『鬼滅の刃 無限列車編』ネタバレの詳しいあらすじ(全面改訂・再掲) | アンパンマン先生の映画講座

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 2022年12月10日にフジテレビ系列で『鬼滅の刃 無限列車編』が放映されるので、2021年19月に掲載した「ネタバレの詳しいあらすじ 全面改訂」を再掲載する。

 

監督:外崎春雄  原作:吾峠呼世晴  2020年

主な登場人物:よみ(声優)役柄

【鬼殺隊関係】

竈門炭治郎:かまどたんじろう(花江夏樹)主人公の鬼殺隊剣士。鬼化した妹を人間に戻そうとする。

竈門禰󠄀豆子:かまどねずこ(鬼頭明里)炭治郎の妹。鬼化した。

我妻善逸:あがつまぜんいつ(下野紘[)炭治郎の同期の鬼殺隊剣士。非常に臆病。

嘴平伊之助:はしびらいのすけ(松岡禎丞)炭治郎の同期にあたる鬼殺隊剣士。猪の被り物をしている。

煉獄杏寿郎:れんごくきょうじゅろう(日野聡)鬼殺隊の「炎柱」。

産屋敷耀哉:うぶやしきかがや(森川智之)鬼殺隊第97代当主。隊員から「お館様」と呼ばれている。

産屋敷あまね:うぶやしきあまね(佐藤利奈)産屋敷耀哉の妻。

【鬼】

鬼舞辻無惨:きぶつじ むざん(関俊彦)千年以上前に生まれた鬼の始祖。

猗窩座:あかざ(石田彰)十二鬼月の上弦の一人。

魘夢:えんむ(平川大輔)十二鬼月の下弦の一人。夢に関する血鬼術を使う。

【竈門家】

竈門炭十郎:たんじゅうろう(三木眞一郎)炭治郎たち兄弟の父親。

竈門葵枝:きえ(桑島法子)炭治郎たち兄弟の母親。

竈門竹雄:たけお(大地葉)炭治郎の弟。

竈門花子:はなこ(小原好美)炭治郎の妹。

竈門茂:しげる(本渡楓)炭治郎の弟。

竈門六太:ろくた(古賀葵)炭治郎の弟。

【煉獄家】

煉󠄁獄瑠火:るか(豊口めぐみ)杏寿郎と千寿郎の母親。          

煉󠄁獄槇寿郎:しんじゅろう(小山力也)杏寿郎と千寿郎の父親。先代の炎柱。

煉󠄁獄千寿郎:せんじゅうろう(榎木淳弥)杏寿郎の弟。

 

 お館様(産屋敷耀哉)とあまねが、これまでの鬼との戦いで殉職した鬼殺隊の戦士たちの墓参りをする。命が短いお館様は、自分の代で殉死者を無くしたいと言う。今月、早くも鬼による被害が7件あった。今この時も、鬼殺隊が最前線で鬼に立ち向かっていた。

 (オープニングクレジット)

 竈門炭治郎、我妻善逸、嘴平伊之助の鬼殺隊3名は、無限列車に乗っている炎柱の煉獄杏寿郎と合流するように命じられていた。駅のホームから発車した蒸気機関車「無限」が曳く客車の最後尾に、3人は飛び乗る。伊之助は初めての列車に興奮する。3人は客車に入り、煉獄を探す。

 (タイトル『鬼滅の刃 無限列車編』)

 3人が前の車両に行くと、煉獄は大声で「うまい」を連発して駅弁を食べていた。煉獄は炭治郎と禰󠄀豆子を覚えており、炭治郎は善逸と伊之助を紹介する。炭治郎逹は、煉獄に合流するように命じられたと伝える。伊之助は窓を叩き、興奮していた。

 炭治郎は煉獄に、父親のヒノカミ神楽と円舞、火の呼吸について尋ねるが、煉獄は初耳で知らないとあっさり断言する。煉獄は炭治郎を自分の継子(つぐこ)にして面倒を見ると言い、炭治郎は喜ぶ。煉獄は炎・水・雷・岩・風の5つが基本の呼吸で、炎の呼吸と水の呼吸の歴史が古いことを教える。煉獄は炭治郎の刀の色を聞き、黒刀の剣士は柱になった事はなく、どの系統を究めればいいか分からないが、鍛えてやると言う。

