あなたは青がお好きですか? 

無性に青が気になる時がありませんか?


青色は空と海の色。青空や海を見つめていると心を静め魂を鎮めてくれます。

何もかも忘れてしまいたいと思った時、いつまでも限りなく広がる海と空を見つめていられる場所に行きたくなるのは偶然ではありません。


心理状態や健康状態によって青の明度差に違いがあり、水色やアイスブルーなど明度が高い青が気になる時は、ほっとしたい時。

ビビットな青が気になる時は、自分を見つめ自立の時。あるいは寂しかった時や悲しかった時。

明度が低いネイビーなど深い青が気になる時は、気持ちを閉じていた時や環境に順応したいと感じた時に気になる事が多いようです。


相対的に心が沈静して内省的な気分の時に青が気になるようです。



色彩心理的に青には『自立の時』『冷静』『熟考』『自己を客観視する』『癒される』『理性的』等のプラス面と『孤独』『気持ちを閉じる』『逃避』『不安』『寂しかった時』『悲しかった時』『憂鬱』等のマイナス面があります。


青が好きな人は強い精神力と自制心がありますが、やや自信過剰なところがあるようです。


青が美しい絵画を探してみました。




斉藤和『風のゆらめく』





岩崎ちひろ『あめのひのおるすばん』





松本竣介『街にて』





千住博『古都の宵』





川瀬巴水『荒川の月』





小野竹喬『樹と雲』





速水御舟『洛北修学院村』





東山魁夷『夕静寂』





ルネ・マグリット『アルンハイムの領土』





ラウル・デュフィ『Notre Dame』





フィンセント・ファン・ゴッホ

『サントマリードラメールの海景』





パブロ・ピカソ『海辺の母子像』





マルク・シャガール『The Blue House』





アンリ・マティス『Blue Nude』



青を好む画家はとても多く、斉藤和や東山魁夷、川瀬巴水、ルネ・マグリットなど画家の内面的な青を追求した絵画が数多くあります。


マグリットの『アルンハイムの領土』は、グレイッシュな青が限りなく美しい作品です。

マグリットと言えば青と言われるくらい青を好んだ画家です。

ブリュッセルのマグリット美術館で数多の絵画の中で心に残った作品です。

作品名はエドガー・アラン・ポーの物語からインスピレーションを受けてテーマを付けたようです。

鷹の頭部がある岩山には積雪があり、季節は冬なのですが少しも寒く感じない。むしろ温かくて、見守ってくれているような安心感があります。

空に輝く三日月と、卵の入った鳥の巣。このモチーフがあるからでしょうか。

鷹の岩山から真っ先に連想したのは父や母の愛。もっと遡れば先祖代々から脈々と注がれてきた揺るぎない愛そのもの。それと同時に青の持つ奥深さや思慮深さにも気づきます。


マグリット作品を鑑賞する上で大切なことは、想像力を働かせて物を見るということ。

非日常的な絵画を通じて、鑑賞者である私自身の内面と向き合う醍醐味がたまらなく良いのです。

マグリット美術館の展示室は、青い光りのオーラを放った絵画の一つ一つが、語りかけてくるような独特の世界観があり、忘れられない思い出になっています。


その他、青い絵画には心を落ち着かせ、自己の内面と向き合うような奥深さがありますね。



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〜こんな時は青を活用しましょう〜


食欲が旺盛でダイエットしたい時は青い物をダイニングに置きましょう。


青は食欲を減退させる色。ダイエット中の人におすすめの色です。

青い絵画を壁に飾り、青いグラスや青いお花、青いランチョンマットを使ったテーブルコーディネートにしましょう。

仕上げに照明を蛍光灯など青みのある明かりにすると食欲が減退します。


夏になると太りやすい人におすすめです。





色を楽しむ素敵なあなたへ...


最後までお読みいただきありがとうございます💕