2011年3月11日17時以降


ここで1人の人物が登場する。


Eさん。前は同じアパートの上の階に住んでいて、同じ職場なのに話しした事はほとんどなかった。


この時の少し前に配属が一緒になり、話をするようになり、数少ない個人の携帯を知る職場の人に昇格した。


彼は、FXやらパチンコで江戸っ子のようにお金を消費する九州人で、その破滅的行動から、オレに消費の侍と命名され、ちょっとしたカリスマだ。


ほとんど塩漬けのFXでは使う事のない無駄なPCを所有しており、可哀想なので、添付ファイルを開くのに協力してもらった。


地元に住む従兄弟から親父と嫁と長女は無事だと衛星電話があった時は、忘れたけどオレになんか生意気に言ってきた。


普段からオレは彼の触れて欲しくない事を知っている唯一の同僚なので、時々そこいら辺をザクザク切り込んでいた。


その仕返しに、嫁と長女が食べていないかも知れないからと嫌がるオレにムリヤリ飯を食わせ、自分の車に食料やら水やら衛生用品を積めるだけ積んで忘れたけどなんか生意気なことを言ってきた。


今でもこれからも感謝なんかしてないからね。


なんて言っていたか本当に忘れたんだからね。


その日は3月16日。5日が過ぎていて、地元の手前までは何とか行けることはわかっていた。


そこで何日滞在しても必ず行こうと思い、出来るだけ眠って出発した。