宇宙船は神経制御で、ジャネットが宇宙船に触れた瞬間、男の心がジャネットに見えた。彼は多くの世界で虐殺を行い、消し去ったことを知る。彼の名前はカーンだった。彼は墜落ではなく、この世界に追放されてやってきたのだ。誰が追放したかは不明。カーンは「約束したとおり、君を家に送り届ける」と言う。カーンは宇宙船を始動させ、スーツを装着する。ジャネットはカーンをこの世界に閉じ込めるために、ワスプに変身してエネルギーコアを奪い、ピム粒子ディスク数枚でエネルギーコアを超巨大化して逃げる。彼は征服者になって、この量子世界を支配した。

 それを聞いたホープは、ジャネットに「あいつを止めよう」と言う。ジャネットが「ピム粒子が必要だ」と言うと、ハンクは「スコットとキャッシーが持っている」と教える。彼らが危なかった。

 スコットとキャッシーの牢の前にカーンが来て、キャッシーを人質に取り、スコットにエネルギーコアをピム粒子で元に戻せと脅す。スコットが断ると、カーンはスコットを痛めつけ、次にキャッシーを痛めつける。スコットは取引に応じる。

 ジャネット、ハンク、ホープが乗った飛行機も、巨大化したエネルギーコアに向かっていた。

 モードックは「脳に悪影響を及ぼすので、早く戻ってこい」と助言する。スコットはキャッシーに戻ってくると約束して、アントマンになって超巨大化したエネルギーコアに向かう。

 コアの真下に着くと、スコットが2人に分裂する。モードックは「別の人生を選んだ可能性」だと教える。すると2人のスコットが4人に分裂し、さたに無数に分裂していく。「バスキン・ロビンス」の制服を着たスコットが現れ「落ち着け」と言う。一人のスコットが「やってやろう」と巨大化すると、やられる。それを見た沢山のスコットが逃げ出す。

 スコット達同士の通信を聞いたホープがワスプになって向かうと、ワスプも次々に分裂する。

 勝手に行動した巨大化したアントマンが、次々にやられる。オリジナルのスコットは、無数のスコットの中に埋もれるが、キャッシーの「パパ、戻って来て」の通信を聞き、他のスコットも協力して重なって山を作り、オリジナルのスコットが山を登る。山の頂上からスコットが、縮小化ピム粒子ディスクを巨大エネルギーコアに打ち込むが、跳ね返される。

 落下するピム粒子ディスクをホープが掴み、山から落下するスコットも助ける。無数のスコットとホープが一人に戻る。スコットとホープが沢山の縮小化ピム粒子ディスクを巨大エネルギーコアに打ち込むと、コアが次第に縮小し、元の大きさになって落下する。スコットがエネルギーコアを拾う。

 やってきたジャネットが、コアをカーンに渡してはいけないと言うが、スコットは、キャッシーが捕まっていると教える。やってきたカーンが「ジャネットを信じるな」と言う。

 スコットはカーンに「娘を返せ」と要求する。カーンは約束を守らず、コアを奪う。アントマンとワスプが攻撃するが、カーンにやられる。

 モードックが、ハンクが乗った飛行機を攻撃し、飛行機が墜落する。

 それを見たジャネットが、墜落した方へ行こうとすると、カーンが彼女を静止させる。カーンは空間に穴をあけ、ジャネットを連れて行く。

 墜落したハンクをアリが助ける。

 カーンはジャネットを、宇宙船を置いた部屋に連れてくる。カーンは「私の思考に触れたとき、何が見えた」と聞く。ジャネットは「怪物」と答える。カーンは「今までたくさんの宇宙を破壊した。私の変異体がマルチバースにたくさんいて、私を追放した。私はこの世界で作り上げた軍隊で、自分を追放した世界に復讐する」と話す。

 兵士に連行されていたキャッシーは、兵士を倒して脱出する。

 倒れていたスコットとホープは、知能を持つアリに起こされる。ハンクが来て「この世界でノイズを聞いたと思ったら、アリが信号で呼んでいた。一緒に量子世界に吸い込まれた知能を持つアリが、独自に進化して科学を発展させていた」と説明し、「いい作戦がある」と話す。

 キャッシーは、牢に囚われていたジェントーラに解放すると言う。鍵を探していると、兵士がやって来る。キャッシーが戦っているうちに、兵士のヘルメットがタッチパネルに当たると、牢が開く。キャッシーはジェントーラに「まだ戦える者にメッセージを送る」と話す。

 カーンは沢山の兵士に向かって、巨大な映像で「歴史を作る。私を追放した者に復讐する」と演説していると、キャッシーが別の部屋から通信をジャックし「過酷な戦いになるが、一緒に戦おう。小さき者を見過ごすな。タワーに来て」と呼びかける。カーンはモードックに、キャシーを殺せと指令を出す。

