ライブ初め |  『心は言葉につつまれて』

ライブ初め

今年になって初めてライブハウスに足を運んだのは、先月末の1/29 (日) OSAKA MUSEにてひめキュンフルーツ缶とcallmeのツーマンで、リリイベのインストア、ミニライブでなくてちゃんとした興行ライブはこれが2017年の最初になったんだけど、初っ端なから幸先が良いというか手応えのあるライブに巡り会えたのが嬉しい。

個性の違う2組がそれぞれの持ち味を発揮してどっちも堪能できて良かった。ひめキュンは去年ちょこちょこ観に行ってたし、基本的に愛媛のマックル勢は好きなんだな。過去に裏TIFのマックル祭りに行ったやつとかすげー楽しかったのはいい思い出。去年はマワループでフルポシェ、それからBiSH蹴ってナノライダーの熱いステージを楽しめたので、今年はもうちょっと観る機会を増やしたいと思っていたら、ナノ解散なのが残念。
話をひめキュンに戻すと、基礎からしっかり鍛えてある感触がパフォーマンスから伝わってくるのな。だから生で直接観るとフィジカルの迫力と説得力があるしラウドなサウンドと相性が良いけど、ベビメタのキャッチーさとはまた違うよね。なんというかちょっと泥臭い日本語ロックが合う感じなのは、やはりどちらかといえばNegiccoなんかと同じ努力型なんだと思うな。一から積み上げて作り上げた安定感や重みが歌やダンスに乗ってて、そういうとこに魅力がある。
対照的なのはcallmeで天才型の華やかさを感じる。語弊のある言い方かもしれないが最初から持ってるというか、例えば武藤彩未さんなどがそうだが内蔵された天性のグルーヴみたいなものを発揮している身体性として備えている、そういうナチュラルな表現がある。結成して間もない頃にライブイベントで一度だけ目にする機会があったのだが、そのときは残念ながら観覧環境があまり良くなかったのもあって、そのパフォーマンスを発揮しきれてなかったのかそれほど強い印象は残っていなくて、なんかいままで見逃してきたのが勿体なかったかも。曲もダンスも高い水準にあってソングライティングや振り付けなどすべてセルフプロデュースで活動しているのも今更ながらスゴい事だと感じ入ってしまう。なんせダンスがPerfumeとかトップクラスに並ぶキレで素晴らしかった。
それぞれのワンマンを観たいとも思うし、またツーマンを演って欲しいなぁ。