茜は日本の山野にも自生している蔓草で、その根が黄赤色をしているので赤根と言われました。


ヨーロッパには西洋茜があり、英語でマダー、フランス語でガランスと言われる種類があり、18世紀には品種改良によって美しい紫みの赤に染められました。

茜は藍と並んで最古の染料植物として知られており、茜草の根で染めた暗い赤を表す色名です。


茜草の根



夕暮れの空も茜色と言われますが、赤、橙、紫もあり少し捉えがたい色ですね。



太陽が西に傾くと横からの光の波長が伸びて、長波長の赤が通りやすくなり、空が赤く染まります。

茜色のような濁りを含む赤は、赤が持つ強いエネルギーがやや内向した抑えられた情熱や蓄積された思いなどが秘められています。

色彩心理的に茜色のような赤には『秘められた情熱』『熟成』『温かい』『蓄積』等のプラス面と『抑えられた感情』『不満』『ストレス』『葛藤』等のマイナス面があります。

茜色が好きな人は、外向的で情熱を心に秘め、大人の魅力にあふれている人が多いようですが、感情が乱れるとやや冷静さに欠ける面があるようです。


茜色のような赤が美しい絵画を探してみました。



梅原 龍三郎『薔薇』


赤を好んだ画家は、薔薇の花の作品を多く残しています。

大胆な筆致で描かれ、一つ一つにエネルギーが満ちている薔薇の花。

一瞬の煌めきを永遠に描ききった、薔薇の花の力強さに心惹かれます。




関根 正二『三星』


中央は画家自身で、左が画家の姉、右が画家が密かに思いを寄せている人と言われています。

この作品を描いた年に、画家はスペイン風邪で亡くなります。

赤いストールや、赤く高揚した頬、赤い唇など、強い赤に込められた画家自身の思いを想像すると、苦しくて切なさが伝わってきます。




岸田 劉生『麗子座像』


娘、麗子を多く描いた画家は、娘が成長していく過程で外見的な変化は勿論、内面の変化も描いていたと思われます。

一つとして同じ麗子像が無く、時にギョッとしてしまうような顔の表情もあり、娘の変化をいかに絵に表現するかを模索していたようです。




村山 槐多『薔薇と少女』


ガランス(茜色)という色を好んだ画家の作品の多くに渋めの赤が登場します。


薔薇の花に囲まれた少女は穏やかで明るくエネルギーに満ち溢れ、画家の憧れの人だったのかもしれません。





高島 野十郎『さくらんぼ』


静物や植物をあらゆる角度から観察していた画家は、さくらんぼの一つ一つに宿る光と影を、見事なまでに描ききっています。


余白部分があることで、無造作に並べられたさくらんぼが、生き生きと輝いて見えます。




菊池 契月『光明天皇』


茜色と白の組み合わせの衣装から、光明天皇のイメージは、明るくパワーのある人だったと想像ができます。



朝倉 摂『歓び』


若い女性三人が収穫したのでしょうか?

美味しそうなさつまいもが並んでいて、どことなく真ん中の女性が誇らしげにも見えます。

これから焼き芋を作るのかもしれませんね。





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心がわくわくするような赤い物(洋服はもちろんそれ以外にも、眼鏡、アクセサリー、靴、バック、スカーフ、ネクタイ、下着、傘、ルージュなど)を身に付けると、驚くほど気分があがります!





ぜひ試してみてくださいね。



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色を楽しむ素敵なあなたへ...

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