続ふうみん蟲日記 -4ページ目

続ふうみん蟲日記

ひきこもりふうみんの独り言日記だよ!

分娩室に向かう途中、浣腸をしていないことに気づいたふうみんさん。よく産む前に浣腸をして便を出すと聞いていたのですがここの病院は浣腸はしない主義のようです。「これでう◯ちまみれ決定だな」と意識朦朧になりながら思いました。

9月1日10時30分過ぎ

ようやく分娩室に入室することができました。車イスから分娩台に倒れこむように移動し、助産師さん達がわらわらやってきて準備を始めました。その準備の間も容赦なく波はやってきて、早く始めてくれ!と心の中で叫びますが、助産師さん達は和気あいあいとしています。(失礼ですがそう見えてしまった)そこでちょろっと助産師さん達の「よくここまで旦那さんと二人で耐えたね」という話し声が聞こえ、もうちょっと早くナースコールを押しても良かったのだと思いました。

助産師さんから「陣痛が来たら横のレバーを握り、こちらの方を見て思いっきりいきんで下さい」と言われ、職場のおばさまの「いきむって言うのはう◯ちを出す時のいきみと一緒よ!」の言葉を思い出し、う◯ちまみれだってなんのその!と思いっきりいきみましたが、どうやら助産師さんが肛門を押さえいるようで、う◯ちが出ない仕組みになっていました。

便秘になった時の踏ん張りを思い出し、それ以上の力でいきんでるつもりでしたが、どうやらいきみが足りないらしく赤ちゃんはなかなか出てきません。すると一人の助産師さんが「さっき横向きで陣痛の進みが早かったから、横向きになってしばらく頑張ってもらおう」と言い、横向きである程度赤ちゃんを出し、最後は正面を向いて出す作戦となりました。

分娩台の上で横向きになり、柵を握りながらひたすら一人で耐えるふうみんさん。先ほど正面を向いていきんだ時には助産師さんがいろいろ声かけしてくれましたが、「こいつはしばらく出てこないな」と思われたのかしばらく放置状態でした。唯一、見学の看護学生の2人が汗だくのふうみんさんをうちわで扇いだり、腰をさすり続けてくれました。かれこれ30~40分くらい横向きで踏ん張り続け、やっと再度正面でのチャレンジとなりました。

いよいよ出てきてくれるか、と思いっきりいきむのですが体力も既に限界に来ており、なかなか力がうまく入らず赤ちゃんは出てきてくれません。「早く出てきてくれ」となりふり構わず歯をくいしばり、「ぅぎぎぎぎ」と声にならない声を出し涙を流しながら踏ん張りますが、それでも出てきません。そこに医師がやってきて「赤ちゃんを出す手助けで少し切りますね。」と言われ、麻酔をあそこに打たれるのですがその痛みなんて全く気にならないくらい痛さMAX状態です。むしろ麻酔のチクっという痛さが陣痛の痛さを若干紛らわせてくれて心地良いくらいでした。

あそこも切り穴も大きくなり「さあ出てこい!」と行きたいところでしたがしぶとくまだ出てきません。そうこうしていると「待ってました!」と言う声と共にベテラン助産師さんらしい人が他の分娩を終えやってきて、ふうみんのお腹を押し、赤ちゃんが出てくる手助けを始めました。知らぬうちに周りのスタッフの人数も増え、みんなで「せーの!」「頑張れ!」「もうちょっと!」などと掛け声をかけてくれ、ふうみんさんもその声に後押しされ、血管が切れそうなくらい踏ん張り、この先一生ないだろうというくらいの顔と力を出したら、「にゅるり」という感触と共に赤ちゃんの頭が出てきました。その後はするする身体も出てきて、11時56分、3510gのふうみんベビー(男)が誕生しました。

赤ちゃんはすぐに処置台に連れていかれ、泣き声を聞いた時には涙がこみ上げて来ました。助産師さんと1時間以上うちわで扇ぎ、腰をさすり続けてくれた看護学生にお礼を言い、心の中で無事に産まれてきてくれたふうみんベビーにも言いました。

う◯ちもどうにか出ず、痛さからもやっと解放されるとホッとしたのもつかの間、赤ちゃんが出てきた後に出てくるはずの胎盤がなかなか出てこず、ここから1時間近く胎盤を出すためにお腹を押したり、子宮の中をかき回されたりと結構な痛さと格闘し、さらに産む時に切った所と赤ちゃんが大きかったため肛門の方まで避けてしまった所を縫う痛さもこれまた思わず「うぅっ」と声が出てしまうもので、最後の最後まで痛さとの戦いでした。(さらに言うとその後しばらくは痛さとのお付き合いとなる)その処置の間、せっかく分娩中出なかったう◯ちが出ていたと思われ、なんとなく「出でいるかも」という感触と共に助産師さんがピンセットで何かを容器に入れる作業をしていました。その後助産師さんに「昨日から(う◯ちが)出ていないので、たくさん出てしまっていたらすみません」と言ったら「みんな出るから大丈夫よ」との返事に、やはり出ていたのだなと確信したふうみんでした。

分娩室に入り1時間半で無事出産となり、これが安産だったのか難産だったのかわかりませんが、自分的には陣痛はともかく、分娩はもうちょっと早く出てくるものだと思っていました。それはふうみんが産んだ後の処置中、隣の分娩室に叫びながら入っていった方が、分娩室に入ったと思ったら「おぎゃーおぎゃー」と赤ちゃんの声が聞こえ、助産師さんが「隣はもう産まれちゃった」と言っていたからです。(後にこの産んだ方とお知り合いになるのですが、初産なのに一回いきんだら出てきたというスピード出産だったそうです。)


こうしてふうみんの出産物語は無事幕を閉じたのであります。だらだらと長く書いてしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
余裕があって気が向いたらそのうちその後の入院体験記を書きたいと思います。