ペルシャ神話では、世界の基盤はサファイアでできていて、空はその色を映して青いと言われています。
青い花、青い鳥と同じく宝石も青い色は少なくサファイアは古くから珍重されています。
サファイアはコランダムと呼ばれる酸化アルミニウムの鉱物の変種のうち、赤以外の物をサファイアと呼びます。(赤はルビー)
サファイアには黄色やオレンジなど様々な色があり、矢車草のような鮮やかな青を表す色名がサファイアブルーと呼ばれています。
色彩心理的にサファイアブルーには『理性的』『冷静』『熟考』『自立の時』『客観視する』『癒される』『内省的』等のプラス面と『不安』『孤独』『憂鬱』『寂しい時』『悲しい時』『気持ちを閉ざす』『内気な』等のマイナス面があります。
サファイアブルーの好きな人は、感性にすぐれ自制心の強い人が多く、やや内気な面があるようです。
サファイアブルーのような青が美しい絵画を探してみました。
マルク・シャガール『二羽の鳩』
ユダヤ系ロシア人の画家は、1941年の第二次世界大戦勃発を期にアメリカに亡命します。その亡命中に最愛の妻を亡くし、過酷な体験が要因なのか作品の主なテーマが『愛』と『浮遊感』です。
そのテーマと絵本的な色彩感覚で、観覧者を深い愛で包み込むような癒し効果があります。
パブロ・ピカソ『苦行者』
30数年ほど前に日本で開催されたバーンズコレクション展で、内省的で思慮深いこの作品を観覧し、ピカソの青の時代に興味を持つきっかけになりました。
友人の死に直面し、哀しみで青に浸っていた画家自身の自画像にも見えました。
フィンセント・ファン・ゴッホ『ローヌ川の星月夜』
ひと目見たら忘れられない『ローヌ川の星月夜』
色彩の補色効果を研究していたゴッホは、深い青の夜空に黄色の星々がキラキラと輝くように描きたかったのでしょう。
黄色を好んだ画家は、反対色の青の効かせ方を誰よりも研究していたのです。
ギュスターブ・カイユボット『セーヌ川のボート』
印象派展に何度も出展していましたが、芳しい評価があまり得られなかったカイユボットは、制作の後半になると、趣味だったボートを多く描いています。
水辺で浮かぶボートを眺め、青い絵の具を使ってそれを描くことで、画家自身の心の癒しに繋がっていたのでしょう。
ルネ・マグリット『ハッピー・ドナー』
固定観念に縛られず、思想の自由を表現した作品に共通するモチーフとして、帽子を被った紳士や灯りのある家、深い青が美しい夜空が度々登場します。
マグリットは、少年時代に母親の自殺と言う不幸な体験をしていたことが要因なのか、真っ暗な夜が嫌いだったようです。
しかしその割に、夜をモチーフにしている作品が多く、完全な闇を描きたかったわけではなく、自分自身の内面のイメージを描くために、どうしても暗い夜を描く必要があったのではないかと思います。
マグリットは、青を好んだ画家として知られていますが、夜の表現にはサファイアブルーのような青が必要不可欠だったのです。
エドワード・ホッパー『海辺の家』
ドアの向こうは海のような錯覚に陥る、海に面した部屋は孤独で内省的です。
ホッパーの作品に共通する、静寂に満ちて不安を感じさせる印象は、寡黙で内向的な性格だった画家自身の心を表現したからでしょう。
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〜サファイアブルーを素敵に着こなすには〜
鮮やかなサファイアブルーをおしゃれに着こなすには、色数を3色までにしてシンプルに着こなしましょう。
サファイアブルーが苦手な人は、小物で取り入れてみてください。
サファイアブルーは空の色であり、神聖さを表しています。
リラックスできるのはもちろん、脳を活性化させ感性や直感力を高める作用があります。
サファイアブルーをご自分らしく取り入れてみてくださいね。
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色を楽しむ素敵なあなたへ...
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