こめかみに突きつけられたリボルバーの銃口の妖しい堅さ。何か巨大な生き物の口に頭を突っ込んだような、俺の魂が薄れていくような生温かな恐怖。全身の汗は止まらない。原因も結果もどうでもいい。この状況がなんとかなるなら俺はなんでもするぜ。
フィクションの中にフィクションはない。フィクションの外にフィクションはある。カタチを持たないフィクションはない。カタチを持たないモノがフィクションである。
と、仮定してみる。すると、俺はフィクションでありフィクションではないパラドックスに陥る。つまりこの仮定こそがフィクションだ。すると俺は成り立つ。