ありがとう さよなら | 瀬戸際おじさんの徒然日記

堺正章さんのヒット曲「北風小僧の寒太郎」や、3月の卒業式では必ず歌われる「ありがとう さよなら」の作曲者福田 和禾子さんが亡くなられました。

彼女の父は、「サーカスの唄」「花言葉の唄」や「何日君再来」の歌を日本に紹介した往年のスター松平 晃さんで、彼の出身学校の先輩である藤山一郎さんが晩年までピアノの演奏には彼女を重用していました。

父子で現在の東京芸大卒であり藤山一郎さんの後輩でもありました。

松平晃さんのエピソードに、これまた往年のスター楠木繁夫さんの出棺の際、ピークを過ぎた歌手に見送りする人がなく、たった3人が見送ったということです。その3人は、松平 晃さん、作曲家古賀政男さん、無二の親友で作曲家高木東六さんで、楠木さんのヒット曲を、涙を流して合唱して見送った、情の厚い歌手でした。

昭和30年代中頃に60歳半ばで亡くなられましたが、彼女も同じ様な年齢でした。

松平さんの歌も永遠に歌い続けられるでしょうが、彼女の歌も、いつまでも小さな子どもから大人まで心に刻むことでしょう。

「あーりーーがーとう さよーなら とーもーだち・・・・・」

別れは誰でも悲しいことです。