赤が無性に気になる時、ありませんか?

それは赤が持つエネルギーを必要としているからです

赤は自己主張が強く、アクティブな色として古代より生命を奮い立たせる上で、無くてはならない重要な色でした


色彩心理的に赤は、『強い生命力』『エネルギー』『命』『力動的』等のプラス面と『敵意』『感情的』『激情』『怒り』等のマイナス面を持っています


赤の好きな人は、外交的で物事に意欲を持ってチャレンジする人が多いようです


赤を好んだ画家と言えば、アンリ・マティスや梅原龍三郎などが知られています


赤が主役の作品から強いパワーが放たれ、まるで磁石が仕掛けてあるかのように人の目を惹き付けます




写真の作品はマティスの“赤い部屋”です

見ているだけで熱が伝わり、寒い日にはこの作品のポストカードを飾ってみたくなります


マティスの色使いは、見たままではなく心が感じる色を表現する野獣派(フォービズム)という画風で、数々の彩り豊かな絵画を生み出しました


その他、私がこれまでに観賞した絵画の中から赤が印象的な作品をご紹介します



宮本三郎  “レ・トロワ・グラース” 1970年





熊谷守一   “どろ人形” 1962年





梅原龍三郎   “薔薇” 1967年





柳沢 正人   “神の棲む街 フィレンツェ”





片岡球子   “葛飾北斎” 1971年





バンジャーブ・カーングラー
“ホーリーを祝う女性”  1788年





アンディー・ウォーホル   “ca 1955” 





アンリ・マティス   “ラ・フランス” 1939年






アメデオ・モディリアーニ  
 “大きな赤い胸像” 1913年




エドヴァルド・ムンク   “叫び”





ジョルジュ・ド・ラ・トゥール
“ダイヤのエースを持ついかさま師”


ラ・トゥールの作品に見られる赤の使い方が見事ですね

左のいかさま師が持つカードのエースの赤、左から二番目の女性のスカートの赤、右から二番目の女性の帽子の赤の配置がリズミカルです

そして左側三人がグルになり、だます策略にはまったく気づかず、人の良さそうな右の青年には赤と白が使われ、更に赤い羽の帽子がおめでたい人を演出しています

どの人物の顔も、人間の内面にある愚かさや狡猾さがにじみ出て、ドキッとします👀

赤の持つ危険な匂い(狂気)や(止まれ)を連想させ、一度見たら忘れられない作品ですね


ムンクの“叫”びも、赤いうねりのある空が狂気を含み、一度見たら忘れられない作品です


赤が主役の絵画はエネルギッシュですね💕




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~赤を素敵に着こなすには~


①アクセントカラーとしての赤

赤は目立ちます!
大事な会議のある日はできれば避けてください

目立つ色を着用する時は分量を控え目にしてください

女性は3ヶ所以内と決めてアクセントカラーとして使ってみてください
例えば、バッグ、ベルト、赤いアクセサリー等です

男性は、ビジネスの場面ではポイント的に赤が入ったネクタイをおすすめします


②赤とベーシックカラーとの2色配色

目立つ赤色との組み合わせに、ベーシックカラーが引き立て役になります

紺、グレー、ベージュなど、お好きなベーシックカラーとの組み合わせが、着こなしを上品に見せます


ぜひ、ご自分に似合う赤の装いを楽しんでくださいませ🎵