ミントグリーンはシソ科の薄荷(はっか)系植物の葉からつけられた色名です。
エドワード・ダフナー『Along The Lake』
ハンス・トーマ『野原』
フレデリック・カール・フリージキー
『Spring and Lilacs』
エドガー・ドガ『Green Dancer』
アンリ・ル・シダネル
『Market Garden Gerberoy』
オディロン・ルドン『蝶』
小早川秋聲『恋知り初めて』
ドガの描いた『Green Dancer』は、中心のミントグリーンのバレリーナと、奥に佇むオレンジのバレリーナの色の対比が目を惹きます。
奥の一人一人が様々な方向を向きまとまりがなく、踊っているバレリーナには全く興味がないそぶりの踊り子には動的イメージのオレンジを使い、中心で踊っているバレリーナには静的イメージのミントグリーンを組み合わせ、補色による色彩対比はバレリーナ同志の競争心を表しているようにも見えます。
伸び伸びと誇らしげに踊っているミントグリーンの踊り子たちは、明るく軽やかで天使のような印象です。
画家の色彩に込めた想いを想像すると、切磋琢磨しながら今か今かと出番を待つオレンジ色の踊り子たちの心情が伝わってきます。
小早川秋聲の『恋知り初めて』は、虚ろな視線の女性の恋の行方が気になりますね。
右上に富士山の絵が飾ってあり、恋しい人が大きな存在で、手が届かない事を示唆しているように見えます。
壁面のミントグリーンの分量が多く、優しく包まれているような安堵感があり、やがて良い方向に進む予感が感じられます。
恋の成就の行方も気になりますが、恋する事で様々な気づきがあり、心の成長を通して次のステップアップに繋がるような、懐かしくて甘酸っぱい体験を一緒に味わっている感覚になります。
その他ミントグリーンの絵画には、爽やかな風が吹いているような清涼感がありますね。
②レモンイエローや水色など隣接色相との組み合わせは元気で明るいイメージ!
隣接色相同士の配色は、爽やかさ、明るさ、元気さが感じられ好感度が高い組み合わせです。
③ミントグリーンが苦手でも難なく着こなせる!
ミントグリーンが苦手な人は顔周りから離して、ベーシックカラーのトップスとのコーディネートがおすすめです。
軽やかで優しい印象になります。