注目馬一覧 ウインバリアシオン
三冠馬オルフェーヴルとつねに勝ち負けを争ってきた3歳高素材。ダービー、神戸新聞杯、菊花賞と2着を連続で確保している。
武器は常時最速かそれに次ぐ速度を誇る末脚。極悪馬場だったダービーでも最速上がりを記録し、3000mの菊でも34秒3。スタミナと切れを兼備する馬で府中2400mはおあつらえ向き。
過去データの後押しもあり、この舞台でも軽視不可。馬場状態も不問。
エイシンフラッシュ
秋天は先行したことが災いし激流に呑み込まれて6着に終わったが、直線途中まではよく粘った。先団5頭までの馬で8着以内に残ったのは同馬とミッキードリームしかおらず、本馬はあと4分の3馬身で掲示板。逆にダービー馬の力を示したともいえる。
天皇賞・春2着や宝塚記念3着があり、距離的にはこなせるはず。出来るなら中団以降で脚をタメる競馬が理想。位置取り次第では好走の目がある。
オウケンブルースリ
近走は不振続きだったが京都大賞典3着、アルゼンチン共和国杯2着と好走。往年の菊花賞馬が復調気配にある。かつてウオッカとハナ差の争いを演じた舞台で、スタミナ勝負はお手の物。
全盛期の走りは望むべくもないが、定量戦となれば同馬本来のパワーが生きる。連下候補として買い目に入れたい馬である。
サラリンクス
モンジュー産駒のフランス調教馬。4歳牝馬である。
前走はG1カナディアンインターナショナルで優勝。4馬身の大差をつけて圧勝している。脚質的には中団差し。
前走は最内を走り、4コーナーで完全に前方があく幸運。10番人気の大穴であり展開的に恵まれた点が好走要因として大きく、重馬場であったのもモンジュー産駒の本馬に向いた。
悪天候時には注意するべきであるが、良馬場の際には割引。時計勝負では難しいだろう。
シャレータ
フランス調教の3歳牝馬。G1勝利はないが、前走は凱旋門賞で2着。ヴェルメイユ賞でも3着入線した実績がある。
脚質は逃げ先行で、早め先頭に立ち押し切るのが勝ちパターン。府中のタフなコース形態が向くとは思えない。凱旋門賞は前残りの展開であり、むしろ追い込んで3着となったスノーフェアリーのほうに見所があった。勝ち馬のデインドリームにも5馬身突き放されており、基本的には軽視でよさそう。
デインドリーム
ドイツ調教の3歳牝馬。ベルリン大賞、バーデン大賞の地元G1に勝利し臨んだ凱旋門賞でも優勝。世界最高峰レースを制して堂々日本へ乗り込む。イタリアンオークス優勝馬でもある。
本馬の戦績において特徴的なのは、大差圧勝のケースが多い点。5~7馬身の圧倒的大差をつけているケースが多く、凱旋門賞でも5馬身。斤量有利の3歳馬とはいえ、パフォーマンス的にはかなり優秀である。
血統的にはロミタス産駒で、ニジンスキーの流れを汲む。昨年のエリザベス女王杯で4着となったシャラナヤと同じ父である。父父ニニスキの系統はジャパンC掲示板好走のエルナンドやカイタノを輩出。2005年に当競走でレコード勝利したアルカセットの母父でもある。
血統的には日本の馬場でも走れる背景。脚質的には中団差し。パワフルで回転の速いフットワーク。馬場悪化時にも対応できそうで、今回参戦の外国馬中では斤量の恩恵もあり筆頭格。軽視はできない。
トーセンジョーダン
札幌記念勝ちから天皇賞参戦。7番人気の低評価ながら秋の盾を制覇した5歳牡馬。
札幌記念は先行しての勝利であったが、秋天は後方11番手から追い込み勝利。圧倒的レコードとなる1分56秒1のタイムで勝利した。
テンから終いまで速い激流が功を奏したのは確かだが、本馬自体の上がりも速く34秒2の第2位。2500mのアルゼンチン共和国杯も勝っておりスタミナ十分の上、切れ味まで備えたとなれば一概にフロック視もできない。
ブエナビスタ
天皇賞・秋は最内で詰まり4着。不利もあったが本馬自体の伸び脚もイマイチであった。現役最強の名を欲しいままにしてきた女傑も5歳となり、やや翳りの見えてきた感が拭えない。
