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    episode94

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"しそ美にしか反応しない"

そんな嘘みたいな話を

ツインレイ男性同士なら

わかるのだろうか。


ツインレイ男性連盟、

そんな会合があるなら

聞いてみたい。


嬉しいけど怖い。

9歳も年上の野根澄しそ美は

やっぱりこのまま

ずっとこうじゃないという

先の現実をみてしまう。


"60歳と70歳のわたしたちも考えてよ"

"70歳と80歳のわたしたちも考えてよ"


愛すれば抱きたいとか

繋がりたいという感覚が

なくなっても愛し合いたい、

愛して欲しい、

そんな気持ちを持つのが

年上女の思考なのだろうか

悪い癖だ。


"好きやで"

"愛しとるよ"

田貫登真斗のその言葉に

返すのは


"いつか一緒にこたつでゆっくりしようね"

"そのあとのんびりスーパーに買い物行こうね"


しそ美の願う現実と

登真斗の抱きたい気持ちは

一緒だと登真斗は言う。

そこがなかなか

3次元意識の抜けない

野根澄しそ美。


嬉しかった時間が過ぎたあと

そんな意見の凸凹を

思い出しながらも

突き詰めて考えるのは

やめた。


目の前の事に向かおう、

しそ美はまた本線に戻った。


イベント、

絶対成功しよう

そして

健康も美容も気遣って

体づくりもしっかりやろう、

そんなふうにまた

軸が固まった。


登真斗はわたしを愛している

嫉妬や不安

みんな無意味だ

要らない、その時間。


神様がくれたステップアップ

乗り越えた山の先に見えた景色は

想像を絶する世界だった。


まだ足がふるえるような

次元上昇に

興奮がおさまらず

これぞツインレイプログラムだと

高揚した。


そして削ぎ落とされた

むだな感情と思考、

明確になった道。


来月の六甲山は

どんな自分で登るのだろうか。


雑草魂、根性論、

そして愛、

これらは別々の道だと思っていたのに

すべては1つだった。


男性性、女性性、

分けて生きていたはずなのに

結局は両方使っていた。


右手のオール、左手のオール

それぞれが共に動いて

前に進む。


"どこに向かうかなんて後でわかるから進め"

このサウンドが今

しそ美のテーマソングと

なっている。


どんな道も自分で選ぶんだ。

結局はLove is allに繋がるから。*∅


2023.10.26

道照月子

#ツインレイストーリー#大人の童話

~episode952つづく~