私の大きな経験の1つに、父親が自ら命を絶っていることがある。
従兄姉も父が大好きなくらい子煩悩で、図書館の利用の仕方、読み書き、計算など。
良い事も悪い事も喧嘩のやり方だって全部父に教わった。

命の大切さだって教えてくれたはずなのに、父は…。
最後に交わした言葉、鬼のような形相からは信じられないくらい穏やかな表情で
眠っていたっけ。

馬鹿。お父さんのバカってしか声が出なくて、悔しくて哀しくて勝手なことをした父が
許せなくてね。 父の悲しそうな表情を夢で見たり、行かないで!って叫んで目覚めたり、
それでも私は壊れそうな私自身と闘い続けた。

気付けば遠かった父の年齢に近づいている私。
命日の前後は眠れなかったり精神的に不安定になっていた時期も、5年、10年、15年と
時間が過ぎて行く中で普通に過ごせるようになっていた。

海外で暮らす弟から21年経ったことを聞いて、ズキズキした傷みがないことに気づいた私。
父がしたことは私にとって今も悲しいことには変わりないけれど、私が父に愛されていた
ことも私が父を愛していることも変わらない。

文字に起こすまで時間はかかったけれど、2年前に受けた傾聴カウンセリングで私が
話したこと。 私の口から出た時にはボロボロ泣いていたけれど、今は真っ直ぐに言える。

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いつか誰かの役に立ちたいと漠然と考えていた30代。
あの頃は私自身がどうにかしたかった。

今は経験した者、遺された者としての目線だけではなく、傾聴カウンセラーとして
精一杯目の前にいるクライエントの話が聴ける私で在りたい。
課題は沢山ありますが、私が活動を拡げて行く場として現場に入れるよう
今後も学び続けます。

 

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