腱板断裂の直接の原因は、
夏のある動作から。
落としそうになった物を、
ちょっと不自然な角度で拾おうとしたこと。
ギュン!
という感じの痛みで、
「あ、筋を痛めたかも」すぐにそう思いました。
けれど、よく思い出してみると....
様々な伏線がありました。
若い頃は休みごとにスキーに行き、
派手に転んで色々な所を負傷、古傷というものを多々作り
夏はウィンドサーフィンで重いボードを運び、持ち上げ.....
若い頃は苦労なく治った怪我も、
年令を重ね、冷えた日などに痛みを感じる事があります。
子育て以降の着付師の仕事では、
作業後、肩から指先にダルさのような、痛重い状態。
休めれば回復しますが、
回復途中で作業が入ったりすると
また疲れが蓄積していきます。
同じ仕事をしていても、
肩から指まで故障しない方がいて
本当に羨ましく感じていました。
その仕事に、選ばれた人なんだなあと。
年齢とともに、その回復に時間がかかる事を
自覚しながら、何処かでまだまだ大丈夫!
と思っていたんですね。
その上、今年は車庫のタイヤを4輪、
片付けのためラックに上げたりしました。
タイヤって、物凄く重いんですよね〜
この時、ああ、腕やばいかも....
そう思いながら何とかラックに上げて、
毎年の冬タイヤへの交換はもう無理、
そう思ったのを覚えています。
手伝っていた実家業では、
磨き込む、という仕事を主にしており
ステンレスのシンクを新品のようにしたり
バスルームをピカピカにしたり。
どちらもスポンジなどを握った手を、
左右、上下に力を入れて動かす作業です。
外注すれば良いものを、
なかなか厳しい経営状況のため
少しでも経費を浮かせればと思って頑張っていました。
趣味では色々な物を製作していましたが、
どれも細かい、力が入ることばかり。
私のしていたことは、
全て肩から指を酷使することばかりでした。
実年齢の自覚がないのも良くない事です。
元気だからと過信して、
何でも自分で頑張ってしまうのは、
この年齢では危険と思い知りました。
肩が治った後の目標は、
本業と実家業、趣味を安全に続けることです。
肩の負傷は、私の動き方、
働き方を再考させてくれた機会でもありました。