私は
アダルトチルドレンのカウンセリングを受けた時期がありました。

少しだけアダルトチルドレンの情報や知識も収集しました。


あの人もまた 
アダルトチルドレンでありました。

身バレが怖いので
詳しく書けませんが
あの人は
子どもの頃
父親を殺そうと思っていたそうです。
自分を保つ手段が
それだったそうです。
ただ
実行しなくても
お父さんが変わった(あの人に対して過度な期待をしなくなった)らしいです。


付き合っている間に
一家の集まりの際に
お父さんがあの人に
「お前に期待をし過ぎた」
と謝ってきた事があり
あの人は少し気が楽になったけれど
まだわだかまりはあると言っていました。

私は
「話す機会があるなら
 殺そうとまで思っていた事を伝えた方が いい。
 それが、あなたの救いの第一歩。」
と話しました。

あの人は
お父さんからまた
その話があり謝ってきた時に
そこまで思い詰めていたことを話したら
お父さんはかなりショックを受け
あの人の妹さんは
「今さら、そんな事、言って何になる」
と怒り
お母さんは
「仕方ない。私はあなたの母だから
 これも受け止めなければ。」
と言われたと
その時の事を後悔や戸惑いをもって
あの人は私に話しました。


私は
「それでいいの。
 あなたが苦しんだ事、苦しんだ分
 お父さんは今、受け止めるべきだから。
 あなたは何も悪くない。
 妹さんの理解が浅いだけ。
 お父さんも上辺で謝っているだけでは
 甘いの。あなたをそこまで追い込んでい た十字架を背負うべきなの。
 そうして初めて、お父さんは入口に立つ のだから。今はショックが大きいかもし
 れないけれど、本当にあなたに悪かった と思っていたら、必ず関係性が変わって
 くる。あなたが本当の気持ちを言わなか っら、お父さんだけ気持ちが楽になって
 あなたは完全には救われないまま。
 だから言って良かったの。
 よく言えたね、頑張ったね。」
と話したら
あの人は泣いていました。


それから
しばらくして

あの人は
お父さんをやっと許せたし
お父さんとの壁がやっと崩れた…と。
お父さんも変わった…と。
私に感謝する…と言ってくれました。



私にはもう
私の思いをぶつける母も大叔母もいません。

あの人の闇が少しは晴れるような
手助けが出来たのは
私が救われないままだから。

これで
普通なら
あの人は私の事を
いい女だったと思い返すはず…
なんだけれど
あの人は普通じゃないから
きっと私が面倒だった事しか
覚えていないかも。