 伊之助は列車の外に出て競争すると言うが、煉獄はいつ鬼が出るか分からないと言って止める。この列車に鬼が出ると聞いて、善逸が怖がる。煉獄は、無限列車で最近40人も行方不明となっており、数名の剣士を送り込んだが、全員行方不明になった。だから柱の煉獄が来たと話す。

 やつれた車掌がやってきて乗客の切符を切る。

すると天井の明かりが消え、炭治郎は嫌な臭いがする。客車の通路に顔が2つある体の大きい鬼が現れる。煉獄は「炎の呼吸・壱ノ型・不知火(しらぬい)」の一撃で、鬼の首を斬り落とす。煉獄はもう1匹鬼がいると言い、4人は前の車両に進む。

前の車両には、手足が長く4個の目の鬼がいた。直ぐ伊之助が攻撃を仕掛ける。煉獄は逃げ遅れた乗客を助け、「火の呼吸・弐ノ型・昇り炎天(のぼりえんてん)」で鬼の首を切る。3人は感激して弟子にしてくださいと頼み、煉獄は了解する。

 しかし、車掌が切符を切った時から、魘夢の血鬼術によって全員眠らされ、これらは夢だった。車掌は魘夢に、言われた通りにやったので、自分も早く眠らせて死んだ妻と娘に合わせてくれと頼む。魘夢は他の2人の少年と2人の少女の乗客に、もう少しして眠りが深くなったら、縄で手を繋ぐように命じる。

 炭治郎の夢。炭治郎が雪の中を歩いていると、弟の茂と妹の花子がいた。炭治郎は弟妹に抱きついて「ごめん」と泣く。

 先頭車両の屋根の上で魘夢が「どんなに強い鬼狩りも原動力は心・精神なので、精神の核を破壊すれば殺すのも簡単だ。」と嘯く。魘夢の策略は、手下の人間を縄で夢の中に入り込ませ、夢の外側の無意識領域にある精神の核を破壊して、相手を廃人にすることだった。

 4人の乗客が縄で、4人の剣士の手と自分の手を縛る。4人の乗客が眠りに入る。

 炭治郎の夢の続き。炭治郎は家の中で母親と弟妹逹と一緒にいた。弟逹は、兄が急に泣いて変だと言い、母親は疲れているかも知れないから、今日は休むように言う。炭治郎は「悪い夢でも見ていたみたいだ」と思う。

 先頭車両の屋根の上の魘夢が「幸せな夢を見始めたようだな。深い眠りだ。もう目覚める事は出来ない」と呟く。

 善逸の夢。禰󠄀豆子の手を取って野原を走り、花の輪を作ってあげると話すと、禰󠄀豆子が喜ぶ。禰󠄀豆子を背負って川を渡る。

 伊之助の夢。洞窟を子分のポン次郎、チュウ逸、ネズコと探検する。伊之助は列車を見つけて戦う。

 煉獄の夢。父親に煉獄が、柱になったと報告するが、父親は「下らん」と言う。父親はある日突然、剣士を辞めて情熱を失っていた。煉獄は弟を励ます。

 魘夢が「縄で繋ぐと相手の夢の中に潜入できる特別な術だ。俺はいつも細心の注意を払って戦う」と独り言を言う。魘夢は4人の少年少女逹に、夢の境界の外側にある精神の核を破壊するように命じていた。

 煉獄が夢の中で弟の指導をしていると、夢の中に侵入していた少女が、夢の境界を千枚通しで切り裂く。外は炎が燃える土地だった。少女は宙に浮いている赤い精神の核を見つけ、千枚通しで突こうとする。すると、寝ていて動けないはずの煉獄が少女の首を掴み、失神させる。

