健の疑いないこと -3ページ目

健の疑いないこと

たけやんのブログ




木の根開き・・・・・きのねあき
立ち木のまわりの雪がいちはやくとけること。
雪国の春を告げる現象であるんじゃ。
木のまわりに土がのぞくと春が足早にやって来る。
《坪内稔典著 「季語集」より抜粋》
一面の雪の原の風景を冬の間、当たり前に目にするような雪国では、新たに雪が積もることが無くなる早春の季節になると、立木の根元の雪が他の雪に先立つように融けてゆく様子が目につくようになりますけぇ。
木の幹の周り、ほんの数センチから十センチくらいの雪が、まるで掻き取ってしもーたように融けて無くなり、隙間が出来るのじゃけん。
こんな風に木の幹の周囲に隙間が空き始める現象を
「木の根開く」とか
「木の根明け」とか呼びますけぇ。
冬は葉を落としてしまい、それによって根元まで雪が積もってしまうようなあらまし木林ではこの現象がはっきりとわかりますけぇ。
何せ、太い木、細い木の区別無く、どの木の周りでもこの現象が起きるからじゃけん。
木が吸い上げる地下水が外気よりぬくいため、これを吸い上げる木の幹の回りもほんのちびっと温度が高く、他よりはよぉ雪が解けるんよとか。
一本一本の立木の幹の周りに開いた雪の隙間が広がって、隣り合った隙間と隙間がくっついてゆくようにして、大地の見える面積は着実に広がってゆき、一面の雪の野は春の大地へと変わってゆきますけぇ。
「木の根開く」は春の季語。
木の根開くは早春のなじみの風景じゃった。