一番大事なことを忘れていました。
姉婿の叔父が昭和19年12月6日、フィリピンのレイテ島において敵の戦闘機と空中戦で26歳の命を散らしました。
戦後の昭和50年代半ばに、奇跡的に生き残られた神戸出身の戦友の方が、その一部始終を目撃されて家族に伝えられました。
26歳といえども、あどけなさが残る優しいその面影は、私の甥(姉の次男)に何処となく似て、愛おしさがよけいにつのります。
今も、レイテ島のどこかの草葉の陰で、世界がいつまでも平和でありますように見守ってくれているように思えてなりません。