 炭治郎の夢。母親が煎餅を焼くと言い、子供達が喜ぶ。炭治郎は林で薪を切り、籠に入れて背負う時に思わず「禰󠄀豆子、行くよ」と言い、何か違うと感じる。

家に帰り、禰󠄀豆子がどこか聞くと、弟妹は「山に山菜取りに」と教える。炭治郎は「昼間なのに?」と驚き、また何か変だと感じる。炭治郎は川に水くみに行き、林の中で禰󠄀豆子を背負う箱を一瞬見かける。川で水面に映った自分が水中に引き込み「起きろ。これは夢だ。起きて戦え」と教える。炭治郎は夢だと気付く。炭治郎は家族と夕食を食べながら、夢から出る方法を考える。

 列車の座席に置いた箱から禰󠄀豆子が出る。禰󠄀豆子は炭治郎を起こすため頭突きをするが、炭治郎は起きず、禰󠄀豆子の額から血が出て、体から炎が噴き出す。

 夢の中の、家族と食事していた炭治郎からも炎が噴き出す。隊服と日輪等が現れ、少しずつ覚醒していた。炭治郎は家から飛び出すと、夢を見せている鬼を探す。炭治郎は山菜を採って来た禰󠄀豆子に会う。炭治郎は、本当なら家族と暮らしていたと未練を残しながら、家族を置いて先に行く。

炭治郎の夢に侵入した少年は、夢の境界を切り裂く。外は青空が水面に映った、美しく広く温かい世界だった。

 伊之助の夢の無意識領域に侵入した少女は、暗い洞窟の中で伊之助に襲われる。

 善逸の夢の無意識領域に侵入した少年は、「入って良いのは禰󠄀豆子ちゃんだけだ」と、大きな鋏を持った善逸に追いかけられる。

 列車の屋根にいる魘夢は、誰も精神の核を破壊していないと焦る。

 夢の中の炭治郎は、鬼を探すが見つからない。禰󠄀豆子が血を流し、他の剣士も眠っているなら、相当にまずい状態だと焦る。父の「刃を持て。斬るべき物はもうある」の声で、夢から目覚めるために、刀で自分の首を斬る。

 目覚めた炭治郎は、剣士逹と見知らぬ少年少女が、縄で手を繋いで寝ているのを見る。切符には鬼の臭いがし、その時に眠らされたと気づく。炭治郎の縄が禰󠄀豆子の炎で焼き切れており、日輪刀で切るのではなく、禰󠄀豆子が縄を燃やして切る。しかし、3人の剣士は起きない。

 4人の少年少女が起きて「夢を見せてもらえないじゃない」と襲ってくる。炭治郎は、少年少女達を気絶させる。炭治郎の夢に侵入した結核の少年は、夢の中で炭治郎の温かい心に触れ、感謝する。

 炭治郎は、客車から出ると強い鬼の臭いを感じる。炭治郎は禰󠄀豆子に他の3人を起こせと頼み、鬼がいると思われる先頭車両に向かう。炭治郎は先頭車両の屋根の上に魘夢を見つける。魘夢は「まだ寝ててよかったのに。良い夢を見てたでしょ」と言う。魘夢は幸せな夢を見せた後で、悪夢を見せていた。インクに魘夢の血を混ぜた切符を車掌が切ると、術が発動していた。

 炭治郎は「人の心の中に土足で踏み入るな」と怒り、日輪刀を抜く。魘夢は炭治郎が花札のような耳飾りをしているのに気づき、鬼舞辻無惨が求めた剣士だと知って喜ぶ。

 炭治郎は「水の呼吸・拾ノ型・生生流転(せいせいるてん)」で戦う。魘夢は左手の甲の口から、相手を強制的に眠らせる血鬼術「強制昏倒催眠の囁き」を炭治郎に放つが、眠らない。炭治郎は眠ると同時に夢の中で自決し、覚醒していたのだ。魘夢はその胆力に「このガキは、まともじゃない」と恐れる。

 炭治郎は夢の中で、死んだ家族達に「何で助けてくれなかったの」「役立たず」と責められる悪夢を見ていた。炭治郎は「俺の家族を侮辱するな」と言って「水の呼吸 拾の型・生生流転」を放ち、魘夢の首を斬るが、日輪等で斬られたのに死なない。魘夢は、炭治郎が寝ている間に機関車と融合し、約200人の乗客全員が餌であり人質であると言う。

