【15日目】2010年12月15日


14日目の夜、小宝島の民宿パパラギの2階ダイニングで夕食をいただいていると、島唯一の2階建に強風が吹きつけていた。


  小宝島


「こんなの風のうちに入らない」

宿の方がフェリーとしまの運航に太鼓判を押していた。
とはいえ、もし欠航や抜港でもされたら、あと3日居ないといけない可能性が出てくる。
 
はたして、翌朝6時30分。防災無線で運航するとの放送があった。
 
フェリーとしまの航路
 私が乗船した時は悪石島→諏訪之瀬島→平島だった
 
宝島碇泊し折り返して鹿児島に向かうフェリーとしま
 
8時過ぎに無事出港
4日間お世話になりました
 

  悪石島

 
吐噶喇列島の各島間は約1時間。
 
途中、悪石島・諏訪之瀬島・平島・中之島・口之島と、のんびり島々を眺めながらの航海を期待していたのだが、無理だった。
大きく揺れたのだ。
 
2等客室
 
予報で波の高さが4m。
速度を落としての航海で、船内もかなり揺れており、ほとんど2等客室で横になり過ごす。
 
揺れの収まる、寄港時とその前後10分くらいはトイレに行ったり、甲板に出ることが出来た。
 
 
 
ボゼで有名な悪石島
宝島・小宝島以外の吐噶喇の島々は山がちで集落が港から離れかなり登る
 
十島村HPより引用。各島の人口推移
どの島も人口は非常に少ない
 

  諏訪之瀬島

 
御岳は今も噴煙をあげる
 

  平島

 
位置的に吐噶喇列島の真ん中辺り
 

  中之島

 
十島村の中心的島だが役場は鹿児島市にある
 

  口之島

 
吐噶喇列島の玄関口
 

  鹿児島

 
夕方になり揺れが収まったと思ったら、大隅半島と薩摩半島に囲まれた錦江湾に入っていた。
 
半日以上かけ鹿児島港に入港。
北海道を出発して半月ぶりの本土だ。
 
定刻より1時間以上遅れての21時過ぎに鹿児島港到着
 
十島村HPより引用

フェリーとしまの着く鹿児島港は、市街地から近く歩いて移動出来る。
 
体が人生で一番牛丼を欲していた。しばらく離島に居たせいかもしれない。
鹿児島中心街の天文館にある牛丼屋で夕食を摂ったのだった。

【16日目に続く】