都道府県魅力度ランキング下位県救済企画第7弾!

この企画は 都道府県魅力度ランキング2017 で下位10県にランクインしてしまった県の魅力を紹介し、「順位は低くても魅力はある!」という事をちゃんとみなさんに知ってもらう為の特別企画です。

今回は41位にランクインしてしまった鳥取県の魅力をご紹介します!


鳥取県は中国地方の日本海側、山陰地方の東部に位置し、県庁所在地は鳥取市です。

鳥取県は日本で最も人口が少ない都道府県でもあり、県庁所在地の旅でも分かる通りそれ故に交通の便も悪く観光で訪れる人が少ない事から"魅力のない県"だと誤解されている感じがあります。

何度も申し上げますが、人口が多い=魅力的ではないですからね。

そんな行く機会を見失いがちな鳥取県の行きにくい場所でも行きたくなるような魅力を紹介します。

まずは観光名所から紹介します。


鳥取砂丘(鳥取市)

鳥取の観光地として真っ先に浮かぶであろう場所がこの鳥取砂丘。

国内の観光可能な砂丘としては最大で、鳥取のシンボルとも言われています。

最近ではあの人気スマホゲームの「ポケモンGO」とのコラボ企画をやるなど、ポケモンGOの規制を行う観光名所が増える中、逆にそれを利用して観光客を集客するという斬新なアイデアが話題になりました。


砂の美術館(鳥取市)

鳥取砂丘のすぐ近くにあるこちらの砂の美術館。
毎年違うテーマの作品が展示され、美術館マニアからも高評価されている他では楽しめない美術館です。

ちなみに今年のテーマは「アメリカ」です。

毎年、年明けから春までの間は作品製作のため休館となるので行く場合はその期間を避けて下さい。

【砂の美術館】
〒689-0105
鳥取県鳥取市福部町湯山2083-17
TEL:0857-20-2231
営業時間:平日・日曜日 9:00~18:00
                  土曜日 9:00~20:00


水木しげるロード(境港市)

ゲゲゲの鬼太郎の作者である漫画家の水木しげる氏は鳥取県出身という話は有名ですよね。

そんな水木しげる氏の出身地の境港市にあるのがゲゲゲの鬼太郎をテーマにした観光対応型商店街の水木しげるロードです。

商店街にはゲゲゲの鬼太郎に登場する妖怪の銅像や目玉おやじの街灯、鬼太郎のキャラクターが描かれた床屋や商店などがあり鬼太郎ファンにはたまらない商店街です。



水木しげるロードには妖怪神社というものもあります。

妖怪がいる商店街なんて他では楽しめない不思議な商店街ですよね。

これは鬼太郎ファンでなくても楽しめる場所だと思います。


大山(大山町など)

まるで富士山のようなこちらは中国地方最高峰の山、大山です。

その姿から「伯耆富士」とも呼ばれています。

登山やキャンプはもちろん、周辺には牧場やミルク工房、ご当地の味覚が味わえるレストランなどもあります。

大山まきばみるくの里

三佛寺投入堂(三朝町)

え?何でこんな所にお寺が?と思う方も多いはず。
こちらは鳥取県の珍スポットとして話題の断崖絶壁にある三佛寺投入堂。

日本一参拝が難しい国宝のお寺として知られており、辿り着くまで険しい山道を1時間近くかけて登ります。

そして山を登るには入山審査があるそうで、スカートやサンダル、革靴などでは入山許可がおりません。
さらにスパイクや底がすり減ったスニーカーもNGだそうです。

入山不可の靴で来てしまっても現地でわらじを購入する事もできるそうですが、素足で履く形になるので足が泥だらけになるそうです。
それでもわらじは意外にも歩きやすいそうです。

実際に参拝した方の話によると軍手を持参した方が良いとの事です。

さらに危険を伴うため、1人での入山も禁止。

生半可な気持ちでの挑戦は許されない本当に命懸けの参拝です。

登山好きな方、体力に自信のある方はぜひ挑戦してみて下さい。


三朝温泉(三朝町)

こちらは鳥取県を代表する温泉地の三朝(みささ)温泉。

世界でも有数の高濃度のラドンを含む温泉としても知られています。

前述の三佛寺投入堂を参拝する人でもこちらの温泉地に泊まる人が多いそうです。

温泉街は古美術店、こぢんまりとした旅館、土産屋、射的場等が建ち並び昭和レトロな雰囲気が漂います。


皆生温泉(米子市)