 一人では守り切れず、炭治郎は皆に起きるように言う。伊之助が起き、炭治郎は列車全体が鬼だと教える。伊之助は肉化した車両を次々に切るが、すぐに再生する。列車全体が肉化し、車内に戻った炭治郎が「水の呼吸・壱ノ型・水面切り(みなもぎり)」で列車を切るが、きりがない。魘夢は、剣士たちが力尽きた後、200人の乗客をゆっくり食べるつもりだった。

 禰󠄀豆子は大きくなって、乗客を襲う触手を爪で切るが、触手に捕まる。

寝たままの善逸は、「雷の呼吸・壱ノ型:霹靂一閃(へきれきいっせん)」で車両内の触手を切って禰󠄀豆子を助け「禰󠄀豆子ちゃんは俺が守る」と言う。

 炭治郎は落雷のような音を気にするが、状況をつかめないまま、乗客を守って触手を次々に斬る。

 煉獄が起き、炎ノ呼吸で触手を焼く。煉獄は炭治郎と合流し、8両のうち後方5両を煉獄が守り、3両を善逸と禰󠄀豆子が守るので、炭治郎と伊之助は魘夢の首を探せと言う。

 炭治郎と伊之助は、鬼の首があると思われる先頭車両に向かう。伊之助が機関車に乗り込むと、触手に襲われる。炭治郎は「水の呼吸・陸ノ型・ねじれ渦(ねじれうず)」で触手に斬りつける。怪しい機関車の床下に伊之助が刀で穴を開けると、頸の骨を見つける。炭治郎が「水の呼吸・捌ノ型・滝壺(たきつぼ)」で斬ろうとするが、すぐに触手に塞がれる。

 2人は連携して、肉と骨を切ろうとするが、魘夢の「強制昏倒催眠・眼(まなこ)」の血鬼術で触手に無数の目玉が顕現し、それと目が合った瞬間に炭治郎は眠りに落ちる。炭治郎は夢の中で自分の首を斬って覚醒を繰り返す。そのうち、現実世界で自分の首を切ろうとして、伊之助に止められる。伊之助は被り物をしているので、目玉と目を合わせにくかった。

 炭治郎は伊之助を庇って、魘夢に操られた運転手に腹部を刺される。触手は拡大して、早く鬼の首を切らないと、みんな持たない。2人は連携攻撃で戦う。伊之助が「獣の呼吸・肆ノ牙・切細裂き(きりこまざき)」で床の肉を切り、現れた骨を炭十郎がヒノカミ神楽の技「日の呼吸・弐ノ型:碧羅の天(へきらのてん)」を放って、魘夢の頸の骨を斬ることに成功する。

 列車と同化した魘夢は、頸を斬られて激しくのたうちまわり、列車は脱線する。炭治郎と伊之助は車外に放り出される。伊之助は炭治郎を見るが、動けない重症だった。炭治郎は他の人たちや運転手を助けて欲しいと頼む。

 魘夢は、剣士たちが悪いと文句を言いながら「俺は死ぬのか?悪夢だ」と言って消滅する。

煉獄が重傷を負った炭治郎の傍に来て、全集中で切れた血管を治させるように言う。炭治郎は出血を止める。煉獄が皆無事だと教える。

 すると、新たな鬼の上弦の参・猗窩座(あかざ)が現れ、炭治郎を襲う。煉獄は「炎の呼吸・弐ノ型・昇り炎天」で戦う。猗窩座は斬られても、すぐに再生する。 

 

 猗窩座は煉獄に「鬼にならないか」と誘うが、煉獄はきっぱりと「如何なる理由があろうとも、鬼にならない」と断る。猗窩座は「鬼にならないなら殺す」と言い、「術式展開 破壊殺・羅針(らしん)」で攻撃する。猗窩座と煉獄は、炭治郎が目で追えないほどの速さで戦う。猗窩座は「破壊殺(はかいさつ)」で煉獄を攻撃する。煉獄は「炎の呼吸・肆ノ型・盛炎のうねり(せいえんのうねり)」で対抗する。距離を取ると首を斬れないので、煉獄は接近して戦う。煉獄は炭治郎と伊之助に、動くなと命じる。

