ラジオをつけっぱなしで眠り込んでしまいました。
NHKの深夜放送で、昭和の歌姫,関屋敏子さん(M35年~S16年)の「庭の千草」が流れていました。
日本人初のミラノのスカラ座でプリマドンナをつとめた歌手です。
昭和51年に初めて彼女の声を聞いてファンになりました。
日本歌曲の「田植唄]「宵待草」が有名で、外国曲では「旅愁」「故郷の廃家」、「愛の歓び」の一節の息継ぎの苦しい声がレコードに残されており、早くして自らの命を絶ったことと相まって、胸が痛みます。
「庭の千草」は、スコットランドで「夏の名残りのバラ」として親しまれ、この時期にピッタリの歌で、辛いことの方が多かった今年の夏の出来事が、走馬灯のように脳裏を駆け廻りました。
ちょっとセンチメンタルな夜更けになりました。