人を観察する達人はどこを見ているか?
丁寧な言葉遣い 謙虚な態度 卓越した知識
私が若い頃、上司がぽつりと言っていました。
「人をみる時に、掃除をしている姿を見れば大体わかる。 めんどくさそうにやっている、毎日同じ事をやっている、手を抜く・・・・・」
さすがに若い頃の私には良く意味がわからなかった。
しかし、人生経験を積むごとに、ある事がわかった。
それは、「人が意識してやることは身に付いていない」ということ。つまり、意識して挨拶する人は意識しないと挨拶できない。だから、意識がどこかに行っているときは挨拶が出来ない。
これは、リハビリで患者さんの歩行などにも言えることで、意識しているときの歩容は良いが、訓練室を出たとたんに、他に意識が向いて異常な歩行となってしまう。
つまり、無意識でも自然に出来ることが、「身に付いている」と言うことであり、どんな時でも同じ姿勢を貫くことが出来るのである。
従って、人をみる達人はその人の無意識の行動や仕草をよく観察するのである。ここに、表面的なことでごまかされるか、本質を見るかという目利きの違いが生じる。