切り裂きジャックの街
何時頃からか憂鬱な雲が彼の頭を取り巻くようになり、三年前に自殺した友人の幽霊を見るようになり、日常茶飯事だった暴力がその影を潜め、彼は己の本質の変容に気づき、おののいた。俺はもはや俺ではないのだ。ファック。
それは誰だってそれなりに破綻している。愛すべき人間なんてそんなにいるか?そいうのはある意味しょうがないことだとは思う。だが、なんだ?俺が俺でなくなることに大した喪失感もない。こんなに何気なくかつての俺が消えてしまった。あんなに愛せた自分自身なのに。
ああ、だが、と彼は幽霊と雲と一人で部屋にいながら思った。今俺は俺と向き合いつつある。俺を愛した女はどこかに行ってしまったけれど、どうやら幽霊は逃げ出す様子はない。俺も。
というエゴに満ちた話を思いついた。松田優作にやらせたい。
それは誰だってそれなりに破綻している。愛すべき人間なんてそんなにいるか?そいうのはある意味しょうがないことだとは思う。だが、なんだ?俺が俺でなくなることに大した喪失感もない。こんなに何気なくかつての俺が消えてしまった。あんなに愛せた自分自身なのに。
ああ、だが、と彼は幽霊と雲と一人で部屋にいながら思った。今俺は俺と向き合いつつある。俺を愛した女はどこかに行ってしまったけれど、どうやら幽霊は逃げ出す様子はない。俺も。
というエゴに満ちた話を思いついた。松田優作にやらせたい。