 その放送を聞いたハンク、スコット、ホープは、アリに修理してもらった飛行機で、キャッシーの元に向かう。

 ジェントーラとキャッシーは、牢に囚われていた他の捕虜達を解放する。そこにモードックが来て、キャッシーが戦う。

 カーンはエネルギーコアを宇宙船に挿入し「打ち上げ開始だ」と言う。巨大都市がコアの形に変形する。

 モードックがキャッシーを追い詰める。そこに巨大化したアントマンが来て、カーンの都市を破壊する。兵士が戦闘機でジャイアントマンを攻撃する。さらに解放した捕虜達や、生きた家に乗ってやってきた村の住人達が都市を攻撃する。

 兵士がタワーに続く橋を引っ込め、住人達は先に進めなくなる。ジェントーラが兵士に「橋を出すコードを教えろ」と聞くと、兵士は「死んでも言わない」と言うが、クアズがテレパシーで読み取って、橋を出す。住民達はタワーに向かう。

 住民達の先頭を走るスライム生物のヴェブが、兵士の銃撃を受けて穴だらけになる。ヴェブは「穴ができた」と喜ぶと、穴から兵士を飲み込む。ジェントーラ達が先に進む。

 カーンはタワーにバリアを張る。巨大アントマンが向かうと、砲台から連続攻撃を受ける。アントマンがバリアに体当たりするが、なかなか破れない。キャッシーがスコットに向かおうとすると、モードックが襲ってくる。キャッシーはピム粒子ディスクで巨大化して、モードックを殴り飛ばす。倒れたモードックにキャッシーが「クソ野郎は辞めて」と注意する。

 ワスプが縮小化したアントマンを投げ、アントマンが途中で巨大化してバリアに体当たりし、バリアを破る。エネルギーコアが破壊され、都市の変形が壊れる。

 巨大化したキャッシーと巨大化したスコットが抱き合う。スコットは「ゴジラをハグしているみたいだ」と言う。2人は元の大きさに戻り、ホープもやって来る。

 ジャネットは兵士に連行されるが、途中で兵士を攻撃して逃げだす。

 カーンは外に出ると、すさまじいエネルギー光線でやってきた沢山の住人達を攻撃する。ジェントーラ達住民達は撤退する。

 スコット、ホープがカーンを攻撃するが、歯が立たない。カーンは「私はカーンだ。お前たちはアリと話すだけだ」とスコット、ホープ、キャッシーを馬鹿にする。

 そこに知能を持ったアリの大群がやってくる。アリたちが兵士を襲い、砲台を壊す。カーンはバリアを張るが、アリが次々に攻撃する。モードックが「俺はクソ野郎だ」と言って、バリアに体当たりして破る。カーンはアリに押しつぶされる。ハンクがやって来る。

 心を入れ替えたモードックがスコットに手を伸ばし、「死ぬときはアベンジャーズだ」と言い、スコットも「メンバー入りだ」と答える。モードックは亡くなる。

 ジャネットがエネルギーコアを使って、家に繋がるゲートを一時的に作り出す。連絡を受けた家族が集まり、ゲートをジャネット、ハンク、キャッシーが通り抜けると、カーンがスコットを攻撃し、取り残される。スコットはヘルメットを壊され、素手で戦うがカーンにやられる。カーンが自分達の世界にやって来るのを防ぐため、スコットはエネルギーコアを壊す。

 カーンがゲートに飛び込もうとすると、ホープがやって来て、カーンを弾き飛ばす。スコットとホープがカーンと戦い、カーンはエネルギーコアに吸い込まれる。ゲートは消滅する。

 量子世界に取り残されたスコットとホープは抱き合い、お互い「愛している」と言い合う。タワーの下では民衆が勝利の歓声を挙げていた。

 キャッシーは家の量子世界の探査機を起動させ、ゲートをつくる。

 この世界に戻ってきたスコットは「俺の人生は意味不明だ」と言いながら街を歩く。カーンを本当に倒したのか心配し、自分のせいで世界が襲われないかという一抹の不安に襲われる。でも「まあいいか」と日常に戻っていく。

 スコットがハンバーガー店に行くと、店主は彼がアントマンだと認識し、ハンバーガー代を請求する。スコットは、注文していたアリのケーキを受け取る。皆がレストランで、今日はキャッシーの誕生日ではないが、今までできなかった誕生会を開く。

(タイトル『ANT-MAN AND THE WASP:QUANTUMANIA』。エンドクレジット)

 別のマルチバースの、ファラオの格好やシルバーのスーツを着た3人のカーンが集まっていた。量子世界にカーンを追放したのは彼らだった。時間軸という概念にアントマンたちが触れてきた事を危惧し、このままではカーン達が培ってきた時間軸が奪われてしまうとして、マルチバース中からカーンをコロシアムのような場所に全員呼んでいた。

(エンドクレジット)

 一昔前のような舞台で、別の時間軸のカーンの「ヴィクター・タイムリー」が「時間はあらゆるもの。私たちが作れるかもしれない」と演説をする。その客席にはロキとメビウスがいた。想像よりもカーンが怖くないというメビウスに、ロキが怖い人物だぞと警告する。

(写真は「IMDb」より)