春に萌出る木の葉の色をさし、平安時代から用いられている日本の伝統色で、黄緑色の代表的な色名です。

類似色に萌黄色がありますが、植物の色をさす一般的な色名である萌木色に対して、黄みが強い緑色を萌黄色と書きます。




また、萌葱色と書く場合には葱(ネギ)で、濃い緑色を指したと言う説もあります。

歌舞伎の定式幕は、黒、柿、萌葱です。




色彩心理的に萌木色には、『生命力』『若々しい』『フレッシュ』『安らぎ』『希望』『素直』『柔軟』『向上心』等のプラス面と『未熟』『心身の消耗感』等のマイナス面があります

萌木色の好きな人は、柔軟性があり、常に向上心を持っている人が多いのですが、やや気が小さいところがあるようです。

萌木色のような明るい緑色が美しい絵画を探してみました。


上村 松篁『孔雀』


孔雀の中心から羽先に向かって、黄緑色の彩度のグラデーションが見事ですね。一度見たら忘れられない作品です。



小林 古径『果子』


黄みの強い桃、青みの残るりんご、黄緑色の洋梨は完熟期を迎えるまで、まだ少し時間がかかりそうです。

果物は食べ頃になると色褪せてくるので、美しいままの果子を描いたのでしょう。




野地 美樹子『きみどりの季節』


山々の黄緑色から心が浮き立つような陽気さが伝わってきます。山はもちろん里にもウララかな春がやってきたようです。




山口 蓬春『緑芝』


芝生の黄緑色が鮮やかで、若葉をイメージする春の野原で、小鳥が朗らかに良い声で鳴いていそうです。



デビット・ホックニー『春の訪れ』


イギリス出身の画家は、グレイ色の冬を何度も経験しているせいか、明るい黄緑色をメインカラーに、春が来た!と言わんばかりに、春の喜びを画面全体に表しています。




アンリ・マルタン『春』


日差しが長くなった春の午後、遊牧させた羊と二人の姿が美しく、いつまでも眺めていたくなるような穏やかさがあります。

奥に咲く花はアーモンドでしょう。ヨーロッパの田舎町のどこにでもありそうな景色を、永遠に表現した画家の感性が素晴らしい。



グスタフ・クリムト『アッター湖にて』


キラキラした黄緑色は、湖面に映る光の反射でしょうか?はたまた透明な水の下にある水草にも見えます。

全体の色調から、春から夏に向かう季節のようです。




ジョン・アトキンソン・グリムショー

『ムーンライト』


柔らかな月あかりと湖面に映る光の反映。湖面の光にブレが無く、風もほとんど無い穏やかな一日だったことが伝わってきます。



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〜萌木色(黄緑色)を着るならカジュアルに〜


黄緑色は元気なイメージでコーディネートすると、若々しくフレッシュな印象になります。














黄緑色は目立つ色なので、ベースカラー(カーキ、白、ネイビーなど)と合わせ3色以内のコーディネートにするとスッキリします。


ぜひ試してみてくださいね。



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色を楽しむ素敵なあなたへ...


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