米子市の海沿いにある皆生(かいけ)温泉は山陰最大級のホテル群を持つ温泉で「山陰の熱海」とも呼ばれています。

近くの海岸は夏には海水浴場となり、季節を問わず楽しめます。

また、東には大山がよく見えて「日本の朝日100選」、「日本の白砂青松100選」、「日本の渚100選」、「都市景観100選」に選定されています。


続いては鳥取県のご当地グルメとご当地グルメが楽しめる観光スポットを紹介します。

鳥取県は日本海の海の幸が豊富です。
中でも松葉ガニは鳥取県を代表する特産品です。

ズワイガニの成長した雄を松葉ガニと呼び、ぎっしりと詰まった身と上品な旨味が特徴です。

他にもモサエビ、ハタハタ、シロイカ、マグロ、ホタルイカなどの海鮮が特産品として愛されています。

そんな鳥取県ならではの海鮮が楽しめるスポットを紹介します。


境港さかなセンター(境港市)

鬼太郎のまち、境港市にある境港さかなセンターは買った海鮮をその場で調理してもらう事が可能です。(ただし平日のみだそうです。)

【境港さかなセンター】
〒684-0046
鳥取県境港市竹内団地259-2 
TEL:0859-45-1111
営業時間:8:30~17:00
水曜定休日


大漁市場なかうら(境港市)

大きな鬼太郎の石像が目を引くこちらも水木しげる先生のふるさと境港市にあり、前述の境港さかなセンターのすぐ近くにあります。

名産の松葉ガニはもちろんの事、魚の一夜干し、かまぼこなどが購入でき、中にはおさかなチップスの実演販売コーナーもあります。

さらに、水木しげる先生の直筆サインなどが展示されているコーナーもあります。

【大漁市場なかうら】
〒684-0046
鳥取県境港市竹内団地209
TEL:0859-45-1600
営業時間:8:15~16:30


鳥取二十世紀梨記念館 なしっこ館(倉吉市)

二十世紀梨も鳥取県を代表する特産品の1つです。

そんな二十世紀梨のテーマパークがなしっこ館です。

館内には梨に関する展示物のほか、梨の試食コーナー、二十世紀梨を使ったスイーツが食べられるカフェ、土産屋などがあります。

【鳥取二十世紀梨記念館 なしっこ館】
〒682-0816
鳥取県倉吉市駄経寺町198-4
TEL:0858-23-1174(イイナシ)
営業時間:9:00~17:00


すなば珈琲

こちらも全国的知名度のある"すなば珈琲"です。
2014年当時鳥取県は全国で唯一スターバックスが無い都道府県であり、鳥取県知事が「鳥取にはスタバはないけど日本一のスナバはある」と発言した事により誕生したのだとか。

今では観光スポットの1つとなり、2016年の鳥取県に関するイメージ調査では鳥取砂丘を凌ぎ1位を取りました。

自虐ネタから生まれたお店という事もあり、公式サイトでも自虐的な発言が多くみられユニークで面白いです。

今ではスタバも鳥取県内に4店舗出来ましたが、鳥取に行く際にはスタバではなくこちらのコーヒーショップに行かれてみてはいかがでしょうか。

すなば珈琲公式HP


いただき

いただきとは鳥取県の郷土料理の1つで、油揚げの中にお米、人参やごぼうなどの野菜を積めてだし汁でじっくり煮詰めたもの。

じっくり煮た事でお米がもっちりとした食感になるそうで、噛み締めるとジュワ~っとしただしの甘みが口いっぱいに広がります。


鳥取牛骨ラーメン

鳥取牛骨ラーメンは牛の骨でだしをとったラーメンで、こってりしてそうに見えますがあっさりしています。

牛の骨でだしをとったラーメンは全国的に珍しく、こちらも他にはない鳥取ならではのグルメです。


鳥取県は他の県にはない珍しい観光スポットが多く、日本海の美味しい海の幸も楽しめます。

少々便は悪いですが、関西方面から特急が出てるし、県内に空港もあるので主要都市まで出てしまえばあっという間です。

そんな鳥取県、ぜひ行ってみて下さい。


次回は40位の岡山県の魅力をご紹介します。