ひ「ねぇ、私ってなんなんだろう。」






保「ん〜?ひぃちゃんはひぃちゃんやで〜」





ひ「ううん。そうじゃなくて」








保「……。」












私ってなんなんだろう。


本当の"森田ひかる"ってなんなんだろう。











「ひかるちゃんー!これやっといて!」

ひ「あ、はい!」





         違う。






「ひかる〜聞いてよ」


ひ「ん〜どしたん?」






          違う、







「ひかるさん!写真撮ってください!」

「お!いいよ〜!撮ろ撮ろっ」






            違う、違う、








私じゃない、。








どこ、本当の私はどこにいるの?









嫌だ、私が、私じゃなくなる…











「ひかる!この振り教えて」

ひ「い、いいよ、!」











あぁ"!もう!誰なんよ!









助けて、、助けて!!!










「ひぃちゃん。おいで」


ひ「あぁ、グスン」


「ひぃちゃん。苦しかったね。辛かったね、もう大丈夫」



「"保乃"がおるよ」



ひ「うぅっ、グスン保乃ちゃん……」
「わたしは、私はどこ。」


保「大丈夫。ひぃちゃんならここにおるで」
「本当のひぃちゃんはここにおる」


ひ「これが、本当のわたし、?」


保「そう。これがひぃちゃん。」


「無邪気で甘え上手で、でもすごくビビり泣き虫。
それなのに、パフォーマンスになるともう、すっごくカッコイイ。」



「それと、私の大好きな人」




ひ「保乃ちゃん、保乃ちゃん、、」


保「間違ってないやろ?ひぃちゃんはひぃちゃんやで」


ひ「ありがとう…保乃ちゃん」


保「全然よ〜!ふふっそんな泣いたら目が腫れるで!」


ひ「うぅ、保乃ぢゃぁん」


保「大好きやで。ひぃちゃん」


ひ「ヒック私も大好きやけん保乃ちゃんの事」


保「わかっとんで〜(笑)」












私は、保乃ちゃんが居なかったら"今"は勿論無いし
"私"も分からなかったと思う。



どれだけ辛くても、苦しくても、必ず
「味方」がいる。





だから、人生に自ら終止点を付けないで。






















人生は宝物だから























るん天