アラームが鳴る前に、ガサガサとこれ見よがしにトイレを使う音で目が覚める。部屋の中は未だ暗い冬の朝。季節が変わろうと年がら年中やる事はほぼ同じ。トイレの中を片付けて、砂だらけの、たまにケロケロも落ちている床を掃除。綺麗にして部屋を出たはずが、暫くして戻ればまた一からやり直し。猫が9匹いればそんなもの、とはいえ…
誰だ部屋中に砂をばら撒いたのは?!
「私は取締官のタバサ・クリスティ。怪しい動きをしている奴がいるので声をかけます」
「あなたから独特の臭いがしています。念のため身体検査を受けてもらいます」
「何も持っていませんよ」
「櫛には大量の抜け毛と一緒にトイレの砂が付いてきました。異臭の原因はどうやら尻毛に絡まった黒い物体からのようです。💩の後、砂をばら撒いたのはあなたですね。」
「わざとじゃない!毛に絡まったんです」
「では、お手入れ係の怠慢という事で今回は厳重注意のみとします。次は気をつけて下さいよ」
「さて、ではそろそろ私も…」
「ダッシュアンド💩!」
庭でするんかい!
寒いからって慌ててあちこちばら撒かないで下さいよー