‧✧̣̥̇‧✦‧✧̣̥̇‧✦‧✧̣̥̇‧✦‧✧̣̥̇‧✦

      season4

     episode3

‧✧̣̥̇‧✦‧✧̣̥̇‧✦‧✧̣̥̇‧✦‧✧̣̥̇‧✦


この現象が起きた時

一瞬は嬉しかった。

大切な物が壊れたからだ。


ようやく"  壊れる  "という

現象が起きた。

この時を待っていたかもしれない。


おかしな話だが

野根澄しそ美の副業で

これが無くては始まらないという

メインの器具が

壊れてしまった時、

(キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!)

と感激する自分がいた。


この転機を心の中で待ち望み

苦あれば楽あり的思考が沸いた。

スピリチュアル的思考でいう

"大切な物が壊れる"という現象は

しそ美にとって

宇宙様からようやく

ステップアップの切符を

渡されたような

ようやく順番が回ってきたような

(ありがとうございます!!!)

という感覚だからだ。


しかしそのあと

(…これからどうするの、、、)

(…簡単に買えないよ?)

(これから!という時だったのに💦)

という3次元的な

現実的焦りや困惑、


からの、

(…感謝が足りなかったんだな)

(…雑に扱ってたかもしれない)

(もう少しよく考えて使えば良かった)

(…ごめんなさい、、)

という申し訳なさと反省

取り返しのつかない現実に

落胆した。


走り続けてきた足に

強靭な強制的ストップがかかり

しそ美はもう、

立ち止まるしかなかった。


壊れた直後の喜びと期待は

すべて皆無となり途方に暮れた。

余分なお金なんて無い。

生活で一杯一杯だとしょぼくれた。

(…ツイてないなー)

(…いや、それがわたしなんだ…)

すべて意気込みと

思い込みだけで生きてきた自分に

悲しくなった。


しそ美はまた"無"の境地を

体験する。


眠ろ。


何度か昔の自分を

脱いできた思考は

一旦は落ちても

顔を上げる速度は早い。


どんなにピンチがやってきても

もうダメ、という現象を

受け入れて、受け止めて、

そんな今を認めようと

しそ美は考える自分になったのだ。


しそ美は開き直って

無表情でベットに入った。

そしてあたたかなベットに

安心しながら眠った。


目覚めて夢は

思い出せなかった。

何な重要なメッセージが

あった気がして天井を見つめた。

見つめて見つめて

考えて考えているうちに

天井のホコリを見つけた。


部屋を見回して見回して

整理整頓の余地を

大量に見つけた。


掃除、してない。

大切な事を忘れて

我武者羅だった自分が見えた。


~ 壊れたなら、また買えばいいさ。

だけどもその前に、

一旦家を掃除しよう ~


何かの転機が起きていることは

確かに感じている。

それを受け入れる心もある。


しかし闇雲に走るだけではダメだ。

その前にきっと

" 整える事 "があるはずだ。


それを宇宙様は教えてくれた。

大切な物が壊れたという現象は

気が落ちてからの這い上がりと

さらなる向上、

頑張りすぎない向上、

走る前にやる事ないかい??を

教えてくれた。


なかなか変わらない

野根澄しそ美の

"男性性多めの思考"を

宇宙様はもう何度目かになる

思考のシフトチェンジを

また課題に出した。


頭が固くて生真面目で

だけど情にもろい張り切り女を

宇宙様はあの手この手で

サポートしてくださっている。


このミッションを

どんな風に乗り越えるかは

未知である。

しそ美の精進は

続いていく。*∅


2024.3.27

道照月子

#ツインレイストーリー#大人の童話

~season4episode4に続く~