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     episode58

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1、出会い、

2、テスト、

3、二人の危機、

4、サイレント、

5、手放し、

6、覚醒、

7、統合。


この7つのステップを

踏むだろうと言われている

ツインレイプログラムは

一つ一つの期間は

定められておらず

人それぞれだという


野根澄しそ美と

田貫登真斗の2人は今

5、手放し  と

6、覚醒   の狭間を

行ったり来たり

している段階だと思われ、


しそ美のステージでは

登真斗にしがみつく手を

離しては

階段を1つ上がり

嫉妬や執着にもがく身体を

癒しては

階段を1つ上がっている


登真斗のステージに関しては

知らない

見えないし、わからない

まったくわからない


そもそも

分かろうとしなくていいんだ

見ようとしなくていいし

知ろうとしなくていい


まずそこに気づくべきなんだ


見た目や姿が好きなんじゃない

魂が惹かれ合うのだから

手放しだなんて

おいそれとはいくもんか

いかなくて普通だよ、

しそ美は自分をなだめる


山のように積み重なった

やるべき事、やりたい事に

まっすぐ目を向けよう


誰かに癒されなくても

自分以外の誰かを求めなくても

1番の味方は自分であり

1番の良き理解者は

自分であればいい


"あんたは何をやってもだめ"

両親に言われ続けて

人に褒められる事が苦手で生きたきた

認められたくてしかたないのに

他人に褒められると

恥ずかしくて謙遜してきた


"いえ、わたしなんて全然だめです✋"

ピシャリと返す

可愛げのない自分に

自分から発した言葉にも

傷ついてきた

自己肯定感が低かった


しそ美は今

1番の応援者を他人に求めていない

まずは自分が自分の

親衛隊長になった

ファンになって応援しているのだ


何故なら

こんなに健気に頑張っていて

可愛くて仕方ないからだ


登真斗との繋がりを信じながらも

時折やさぐれる嫉妬も

自分で自分を受け止めて

癒せるようになった


癒してまた次の階段を

登れるようになった


悲しみや苦しみ、

もやつきを放置せず

モグラ叩きの如く出てきた感情を

みんな見つけて

ハンマーでひっぱたいてやった


感情を溜め込まない

感情を放置しない

そのやり方で1つずつ解決して

心の毒を浄化してきたのだ


ツインレイプログラムは

どの項目も激しく強烈だ


1番も

2番も3番も4番も

みんな半端なかった

全力で向き合わずには

いられなかった


だけどステージアップするごとに

自分が変化していくのがわかる

まわりも

環境も

たった1年前とはまったく違う


離婚して1年が過ぎた今、

しそ美はまだ

5番の手放しと

6番の覚醒とを

うろうろしているが

うろうろしながらも

なだらかに緩やかに

ステージがあがっているのがわかる


秋分が過ぎ

わかりやすく空気の温度が違う


今日は部屋の断捨離をします


野根澄しそ美は確実に

ツインレイプログラムを

遂行している。*∅


2023.9.24

道照 月子


#ツインレイストーリー#大人の童話

~episode59へつづく~