実家に猫が住みついて、猫愛がここ数年ぶりに高まっています。

やっぱり、猫のいる家はいいなぁ、とうれしいんです。

なかなかお目通りのかなわない、小心者の 、しかも平凡な猫ですが、それでもうれしい。

久しぶりに、絵本を引っ張り出してきて、開きました。



 

息子が小さい頃、読んでやった絵本です。
息子のお気に入り、というより私のお気に入りで、当時、自分が読みたい気分の時、読み聞かせていました。

白い子ねこの1年を描いている本で、その子の名前は、「みどりの目」というんです。

この絵本を開くと、今まで一緒に生活してきた猫たちのことをたくさん思い出すのです。

家で生まれた姉妹猫が、母親猫のもとから、すこしづつ距離をのばして、冒険していった姿。

庭で、走り回っている姿。廊下で走り回って、滑ったり、前足の爪がこたつ布団に引っかかって困った顔とか。



 

1年たつと、若いしなやかな猫に育ちます。
落ち着きはないけど、とりあえず、身体は大きくなります。

   「いま、はるが めぐってきて、
    ぼくは、1さいに なりました。
    ぼくは もう、
    こねこでは ありません。
    ぼくは、ねこです。」
     

なんの、面白みもない文ですが、私はこの文の書いてあるページが好きです。

我が、猫たちを思い出すからかなぁ。

一緒に寝起きをともにしていた猫どもが、成長したり、年老いたり、そんな、日々を思い出すからかな。