目覚ましヴー、ヴー、ヴー、左耳の辺りで規則正しい虫の羽音が聞こえる。その合間にチクリ、チクリと顔や腕に小さな痛みを感じる。薄ぼんやりとした頭でそんなことを意識し始めたところで、羽音と思っていたのが四女の鳴き声である事に気づく。ああ、そろそろ朝ご飯か、もう少しだけ待っててねと四女の頭を撫でようと右腕を動かした途端、二の腕に痛みが走り目が覚めた。左から私の顔を覗き込む四女と、右腕に噛み付いている長男。今日も今日とて正確な朝4時半の目覚まし。