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season４
episode６
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【Ａ】🚪
Happybirthday!!!
午前0時と共に送信する
田貫登真斗へのメッセージ。
2ヶ月ぶりのLINEが稼働し
2人のコンタクトも再始動した。
登真斗からの返信は無くていい‼️
と、覚悟を決めて
野根澄しそ美は
Happybirthday!!!を
送ることにした。
送るならば0時がいい、
そう考えた。
朝なら仕事が忙しく
昼ならうっかり忘れて
慌てて思い出したみたいで嫌だから
0時しかないと思った。
Happybirthday!!!
とうとう送ってしまった。
再び繋がることに
とてつもない抵抗と
プレッシャーはあった。
それでもそれらを跳ね除け
自分の中の沢山ある感情のうちの
【それを伝えたいだけ】を
引っ張り出して
そこを尊重する事にしたのだ。
朝になり登真斗は既読。
そして昼過ぎに
"久しぶり！"
"ありがとな！"
だけが来て
しそ美もそれを既読して
終わりにした。
ターンは返さなかった。
言いたいことだけ言ったんだ。
それでいいや。
登真斗はどう思ったかな…
なんともモヤモヤしたやりとりに
こんな事なら
送らなきゃ良かった…とも思った。
登真斗は家族と普通に
暮らしているだろう、
仕事だけが少し大変で、
それでも流れに乗りながら
流れに逆らわず乗りながら
今を生きているのだろう。
Happybirthday!!!言われても
ありがとな！しか言えない。
それ以上も以下もない。
覚えていてくれたんやな！とは
言うかもしれない。
けど、そんな事は当たり前で
しそ美にしたらショック。
(忘れるとでも思ったの？？)
次に言いたいことは
"元気でな！"でしょう？？
しそ美はネガティブにならないよう
どう気持ちをセーブするか
保身に入る自分に気づく。
どれもエゴ。
どの感情もエゴ。
エゴだらけ！
この扉を開けるには
この展開を受け止めて
受け入れる勇気が必要だ。
しそ美の手は震えている｡*∅
2024.3.28
道照月子
#ツインレイストーリー#大人の童話
～season４episode７に続く～