2026/05/09@浦和

監督 瀬々敬久

負の連鎖止まらず

★★☆☆☆


湊かなえ原作とくれば嫌な気持ちになるサスペンス、いわゆる「嫌ミス」ですけど、今作は、ホント危険な香りしかしなかった。瀬々監督作品だから何か真に迫る物があるのかと思ってましたが、嫌な気持ちばかりでした。


時節を行ったり来たりしたので混乱します。壊れた人間が普通の人間の人生を狂わせる、当事者にしてみたら運命を恨むしかありません。なおかつ原因を作る人は報いを受けないとなると救いようがない。


イジメをやる小学生がどうにも憎たらしい!その口を塞ごうと、実力行使に出た教師の篠宮真唯子(黒島結菜)の、実際に口にアイアンクローを決めた時は驚きと爽快感がたまりませんでした。


まあ、この話はフィクションとして楽しめたら良いでしょうか?役者陣の熱演は素晴らしい。玉置玲央は気持ち悪く恐ろしい男ですね。北川景子の突然スイッチか入る姿も素敵でしたし、くしゃくしゃにして泣く顔も女優魂を感じました。


複雑な家庭環境で育ちながらも、祖母の期待に応えて教師になる夢をかなえた篠宮真唯子(黒島結菜)ある日、彼女の教え子である佐伯章子(山崎七海)のもとに、「20年後のわたし」と名乗る人物から手紙が届く。半信半疑のまま返事を書き、父(松坂桃李)を亡くした悲しみの中で、心を閉ざした母(北川景子)とつつましく暮らしていた。いつしかいじめのターゲットになり孤独な日々に耐える章子だったが、母の恋人(玉置玲央)からの暴力や、そして信じがたい事実が彼女を追い詰めていく。深い絶望のなか、章子は唯一の友人である亜里沙(野澤しおり)と「親を殺す」という禁断の計画を企てる。そんな章子を救おうとする真唯子は、社会の理不尽さに押しつぶされそうになりながらも手を差し伸べるが……。