FM229_番外地 ロシア語の日日◇独習でどこまで行けるか 2025/12/24
11月24日(月)必要にせまられてロシア語をまなぶ。過去に三度挑戦して三度挫折している。三度目も正直に敗退したのであった。
「会話の奇妙な展開」が評判の『ニューエクスプレスプラス ロシア語』黒田龍之助著、白水社、2018年、CD付。 横浜市立図書館の蔵書を借用。
12月3日(水)ひたすらロシア語に没入するひとがいた。
『ロシア語だけの青春』黒田龍之助著、筑摩書房、2023年、ちくま文庫。原:『ロシア語だけの青春-ミールに通った日々』現代書館、2018年。
東京、代々木駅東口にかつてあった私塾、ミール・ロシア語研究所(1958-2013)でロシア語を学び教えた著者の体験記。ミール мир はロシア語「世界」。
「暗唱してこなかった学習者の外国語は底が浅い」(同書、ちくま文庫版、p.66)。
12月6日(土)東大生協本郷書籍部をのぞく。生協組合員は定価の1割引き。
『新版 ロシア語文法便覧』宇田文雄著、東洋書店新社、2016年、垣内出版発売。485p. 本体4200円。1ページあたり0.8円はやすい!-1ページでこけたら高い買いものにつく。
「はじめに」に文法書は語学習得の「三種の神器」のひとつとある。あとのふたつは教科書と辞書。ただし「発音・会話面の音声教材は別として」。
複雑な言語現象にであうたび、辞書をひいて個別の用例をとおして理解し記憶するしかないのか。これをすくうものこそ体系化した文法書である。独習のばあい。
ほんとに必要なのは、すぐれた教師とよい教科書とお金なんだけどね。
12月11日(木)NHKラジオR2「まいにちロシア語」初級編と応用編をきく。
インターネット「らじる★らじる」聴き逃し配信で一週間くりかえし聴取できる。なんべん聴いてもタダ。
12月19日(金)東洋文庫(東京都文京区)にてシーボルト『日本』ロシア語版を閲覧。三巻を洋装1冊に合本してある。縦19cm。翻訳であって翻訳でない。地図はあらかたうしなわれた。旧蔵者(日本名)の朱印と署名がある。
12月21日(日)新横浜、有隣堂書店にて白水社『パスポート初級露和辞典』(米重文樹編、1994年)を購入。初級と銘うつだけあり簡潔。ページをひらくにまかせて単語・例文をはじから暗記するため。暗唱用の単語集に代えて活用できる(ような気がする)。
道はふみだしたばかり。
(大井 剛)
【見出し画像】 『北槎聞略』巻六、魯西亜[ロシイヤ]國字母。
『北槎聞略』桂川甫周撰、寛政四年(1792年)。徳川幕府献上本が国立公文書館 内閣文庫に蔵されている。大黒屋光太夫のロシア見聞録である。
*国立公文書館デジタルアーカイブ > 重要文化財(和書) > 北槎聞略
『北槎聞略』亀井高孝校訂、三秀社、1937年。同、増訂版、吉川弘文館、1965年。
『北槎聞略 大黒屋光太夫ロシア漂流記』桂川甫周著、亀井高孝校訂、岩波書店、1990年、岩波文庫。484p.
(更新記録: 2025年11月24日起稿、12月24日公開、12月31日修訂)