 猗窩座は煉獄に「鬼にならないか」と再び誘う。煉獄は「炎の呼吸・参ノ型・気炎万象(きえんばんしょう)」で斬りつける。猗窩座の拳は煉獄の顔に傷をつける。煉獄はさらに「炎の呼吸・壱ノ型・不知火」を出し、猗窩座の両腕を切断するが、すぐ再生される。

 煉獄は次々に「炎の呼吸・伍ノ型・炎虎(えんこ)」などの技を繰り出すが、猗窩座は「破壊殺・乱式(らんしき)」で反撃する。2人の実力は拮抗していたが、猗窩座は腕を切られてもすぐ再生し、徐々に傷を増やし、左目は潰れ、肋骨が骨折し、内臓も損傷する。

 満身創痍の煉獄は「俺の責務を全うする。ここにいるものは誰も死なせない」と言うと、一撃で多くの面積をえぐり斬るため「炎の呼吸奥義・玖の型・煉獄」を放つ。猗窩座も「破壊殺・滅式(めっしき)」で迎え撃つ。煉獄は猗窩座の胸に剣をつき刺し、斬り裂く。

 土埃が晴れると、多くの傷を負った猗窩座と、猗窩座の右腕によってみぞおちを貫通されている煉獄の姿があった。

 煉獄は幼き日に、母が「なぜ人より強く生まれたか分かりますか?弱き人を助けるためです。その力を、世のため、人のために使わなければなりません」と教えたことを思い出す。

 煉獄は日輪刀を振るい、猗窩座の首を切断しようと力を込める。夜明けが近くなり、猗窩座は焦るが腕が抜けない。炭治郎は日輪刀を拾い、伊之助と煉獄を助けに行く。猗窩座は自ら両腕を切断し、首に煉獄の日輪刀を刺したまま無理やり抜け出し、陽の光を避けて森に逃げ込む。

 炭治郎は日輪刀を投げて、森を走る猗窩座の胸に刺し「逃げるな。卑怯者」と叫ぶ。炭治郎は「お前より、煉獄さんの方がずっと強い。煉獄さんは負けてない。誰も死なせなかった。守り抜いた。お前の負けだ。煉獄の勝ちだ」と叫ぶ。

 瀕死の煉獄は炭治郎を呼び、彼の生家にある歴代の炎柱が残した手記に、ヒノカミ神楽について何か記されているかもしれないと教える。煉獄は「弟には、自分の心のまま正しいと思う道を進むように。父には、体を大切にしてほしい」と遺言を伝える。炭治郎には「禰󠄀豆子を鬼殺隊の一員として認める」と伝え、3人に「君達はもっともっと成長しろ。鬼殺隊を支える柱となると俺は信じる」と励ます。

煉獄は死んだ母親の姿を見る。「俺はちゃんとやれただろうか。やるべきことを全うできましたか」と尋ねると、母親は「立派に出来ましたよ」と答える。煉獄は、笑顔で息を引き取る。

 善逸は「汽車が脱線する時、煉獄が次々と技を繰り出して、車両の被害を最小限に抑えた」と教える。炭治郎は「こんな所で躓いているような俺は、煉獄さんみたいになれるのかなあ」と泣く。伊之助は「なれるかなれないか、つまらない事を考えるんじゃない。信じると言われたら、それに応えるしかない」と言いながら、泣いていた。

 煉獄の死は、鎹鴉によって他の柱に伝えられた。お館様は「200人の乗客は一人として死ななかったか。杏寿郎は頑張ったんだね。寂しくはないよ。私も近いうちに、杏寿郎や皆のいる黄泉の国に行くから」と呟く。

 炭治郎は現場で「煉獄さん」と泣く

 (エンドクレジット。生前の煉獄の姿。刀の柄)

(写真は「映画com」「IMDb」より)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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