‧✧̣̥̇‧✦‧✧̣̥̇‧✦‧✧̣̥̇‧✦‧✧̣̥̇‧✦

     season4

    episode20

‧✧̣̥̇‧✦‧✧̣̥̇‧✦‧✧̣̥̇‧✦‧✧̣̥̇‧✦


「これは夢だとわかってる」

「階段は降りたらダメ……」


野根澄しそ美は

しっかりと手を繋ぐ

田貫登真斗につぶやいた。


こっちも降りる階段。

そっちも、あっちもだ。

「上がる階段を探そう!」


顔は見えなかった。

だけどその手は

登真斗だとわかった。


目が覚めて

2人がパラレルワールドを

さ迷っていた事に驚く。

しかも夢だと

夢の中でわかっていたのだ。


(…へぇぇぇぇ、、、。)


昨日の3時間におよぶ

登真斗との通話の後

[ 一夜限りの人妻系婚外恋愛 ]の

反吐が出るブログに闇落ちし

(…こんな話が人気かよ)と

この3次元の世界に

嫌気がさす。


さすと同時に

所詮その世界の一員である自分に

苦しくて、やるせなくて、

落ち込んだ。


しかし堕ちる気持ちをなんとか、

しそ美お得意の

男性性でグイと上げ

やるべき事に向かった。

そして深夜までそれを続けて

目処が立ったところで眠ったのだ。


目覚めて夢を思い出し、

しばらくすると

ひらめいた。


(あ、、)

(次はこのコンセプトでいこう‼️)

(そうだ、)

(ずっとやりたかったあれも取り入れよう‼️)


ひらめきに心が踊る。

完全に抜けたな…と確信する。


急いでグラフに書く。

忘れないうちに書かなきゃ!!


しそ美は昨年年末から

登真斗と交信があった日

その日見たエンジェルナンバー

夢、ひらめき、自分の感情を

グラフに書くようにしている。


この不思議な宇宙法則には

必ずパターンがあると

行き着いたからだ。


たとえ登真斗との

ツインレイストーリーが

信じられない時があっても、

今までの自分の道のりに

悲しみを覚える日があっても、


宇宙という高次元の存在、

祖先神様、産土様

瀬織津姫様の存在は

絶大なる信頼がある。

これはもう

どんな時であっても揺るがない。


(…凄い。)

(…やっぱりそうか‼️)


登真斗との交信は

その直後には何も起こらない。

むしろ、

カルマメイトを疑うほど

引き寄せられ心揺らいで

かき乱されて

1度は堕ちるんだ。


しかし

その後、必ず上がる。

高くジャンプする前に

一旦しゃがむ現象が

登真斗と交信すると起きるんだ…


(…あれ?)

(数日前の高飛びの夢、、、)


2回、

足元から階段が出没するが、

それを降りなければ

驚く高さまで2回、

ジャンプ出来る夢。

(…これが2回目の階段か‼️)


よし、構想を練ろう。

向かう先は4/9

牡羊座新月皆既月食の日だ!


ヒラメキは輝いて

しそ美を軌道に乗せた。


眩しい景色が遠くに見える。


車両の先頭に乗り込む

野根澄しそ美。

本日より

本線に戻ります。*∅


2024.4.4

道照月子

~season4episode21へ続く~