とはいえ6月の宝塚記念では2着連対しており、昨年度ジャパンCも含めれば国内G1は秋天以前まで4戦連続で2着確保。完全に衰えてしまったとみるのは早計。上がり時計も常時ベストスリーに入っている。
本馬の脚質を鑑みれば、東京は最適な舞台。相手は強いが、軽視はできない。前走敗因は休み明けの分もあったと観測でき、今回も追い切りの気配をよくよく観察するべきだろう。
ペルーサ
春の天皇賞以来半年ぶりの実戦であったが、秋天では3着。激流の中で後方13番手を進み、最速33秒9の上がりで突っ込んだ。展開に恵まれたとはいっても、この末脚は、東京ではやはり脅威だ。
距離的には2000mが最も好パフォーマンスを発揮できると思われるが、3歳時の有馬記念で4着し、ジャパンCでもコンマ1秒差5着。ジックリ脚をタメたときの爆発力は、展開次第で馬券圏内に食い入ってくる可能性を秘める。連下候補として買っておくべき馬だろう。
ミッションアプルーヴド
アメリカ調教の7歳牡馬。主な戦績としては6月のG1マンハッタンハンデキャップ勝利があるも、近3戦はすべて5馬身以上の差をつけられて大敗。G1勝利時のハンデが52kgで、恵まれた点は否定できない。
惨敗した近3戦の斤量はすべて56kg以上で、ジャパンCでは57kgを背負う。脚質は逃げ先行で、その意味合いからも軽視が妥当。
ヴィクトワールピサ
昨年のジャパンC3着で、有馬記念からドバイWCまでG1を3連勝。世界一流馬として堂々の凱旋レースとなる。
当コースはダービーも含めると3着2回。馬券圏外はないものの、いささかパフォーマンスが落ちる印象があり、最適の舞台とは思えない。有馬記念勝ちがあるので距離的には対応可能も、直線の長いコースでは少々疑問符がつく。
8ヶ月休養明けで今回が引退レースになる可能性も高いため、実力は認めながらも割り引くべきか。
前走からのコメント・次走への状態 トーセンジョーダン 牡5
前走:10月30日(日) 東京11R 天皇賞(秋) 芝2000m 1着 についてのコメント
トーセンジョーダン(7番人気1着)
団子状態になっていた中団の後ろを楽に付いて行けていたし、流れが速かったら折り合いも付いてジックリ乗れていたのが良かったんだろうね。それに2~4着馬はゴチャついた所に入っていたけど、この馬はスムーズに走れていたんだ。それも良かったんじゃないかな。ダークシャドウやペルーサがまともに走っていたら負けていたかもしれないし、1000m通過が56秒というハイペース。前が止まる流れで運も味方した感じだけど、これも競馬だろう。でも、今回はうまくいったけど、決め手の面ではまだ物足りないんだよね。追い出してからの反応が鈍くて、ジリっぽいところがあるんだ。今回は4コーナー辺りで追っていたんだけど、普通なら速いぐらいのタイミング。でも、ピンナも調教に乗って反応が鈍いことを掴んでいたのかもしれないし、この馬にとってはちょうどいいタイミングだったんだろう。ピンナの好騎乗と運を味方に付けての勝利で、これからもGIで戦っていくにはちょっと頼りないかな。(坂井千明
ペルーサ 牡4
前走:10月30日(日) 東京11R 天皇賞(秋) 芝2000m 3着 についてのコメント
ペルーサ(6番人気3着)
中団より後ろからの競馬。追い出しを我慢できていたし、直線の長い東京ならこれでちょうどいい。でも、今回は久々のせいか、追い出してモタモタしていたんだ。結果論になるけど、もうワンテンポ早く追い出していれば届いていたかもしれないよ。この馬にしてはスタートが良くていい位置に付けたから、追い出しを我慢していたのかもしれないけどね。でも、全体的にはいい乗り方ができていたし、これで負けたんだから仕方がないと思うよ。ここを叩いて変わると思うし、馬体重は増えていたけど全然太くは見えなかったから。いい筋肉が付いて、馬が成長しているんだろう。(坂井千明)
ヴィクトワールピサ 牡4
