元祖富山ブラックラーメン「大貴」で名物「「富山ブラック」を | しろぐるめ*おひとり絵かきのナチュらくレシピ

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毎日のひとりごはんを楽しくラクにヘルシーに。野菜中心+たまには思い切りジャンクに!お友達を呼んだときのお料理やちょっとした工夫もメモ代わりにアップしていきます。

だいぶ前になってしまうのですが、友人Sさんの観劇にくっついて
旅好き、舞台好きのメンバー数名で富山一泊旅行をしてまいりました。
いや、いいね、富山。北陸新幹線ができて近くなったし、
食べ物もおいしいし観光もいろいろあって、大変気に入りました。

富山が実家の友人Kさんにおすすめしてもらったお店で、
寿司やら、飲みやら、どれもこれもうまかったのですが、
編集Tさんが「どうしてもはずせない」と昼食に組み込んだのが
これまた名物という「富山ブラックラーメン」。
元祖とうたっている「大貴」というお店が特に有名のようです。

私、不勉強にて初めてききました。なんか、名前からしてキワモノっぽいぞ。
しかも、当日タクシー運転手さんがいうことには
「あー、あのお店のは女性にはしょっぱすぎるかも」。
名物なのに、おすすめされない、とあれば、

・・・ええ、ますます食べたくなるのが人情というもの(当舎調べ)。

お店はいつも行列しているらしいのですが、あいにくの雨でさほど待たずに入店。
カウンターのみの長細い店内、システマチックに注文がとられます。
壁には、色紙がずらり。


しょっぱいのでごはんをつけるのがおすすめのようですが、
私はあえて自分の「しょっから強さ」を信じて単品で。


富山ブラック、名にたがわぬ黒さです。
や、黒いな。しかし具がどっさりのっていておいしそう。

ひとくち、食べて、「ん、いや、しょっぱいけど、いけるな、いや、でもしょっぱ…しょっぱいな!」
塩からいというより醤油しょっぱく、でもその向こうからいろんな味がしてくるような、
しかしのっかっているメンマが舌をやすめるどころかさらにしょっぱく、
なるほどこれは、汁をおかずに、メンマをおかずに、チャーシューをおかずに、
ごはんをパクパクと食べる、労働者のためのガッツリラーメンなのでしょう。
しかし、かたくなにごはんなしで食べる。
あ、でもオプションの生卵はのせてもよかったかなあ。
途中までそのままで、後半黄身をくずして食べたら味がかわって楽しそうだなあ。

麺はしっかり太麺なので、汁を吸いこんでしまうことなく、いけます。
しょっぱいけどうまい。しょっぱいけど、なんかとがってはいない味。
不思議です。

太い麺も、太くてコリコリのメンマも、厚くてしっかりしたチャーシューも、
とにかく噛むので、しょっぱさだけのせいでなく、意外と食べるのに時間がかかる。
それも、折角並んだラーメンを瞬殺しないで済むのでむしろ嬉しい。


飲み干すと「さすがに身体に行けない気がする(編集Tさん談)」と、
汁こそ残させて頂きましたがなるほどクセになるかも、というラーメンでした。
体育系の部活をやってた頃に、ハフハフっと頂いたらいいだろうな!って感じです。
そうそう、そういえば子供の頃はずっと太っていて大変な汗かきだったので
私はしょっぱいもの好きなんだろうな。
思わずそんなことまで思い出してしまった富山名物でした。

ご馳走様でした~!

元祖富山ブラックラーメン 西町大喜