(13) ドイツでは、冬でも、マラリアに感染?(1884年~1888年)
20世紀半ばまで、オランダで、マラリアの主な媒介蚊は、Anopheles atroparvusであった。
当時、オランダでは、家畜小屋と、人間の住居の暖かい場所に隠れているAnopheles atroparvusは、冬期と、冷夏の間中、吸血し、マラリア原虫を媒介し続けていた。
そして
http://www.cdc.gov/Malaria/biology/mosquito/map.htm
(←色が塗ってある地域にハマダラカが生息している)
によれば、今のドイツには、Anopheles atroparvusが生息している。
したがって、1884年~1888年頃のドイツでは、冬でも、マラリアに感染していたのではないかと、私は考える。
もちろん、厳冬期にマラリアに感染したのではなく、単に、潜伏期が長かっただけかもしれない。
あるいは、冬のマラリア感染と、潜伏期が長いことの両者の要因がからまったのかもしれない。