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     season 2

    episode29

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眠かった酷い眠気は終わった。

痛かった右腕は良くなった。

あと少しの給料日を前にして

お米は無くなり

ガス代も期限が迫った。


不注意でデータを抹消し

復元を試みるも叶わず

それを戻すことを諦めた。

迷走はもう、

完全に走り切った。


昨日

田貫登真斗に逢いに行って

本当に良かったと

野根澄しそ美は思う。


やはり光るシリウス

瀬織津姫様が

背中を押してくれたのは

間違いでは無かった。


決着をつける、

というような破壊を

実行するタイミングに

恵まれたのだ。


これは登真斗も、そして

しそ美自身も、

あのタイミングだからこそ

実行出来た"ぶっ壊し"だ。


思いの丈をぶちまけて

さらには相手に理解して貰えた

という充実感。


さあ、行きましょう、

これで我が道に集中する

環境が整った。

しそ美は土も少なく栄養も無い地で

ものともせずに成長する

雑草を尊敬している。

その雑草魂に

敬意の念が絶えない。


取り掛かる課題は

山の如しそびえ立つ。

数え切れないほどの

しそ美の好転要素、

あといっぽ、もう一息、

これまで積み上げてきた

自分への実績や信頼に

これからいよいよ拍車をかけて

磨きあげる時が来たんだ。

さらなる雑草魂を

燃やす時が来たんだ。


水面下で粛々と

栄養を取り込んだ土台に

あちらにもこちらにもと

種をまいてきた

あの日々は無意味じゃなかった。


しそ美のとってのサレンダーは

登真斗にとってのサレンダーを

促し通じている。


"全ては宇宙にお任せします"


幼少期に見た森の精霊、

思春期に見続けた池の悪夢、

可愛がってくれた祖母の死、

それを夢で教えてくれた祖母、

夢の中の祖母の言葉 飛翔、


田貫登真斗の前世の蜘蛛の石、

昨年辿った曾祖母おトリさんの

弓弦羽神社の八咫烏さま、

カタカムナからの保久良神社、

惑星ナンバー23シリウス

瀬織津姫様、

そして新たに増えた

両手の5つの仏眼相。


しそ美を見守る

数々の高次元の存在を

しそ美は受け止め受け入れ

感じる事が出来るようになり、


恐れと不安の思考から

安心と安定の自分軸を

構築出来る今となった。


改めての感謝と降伏、

サレンダーの次元に

ステージアップしたことを

噛み締める。


野根澄しそ美は

ここからまた

章が上がりました。

RESTARTです。


season2 ~完~


2024.1.24

道照月子

#ツインレイストーリー#大人の童話

~season3 episode1につづく~