姉さんが独立して家を出て、二階の部屋が空いた。陽気のせいかもしれないが、最近次女が二階の出窓脇にある父さんの机の椅子で寝ている。そして時々、ドアを開け放してある姉さんの部屋を出入りしている。次女は姉さんの贔屓だった。家に来たチビの頃は長女が我々の寝室、次女が姉さんの部屋で寝ていた。寒い時期の避妊手術の予後は、風邪をひかせないよう姉さんが付き切りで見てくれた。だから姉さんにとって次女は特別。他の子達は悪戯をするという理由で部屋に入れてもらえなかったが、次女だけはウェルカム。もっとも長女は外組が来てから、彼らのいる二階には上がってこなくなったが。長男と折り合いが悪く、何時も警戒している次女にとっては時に一階の長女もストレスになるようで、二階の外組のいる部屋以外を静かに過ごせる自分のテリトリーと決めたか。ただ階段上った正面に外組の部屋があるので、テリトリーへの行き来は猫ドアから覗く顔に遭遇する危険を冒さなくてはならない。次女の唸り声に反応した長男がロックしてある猫ドアを叩く回数も増えた。破壊されないことを祈るのみ。