信用保証協会を利用する「メリット」「デメリット」について説明します。 信用保証協会を利用するメリットを知っておけば「保証付融資」の審査可決率は大幅にアップします。信用保証協会を利用するメリットは、大きく分けて2つあります。ひとつは、金融機関の融資審査が通りやすくなることです。通常、プロパー融資(信用保証協会保証付でない融資)の審査は難しく、会社としての実績が無ければ融資を受けることができません。しかし、保証協会を利用すれば、銀行側が安心して融資しやすくなります。なぜなら、債務者が万が一返済できなくなっても、信用保証協会が代位弁済(返済を肩代わりしてくれる)してくれるからです。ただし、保証協会が100%保証するわけではありません。通常は、80%です(制度の中には100%保証のものもあります)。金融機関が20%リスク負担しており残高1,000万円の保証付融資が返済できなかった場合、保証協会は「80%」にあたる「800万円」を負担します。そのため、保証協会の保証審査が通っても、別途銀行からの審査も実施されます。ふたつめは、銀行審査のハードルが低いことです。また、信用保証協会の保証を得て融資を受けると「二回目以降の審査」が楽になります。一度「事業融資」の借入実績を作ると「金融機関の側から信頼」が得られ、 資金調達がしやすくなるのです。

 

信用保証協会のデメリットは審査期間が長いという点です。信用保証協会を利用する場合は、金融機関と信用保証協会の両方で審査が行われます。このため、プロパー融資に比べて「審査の時間は長く」なるので注意が必要です。ふたつめは、信用保証協会を利用すると「保証料を支払う必要」が生じるため、一定の注意が必要です。信用保証料が気になる経営者は多いのですが(実際のところ)保証料は高くありません。例えば、1,000万円を「1.35%の保証料率」で借りた場合(元金均等割賦返済/60カ月の借入で計算)、信用保証料の総額は「185,319円」です。高金利ローンを利用した場合に比べれば保証料の負担は少なく、リーズナブルに感じるはずです。いかがでしょうか? 今回は、信用保証協会を利用するメリット・デメリットを説明させていただきました。

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