前走:02月27日(日) 中山11R 中山記念 芝1800m 1着 についてのコメント
ヴィクトワールピサ(1番人気1着)
このスローペースをあれだけ後ろから行って、おまけに外を回っていた。決してうまい乗り方ではないんだけど、直線で突き放すんだから強いよ。長く脚を使えば最後は止まるものだけど、全然そんなところがなかったし、今はよっぽどデキもいいんじゃないかな。それに去年の秋あたりから力も付けてきているんだろうね。まだ上積みもあるだろうし、ドバイでも楽しみはあるんじゃないかな。(坂井千明)
ヴィクトワールピサ(1番人気1着)
実際に下見所で馬を見たら、有馬記念の時よりも馬が更に良くなっていたので、これならもう負けないと思いました。デムーロも「不利さえなければ勝てる」と自信を持って乗っていて、他の馬との力の違いをまざまざと見せつける強い勝ちっぷりでしたね。これがGⅠ馬の貫禄というもの。もちろんドバイでも頑張って欲しいのですが、これからもっと良くなっていくはずなので、個人的には凱旋門賞にもう一度挑戦してもらいたいと思います。(加賀武見)
ヴィクトワールピサ(1番人気1着)
五分のスタートを切ったが、テンに無理せず後方からの競馬。前半はジックリ構えて折り合いに専念すると、3コーナー過ぎから一気に動いてひとマクり。直線に向いてからも二の脚、三の脚を繰り出して後続をアッサリ突き放した。ペースが落ち着いて前と離されずに付いて行けたのが良かったにしても、勝ちっぷりは強いのひと言。ここでは力が一枚も二枚も上だったようだ。今回は極端な競馬になったが、前々で運べることも前2戦で実証済み。昨秋はひと息に終わったものの、ひと皮むけた今なら海外の舞台でも期待していいと思う。
ウインバリアシオン 牡3
前走:10月23日(日) 京都11R 菊花賞 芝3000m 2着 についてのコメント
ウインバリアシオン(2番人気2着)
この馬も本当に走りますね。ただ、あれだけ後ろにいたらさすがに届きません。中団あたりで競馬をさせて欲しいですし、この馬ならできるはず。それでも能力があるのは間違いありませんから、これからが本当に楽しみですね。
ブエナビスタ 牝5
前走:10月30日(日) 東京11R 天皇賞(秋) 芝2000m 4着 についてのコメント
ブエナビスタ(1番人気4着)
ハイペースの中で中団より前に付けて、直線でも前が壁。そこからインに切り替える苦しい競馬になったんだけど、それでいてここまで来るんだから大したものだね。さすがに最後は一杯になったけど、やっぱり強い馬。でも、馬体が減っていたのは気になったね。調教でモタついていたから、まだ重いのかと思ったらマイナス10キロ。モタついていたのは重いからではなくて、体調が悪かったからかもしれないね。身近で世話をしている厩務員なら体調が悪くなった原因は分かっていると思うし、次は立て直してくると思うよ。
エイシンフラッシュ 牡4
前走:10月30日(日) 東京11R 天皇賞(秋) 芝2000m 6着 についてのコメント
エイシンフラッシュ(3番人気6着)
スタートを決めて早々と3~4番手に取り付けたし、直線では早目先頭から押し切りを図る正攻法。動きには余裕があって全く無理している様子はなかったのだが、かなりのハイペースを追い掛ける形になって、見た目以上に馬に負担が掛かってしまったのだろう。休み明けで余計に苦しかったと思うし、今回の結果は度外視でいいと思う。
トゥザグローリー 牡4
前走:10月30日(日) 東京11R 天皇賞(秋) 芝2000m 5着 についてのコメント
トゥザグローリー(10番人気5着)
調教の走りからして、まだ太いかな、って思っていたけど、プラス2キロの馬体重。自分で身体を作る利口な馬なんだろうし、何だかんだで力のある馬だよね。中団で動くに動けない位置に入って、さらに追ってからもモタついていたんだ。そこからは前が止まったにしても、ジリっぽいなりに伸びて来たからね。ここを叩いて変わってくると思う