怒れる女 | ブログ(488)

怒れる女

たまたまそこに顔があったという理由で彼女の顔を煙草の火がかすめた。お陰で私の左目の横には一生消えない肉のひきつりが残ってた。わけだけれど、まあそれは何分子供の頃の話。顔も知らない相手を憎むほど私はタヌキみたいに執念深くはない
誰もが穏やかな生活を望む中、歓迎される事件なんてあるだろうか?だけど逆説的に事件の起こらない生活なんてありやしないのだ。私の家は火事にあい、燃え盛る木片が私の顔面を直撃して目の横にあった傷なんて冗談になるくらいの面白い顔になったとしても、ストーブを消し忘れ逃げ出すこともできずに死んだ祖母を怨むことはできない。
誰かが彼女のことを哀れだと言っても彼女はそうは思わない。寛容とか、諦めとかよくわからない。ただ憎むべき人なんているの?私の右耳を切り落として持って帰っていった前の恋人だって私を愛していたのだからその彼を憎むなんておかしくはない?

という話を思いついた。ラストで突然彼女の体が大爆発すると、火山が噴火すんの。さんまの前の奥さん(名前をいつも忘れる)にやってもらいたい。